■9月25日(土)・アドリブ相模大野1日目編

・橘のテレビ出演
昼「このあとはよっ、TVKっ!も出なきゃいけねーんだよっ」
夜「このあとはよっ、テレビ神奈川っ!も出なきゃいけねーんだよっ」

ちなみにTVKとテレビ神奈川は同じです。橘@みーちゃん、このビミョーな差はナニ?(笑)
で、TVスタッフ@さっつんが「そのあとでいいですからー」と泣きつく。だから京都にいないんだってば!

・スナックししとう
専務@ともちん出演は無し。すんごい期待してカラオケ台ガン見してたのにー。

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。潤水都市さがみはら!みたいに☆hoo--☆」

じゅんすいとしさがみはら、て!

すげー!なにこのまるで通じない(!)マイナーネタ!すげーすげー!
相模大野という、全ツでも東京公演といちばん客層が変わらなさそうな場所で。
橘すげーよ、アドリブまで私好み(大爆笑)。

それで問題は「hoo--☆」なんですわ。
昼、スベった。だだスベりですね(真顔)。ったく、蘭寿さんとこに修行に行ってこいや!
全然、吹っ切れてないの。恥ずかしそーに言うんだもん、こっちが恥ずかしいってばっ。
それがかああいかったの(素)。

夜はばっちり決まった!
hoo--☆(超高音!笑)、ウィンクばちーん!!
、、、、、、まではよかったんですが……これに満足したのか、橘は一瞬、素に戻って「うふ」って「みさとちゃん」で笑いやがりましたのよ。
それがかああいかったの(もはやなんでもいいのか?)

・助監督のカチンコ
昼「中華街で会いましょう」
夜「神奈川のほとりで」

助監督@タマちゃん、だから中華街はね(以下略)。

・助監督のご飯
昼「中華街でシュウマイ食べな」
夜「中華街で中華食べな」

タマちゃん、だから中華街はね(以下略)。
タマちゃん、それで「シュウマイ」じゃなくて「シウマイ」なのね(すでに言いがかり)。

・ヤスのスタント先
「グリーンホール相模大野の屋上から、隣の立体駐車場に飛び降りる」

デフォの「駐車場」ではなく、細かく「隣の立体駐車場」でしたね(笑)。

・小夏を待つヤス
アパートで1人、小夏@すみ花ちゃんを待つヤス@みっちゃん。
「小夏う!」「ヤっさあん!」って1人芝居のとこ。

♪ナツ・ナツ・ナツ・ナツ・ナツコナツ♪

これ今日は夜公演だけで、既出だけど。多分?名古屋1日目夜が初出?私も2~3回目かな?
元ネタは♪ナツ・ナツ・ナツ・ナツ・ココナッツ♪ですね。みっちゃんどこからこんな歌引っぱり出してくるのっ。

・ヤスと小夏の結婚式場
「ニューグランド」

え?まさか山下公園前の?!嘘お!(素で気づかなかった)(いくらなんでもピンとこないって)(ゆうひちゃん、だから山下公園はね)(いい加減クドい)

・橘と子分
橘「バカばっかりなんだからっ!」ってデフォのあとに、「この根性無しがっ!」

名古屋で「たあぁ~~けっ」を出し、その後ご当地の偉人シリーズまで入れてしまい、何も言わずには気が済まなくなった橘が、勝手に台詞を増やしにかかりましたっ。

怒鳴り散らされた……つまり橘に「死なないでくれ」と言ってもらった(?)子分@こおまいの夜公演の返しが「橘さん、わてらのこと好きなんやなあ(照)」て(笑)。

・焼肉屋にて
1人で肉食う銀ちゃん@ゆうひちゃん。

昼「グラム千円の肉は違うな、奮発しちゃった(ふふふ)」
夜「俺、ハラミ好きなんだよな(ふふふ)」

・スポンサーの記念撮影
相変わらず町娘たちを口説きまくってるスポンサー@さっつん。

昼「今度一緒に宝塚観にいかない?宙組なんてどお?」
夜「今度一緒に宝塚の宙組観にいかない?かわいい子がいっぱいいるよお!」

まあこれを言ってる中の人も、実は宙組のかわいい女子の1人なわけですが。
さっつんはね、ときどき千北さんに見えます。盆踊りしてると佐助に見えるの(なにそれ)(だって)


ご当地紹介は桜木みなとくん。
ゆうひちゃんにも「その名も桜木みなと」言われてましたが(笑)。
池田屋の扮装で(池田屋の扮装なのに!)、両手を振りながらぴょんぴょん跳ねてて、すごーくかわいかったです。



以上、自分メモ的アドリブ記録のみ。

あ、明日の公演で見て欲しいとこ。
暗がりのちっす。

橘とジミー@愛ちゃんの「ちっす」、明かり落ちてからの暗がりでの激しいちゅっちゅっぷりと、がっつり抱き合うさまを見てー。
まあ大抵のかたは明かり入ってる銀ちゃん見てると思われますが(笑)、このいちゃいちゃ具合も、かなりおもしろいことになってます。
ジミーはここで橘に、唇と同時に魂を奪われた模様。そのあともずっと、橘さん通ると目がはあとになってるもん(笑)。




いろいろと難しい作品だよな、と思うのね。『銀ちゃんの恋』って。

………。

最初、ラインアップのときに思った「難しい」とはまったく別の観点から、でも、やはり「難しい」作品だと。つまりは結局、「難しい」作品だと思うのね。




ま、楽しいからいっかー!
■9月22日(水)23日(木)・アドリブ秋田編

・橘のテレビ出演
「これから、ABSっ!も出なくちゃなんねえしなっ。50周年記念なんだしよっ」

これ、橘@みーちゃんの捏造(笑)ではなく、まぢで50周年だそうですABSさん(ぱちぱち)。
それにTVスタッフ@さっつんが「なまはげ役ですか?」と返したとかなんとか(笑)(笑)なまはげ役て!

・スナックししとう
専務@ともちん出演との大ニュースが!(爆)

いやここは元々秘書@たらちゃんは出ていて客の男@こずとカラオケなんか歌ってるんですが、全国ツアーが進むにつれその仲を深めていった専務も強引に?登場。一緒にカラオケ歌っちゃってるという。1日目は素面、2日目は泥酔(笑)。

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。秋田県秋田市!みたいに」

で、橘の巨大ウィンクあっは~ん☆

・助監督のカチンコ
1日目昼「こまち物語」、2日目夜「なまはげの大戦争」
2日目昼「こまち物語」、2日目夜「秋田美人妻殺人事件」

熱海殺人事件が元ネタのはずが、火サスのノリになっている件について。

・助監督のご飯
1日目昼「きりたんぽ、食べに行かな!」、夜「ハタハタ」
2日目昼、夜「きりたんぽ」

・ババロアじゃなくて
ヤス@みっちゃん、プリンじゃなくてババロアじゃなくて。
「金萬のほうがよかったかな……」

金萬って知らなかったんですが、秋田で有名なお菓子だそうです。ググってみたら都まんじゅうみたいな?

・ヤスのスタント先
「秋田県庁の屋上から駐車場に飛び降りる」

・ヤスと小夏の結婚式場
「キャッスルホテル」

・焼肉屋にて
銀ちゃん@ゆうひちゃんも負けじと(誰に?)秋田ネタ。

1日目昼、夜「やっぱグラム千円の肉はうめえなあ、〆はきりたんぽだなあ」
2日目昼「〆は稲庭うどんだなあ」
2日目夜「比内地鶏もいいけどなあ」



全国ツアーも残すところ相模大野だけとなりました。早かったわああ。

大野の名物ってなんだろう……って、これバレンジスタ全ツのときも宙担で話してたのね。


ないです(え)。

ベイブリッジ?マリンタワー?シウマイ?
それ全部、横浜ですから。相模大野では、断じてない。

そのときの全ツファンタジスタでは、宇宙の旅に出発するファンタジスタ@大和さんが、斜め掛けにしたカバンの中から各地の名物を出すというご当地アドリブがあったんですよね。

「相模大野、なに出してくるかな?」
「でも名物、ないよね?」
「ない、ない」
(相模大野に失礼だぞ)(だって)


ん?待てよ?

あ……伊勢丹があるじゃん!

相模大野名物といえば、駅前の伊勢丹か、グリーンホール相模大野だもんね(素)。
これはカバンから伊勢丹出すに違いない、と。

結局、どうなったか。
この公演は、文化の日でした。
で、ファンタジスタ大和氏は「文化の秋!芸術の秋!タカラヅカの秋!」とかなんとか強引に繋げて、カバンの中から全ツプログラムを取り出したの。

なんだ、カバンに伊勢丹は入らなかったのか。


さあ、今回はどうなる?

だから相模大野は横浜じゃないのよっ!先に言っとくからっ!(しつこい)(サザンも不可ですっ)(ナニサマ?)(でもサザンは湘南だからっ、相模大野じゃない)

ええ。少なくとも。
スタントは伊勢丹の屋上からお願いします。間違ってもマリンタワーから飛び降りないでね☆(橘ばりに特大ウィンクでお願い☆)
だんだん現実の時間に追いついてきたぞ(笑)。


■9月19日(日)20日(月)・アドリブ仙台編

・橘のテレビ出演
1日目昼、2日目夜
テレビ局名は無しで、「俺は忙しいんだよっ!おめーらと違って暇じゃねーんだよっ!」って怒鳴り散らすバージョン。

1日目夜、2日目昼
「これから、宮テレっ!も出なくちゃなんねえしなっ」

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。宮城県仙台市!みたいに」

いや仙台では専務に絡むバージョンは出さず、「あっは~ん☆」(って顔の)特大ウィンクが、最終回はついに音声入りになってました(笑)。
「宮城県仙台市!みたいに。あっは~ん☆」みたいな。

ここの、口半開きあっは~ん☆特大ウィンクが好き。ちょー好き。

・助監督のカチンコ
1日目昼「詐欺の月」、2日目夜「ずんだ物語」
2日目昼「牛タン恋物語」、2日目夜「情熱の牛タンゴ」
「詐欺の月」、イケてる(笑)。

・助監督のご飯
1日目昼「牛タン、食べに行かな!」、夜「笹かまぼこ」
2日目昼「ずんだ餅」、夜「牛タン」

・ババロアじゃなくて
身重の小夏@すみ花ちゃんを気遣うヤス@みっちゃんですが、心を開かない小夏は彼に冷たくあたります。
せっかく買ってきたプリンを手で払う小夏、床に落ちたそれを拾いながら、ヤス「ババロアのほうがよかったかな……」

ここでヤスの仙台アドリブが。
1日目夜、2日目夜「伊達絵巻のほうがよかったかな……」

伊達絵巻というのは、萩の月で有名な三全さんが、実は萩の月よりもずっと昔から出しているお菓子です。
スカステでCMもされている三全さんが楽屋に入れてくれたんじゃないかと専らの噂(笑)。

・ヤスのスタント先
1日目昼、2日目昼「仙台のロフトの屋上から仙台駅のホームに飛び降りる」
1日目夜、2日目夜「青葉城のてっぺんから石垣を転がり落ちる」

ロフトの屋上から仙台駅も、かなりの空中浮遊が必要となります。「コレがコレなんで!」ヤス、がんばってね(笑)。

・ヤスと小夏の結婚式場
「ウェスティンホテル」

・橘と子分
橘「ほんともう馬鹿ばっかりなんだからっ!伊達政宗に学んでこいっ!」
じゅま「はいっ。伊達……正宗、ですね?(首かしげ)」

子分たちの返しは様々なんですが、「伊達政宗」は全回で。じゅまちゃんがいちばん上手く返してるかな。

・焼肉屋にて
お馴染み銀ちゃん@ゆうひちゃんと子分たちの焼肉シーン、ここ仙台では銀ちゃんが牛タンネタを(笑)。

1日目夜「やっぱグラム千円の肉はうめえな。牛タンもうめえけどな」
2日目昼「(グラム千円の肉じゃなくて)やっぱ牛タンはうめえな。なかなか噛み切れねえんだよな」
2日目夜「やっぱグラム千円の肉はうめえな。牛タンうめえなあ、これ仙台のだろ!」

・スポンサーの記念撮影
1日目昼「キミかわいいねえ、萩の月のパッケージみたいだねえ」
1日目夜「僕と一緒に牛タンをタン能しない?」
2日目昼「萩の月持ってデートする?それとも萩の調べのほうがいいかなっ」
2日目夜「ニューカマーな僕とササカマーなデートしない?それとも牛タンのほうがよかったかな?」

スポンサー@さっつん、ご当地ネタ使ってかわいい女の子たちを口説きまくってます(笑)。


初日から2週間が経過し、残すところ1週間となった宙組全国ツアー。
やはり皆の芝居が、どんどん変わってきてます。特にヤス@みっちゃん、橘@みーちゃんは、すごく変わった。

そのあたりを相模大野の千秋楽前に一度まとめておきたい。そして最終的に千秋楽を観て、自分の感じ方がどう変わるのか。
それが自分でも、すごく楽しみなのです。
■9月16日(木)17日(金)・アドリブ札幌編

・橘のテレビ出演
「これから、札幌テレビっ!も出なくちゃなんねえしなっ」

・橘「地方の時代」
1日目昼「これからは地方の時代でしょう。北海道札幌市!みたいに」
この部分どんどん派手になってきて、サングラスをさっと外してニヤり、「あっは~ん☆」と特大ウィンクを客席(の札幌市民)にかます橘@みーちゃん。

1日目夜「北海道札幌市!みたいに。専務だって、あの眼鏡女に札幌ラーメン食べに行こうって誘ってたじゃないですか」
専務@ともちんの狙う、あの眼鏡女……もちろん秘書@たらちゃんです(笑)。君の瞳に乾杯。

2日目昼「北海道札幌市!みたいに」~特大ウィンクバージョン。

2日目夜「北海道札幌市!みたいに。専務だって昨日、ジンギスカン食べてたじゃないですか」

・助監督のカチンコ
1日目昼「白い変人」、2日目夜「軽い恋人」
2日目昼「北の国から」、2日目夜「白い変人」
白い恋人……と思いきや(笑)。

・助監督のご飯
1日目昼「海鮮丼、食べに行かな!」、夜「ジンギスカン」
2日目昼「とうきび」

・ヤスのスタント先
「札幌のテレビ塔のてっぺんから飛び降りる」

・ヤスと小夏の結婚式場
「グランドホテル」

・橘と子分
名古屋では「たあぁ~~~けっ!」 とネイティブな地元アドリブ出してた橘、札幌では郷土の偉人バージョン(笑)で。

2日目昼、夜
橘「ほんともう馬鹿ばっかりなんだからっ!クラーク博士に学んでこいっ!」
じゅま「大志を学びますっ」


ニトリは銀橋があるので有名ですが、銀ちゃん@ゆうひちゃんの最初のソロや小夏@すみ花ちゃんの2幕登場で使われていたという。

で、1日目昼公演。
袴の片方に両足突っ込んで出てきた銀四郎さま、研19の秋……(笑)。

1日目夜公演はアリスちゃん、あすちゃんご観劇。あすちゃんはご出身の北海道に戻られていると聞いてますが、アリスちゃんは前日、人見の蘭寿コン初日にも、まさみちゃん、えりこちゃんと登場してます。まさか次の日に札幌とはっ。
でも。

アリスちゃんと2日間行動を共にした宙担、かなりいたんじゃないですか?(笑)
■9月14日(火)・アドリブ北上編

・橘のテレビ出演
「これから、めんこいテレビっ!も出なくちゃなんねえしなっ」

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。岩手県北上市!みたいに」

・助監督のご飯
昼「冷麺、食べに行かな!」
夜「わんこそば、食べに行かな!」

・ヤスのスタント先
「さくら野百貨店の屋上から飛び降りる」

・ヤスと小夏の結婚式場
昼「シティホテル」
夜「さくらホール」

え?さくらホール、て……ここで挙式すんの?(笑)
■9月11日(土)12日(日)・アドリブ名古屋編

・橘のテレビ出演
中断した映画の撮影現場をあとにする、橘@みーちゃんの捨て台詞。ここに名古屋2日目以降、地方テレビ局の名前が入るようになりました。
なにげにTVスタッフ@さっつんが、「はあ?!」みたいなリアクション入れてくるのもおもしろい(笑)。

橘「東京でクイズ番組のレギュラー回答者の仕事、決まってっから!中京テレビっ!!も出なくちゃなんねえしなっ」
スタッフ「ちゅ、中京テレビーー??!」

・橘「地方の時代」
1日目昼
橘「これからは地方の時代でしょう。愛知県名古屋市!みたいに。専務だってさっき、ひつまぶしうみゃーうみゃーでらうみゃーって食べとったでしょー!」
専務「ばれたか……」

1日目夜
橘「専務だってさっき、味噌カツうみゃーうみゃーでらうみゃーって食べとったでしょー!」

2日目昼
橘「専務だってさっき、手羽先うみゃーうみゃーって食べとったでしょー!」
専務「でら、うみゃー。だが……」

2日目夜
橘「専務だってさっき、ういろうないか?って探しとったでしょー!」
専務秘書、2人声を合わせて(さらに2人して眼鏡のふち持って)「どえりゃーうみゃー、かった……」
橘「えええっ、2人で食べたのっ?!」

「愛知県名古屋市!みたいに」までは全回共通。初日の頃はアドリブに緊張してたっぽい(笑)みーちゃんも、だんだん余裕でサングラスとってニヤりと、どや顔(注・特技ね)で決めてくれてます。

つか、このあと。
橘、オマ!台詞えらい増やしてるよ(爆)。

ただ、みーちゃんの名古屋弁がネイティブすぎて、上に挙げた言い回しが正確かはさだかではありません。イントネーションがガチなんだもん(笑)。まあこんなカンジだったということでお許しください。
地元凱旋で、こんなところでもパワーアップの橘ってばっ。

「ういろうないか」は、実際に専務@ともちんがみーちゃんの楽屋まで聞きにきたとかいう話ですそれも何回も(笑)。いやともちん、地元の人に聞きに行きたくなる気持ちは分かるけど、地元の人に地元の名産を入れる人って、いそうでいないと思うの(素)。そんなにういろう好きなんだ(笑)。
秘書@たらちゃんも、いい味出してました。つかスタイルいいよねー!(それ味と関係ないっ)

・助監督のカチンコ
1日目昼「名古屋R物語」、夜「ライジング名古屋」
2日目昼「名古屋T・O・M」、夜「シャチホコ物語」

名古屋の客席にはRisingチームが集結してくれたんですがhttp://juntan.diarynote.jp/201009150214381020/まずはカチンコから?もちろん「T・O・M」の回は蘭とむちゃんご本人ご観劇。最終回はネタが尽きたのか?ふつーに名古屋ネタでしたが。

・助監督のご飯
1日目昼「そや、エビフリャー食べんといかんがやー!」、夜「きしめん」
2日目昼「味噌カツ」、夜「手羽先」

助監督@タマちゃんのは、なんちゃって名古屋弁ね(笑)。

・ヤスのスタント先
1日目昼「名古屋のテレビ塔のてっぺんからセントラルパークの噴水の上に飛び込む」
1日目夜、2日目昼「名古屋城の金の鯱からお堀に飛び込む」
2日目夜「名古屋ドームの屋根のてっぺんから滑り降りる」

名古屋のかたに言わせると、テレビ塔から噴水へは、空を飛ばないかぎり飛び込めないらしいです?

・ヤスと小夏の結婚式場
「キャッスルホテル」

昔、ゆうひちゃんが名古屋のお茶会で使ったホテルらしいんですが(笑)。

・橘と子分
階段落ちに対抗しろと子分たちに怒鳴り散らす橘、「ほんともう馬鹿ばっかりなんだからっ!」
このあとに名古屋すぺさる?

橘「たあぁ~~~けっ!」
子分たち「た……たぁ~け?」「たぁ~け?」(首かしげ)

いわゆる「たわけ」、馬鹿!ってニュアンスみたいですが、それを「たあぁ~~けっ!」って発音するのが名古屋弁のようです。つかみーちゃんほんとネイティブすぎ(笑)。客席も大ウケ。
4公演ともやったけど、最後の1回は特大「たあああぁ~~~~~けっ!!」だったわー。

・スポンサーの記念撮影
階段落ちの前の緊張した空気が張り詰める撮影所にやってくる、空気読まない傲慢スポンサー@さっつん。
「俳優さんと記念撮影したいなー!」と言い出し、橘以下と並ぶときにいつも横の女の子ちゃんたちを軽く口説いてるんですが、蘭とむちゃんご観劇の2日目昼。
スポンサー「このポーズ知ってる?ライジング!」と、Risingの手振り「R」ポーズで「はい、チーズ!」

・銀ちゃんまでも(笑)
同じく蘭とむちゃんご観劇の回、パレードで「銀ちゃーん!」と呼ばれて登場のゆうひちゃん。
T!O!M!R!と、フルでRising手振り。
初日前にバウ観劇し、予習はばっちり?だもんね。


アドリブではなく、ハプニング。
2日目昼、「ちっすせーよ」と迫る橘がジミー@愛ちゃんの鞘に戻すはずの刀が、入らなかったんですよね、リリアに続き。2~3回差し込もうとしたところで客席から笑いが起こってしまい、開き直ったみーちゃん。
橘「ええい!これ、持っとけーー!」

無理やり愛ちゃんに刀を押し付け、ちっす。
あーっ、みーちゃんまたやっちまったッス(笑)……と思ったら、今回のは愛ちゃんの鞘が出てなかった(着物に隠れてた?)、せいだったらしいです。
みーちゃん、犯人扱いしてごめんなさいー。


地元紹介は、みーちゃん1人。
ゆうひちゃんに「春風弥里!」と呼ばれて拳を突き上げ、投げちゅー連発で地元の歓声に応えるみーちゃんかあわあいィィィ~~!
つか、名前呼ばれる前からそわそわしてるんだもん(笑)。

ゆうひちゃんは「これからも、名古屋出身の春風ともども、宙組を、そして宝塚歌劇をよろしくお願いいたします」と、みーちゃんの名前を出してご挨拶してくれました。
1人だったからこそではあるかもしれないけど、でもみーちゃんがほんとうにほんとうに嬉しそうで。
組分け発表前から、「全国ツアーで名古屋に行きたい」と願っていたというみーちゃん。
地元のかたの声援が、真の「スター橘」を生んだのだと私は思っています。


宙組名古屋公演、みーちゃん地元公演、そして名古屋まで来てくれたRisingチームの皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。
■9月9日(木)・アドリブ武蔵野編

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。宝塚も全国ツアーやってるんだし!」

・助監督のカチンコ
昼「武蔵野殺人事件」
夜「吉祥寺恋物語」

・助監督のご飯
「サトウのメンチカツ、食べに行かな!」

・ヤスのスタント先
昼「東京タワーのてっぺんから飛び降りる」
夜「吉祥寺駅から電車に飛び込む」

・ヤスと小夏の結婚式場
デフォの「インターナショナルホテル」


「地方の時代」に「東京」は使えず、橘は「全国ツアー」の宣伝に廻った模様です。

で、「吉祥寺」は武蔵野市ですが(サトウのメンチも吉祥寺ですね)、「東京タワー」はちょっと苦しくないか?「東京」ならなんでもアリか、範囲広いよっ(笑)。
私、ご当地アドリブには煩いんですよなぜか(笑)。ゆうちゃんが花全ツ茅ヶ崎で「江ノ島!」叫んだとき、「江ノ島は藤沢市の所有物であって、茅ヶ崎市ではない」とほんとどーでもいーことを(笑)ぶちぶちぶちぶち言い続けて、周りに呆れられた人間です。
だからといって電車に飛び込まれても、ですよヤっさん。ねえ。
■9月8日(水)・アドリブ川口編

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。埼玉県川口市!みたいに」

・助監督のカチンコ
昼「川口殺人事件」
夜「川口(はあと)物語」

・助監督のご飯
「草加煎餅、食べに行かな!」

・ヤスのスタント先
「川口そごうの屋上から飛び降りる」

・ヤスと小夏の結婚式場
デフォの「インターナショナルホテル」


アドリブじゃなくてハプニング。昼の部で、例の「ちっす」のところで橘@みーちゃんがジミー@愛ちゃんの鞘に刀を戻すんですが、それがなかなか納まらなかったそうです。
みーちゃん真顔で(多分、内心大汗)、すんごい時間掛けて鞘に刀を戻してたとか(笑)。
各地アドリブのみ列挙します、タイムリーさに欠けるそれに意味あるのか分からないけど現実の日付に追いつかせて、最終的に全国のアドリブを網羅したい野望(笑)。
いくらなんでも私が全国まるっと付いていってるわけじゃないので(笑)、ご報告いただいた分も混ぜていきます。それ違う!とかあったらご指摘くださいませ。


■9月7日(火)・アドリブ伊勢崎編

・橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう。群馬県伊勢崎市!みたいに」

・助監督のカチンコ
この伊勢崎まで気付いてなかったんですほんとすみません、川口で教えていただきました。

・助監督のご飯
「だるま弁当、食べに行かな!」

・ヤスのスタント先
「華蔵寺公園の観覧車からジェットコースターに飛び乗る」

・ヤスと小夏の結婚式場
地元の観客らしいかたから笑いが起こっていてご当地アドリブだったみたいなのですが、私の周り誰も聞き取ってない(汗)。分かるかたいらっしゃいましたら教えてくださいませ。


川口編は翌日欄に続く。
全国ツアーといえば、恒例のご当地アドリブ。
今回のご当地ネタは、(今のところ)こちら ↓

■橘「地方の時代」
「これからは地方の時代でしょう!」と専務@ともちんに言う橘@みーちゃんが、そのあとに「○○県○○市」と、そこの地名を。

■助監督のカチンコ
ヤス@みっちゃんのスタント撮影で、助監督@タマちゃんが手にしてるカチンコに、ご当地+つかネタ的な何かがチョークで書いてあります、って実はこれ最初は気付いてなくて梅田バージョンが分かってませんすみません。

■助監督のご飯
撮影が終わった助監督は、「そや、○○食べに行かな!」ってご当地名物を食べに行く気満々で、監督@すっしーさんが「え?ここ京都だよ?」(笑)

■ヤスのスタント先
ヤスが小夏@すみ花ちゃんに説明するスタント先が「明日やる、毎日放送の屋根からのロフトの屋上に飛び降りるのは1万円!」、これがデフォで、そこをご当地の建物で。

■ヤスと小夏の結婚式場
小夏「結婚式には来てくれるんでしょ?」、銀ちゃん@ゆうひちゃん「インターナショナルホテルでやるんだってなあ、田舎モンが見栄張りやがって」がデフォ、関東圏ではそのままだったりもしたのですが名古屋は「キャッスルホテル」。これからいろいろ変わるかも。



とりあえず、9月4日(土)5日(日)・アドリブ梅田編まとめ、いっときます。


・橘「地方の時代」
1日目
「これからは地方の時代でしょう。大阪の梅田!みたいに」
2日目
「これからは地方の時代でしょう。大阪府大阪市!みたいに」
このビミョーな違いはナニ?(首傾)
1日目は、この言葉を出すみーちゃん、顔がちょっと緊張してたと思うわ(笑)。

・助監督のカチンコ
つーことで梅田見落としてます、ご存知のかた教えてくだされば嬉しいです。

・助監督のご飯
「たこ焼き食べに行かな!」
で、監督「ここ京都だよ?」は、なかったような?(あやふや)
宝塚市出身のタマちゃんだけに、関西弁はネイティブ。

・ヤスのスタント先
なんせ梅田なので、「毎日放送の屋根からロフトの屋上に飛び降りる」まんま。

・ヤスと小夏の結婚式場
これも「インターナショナルホテル」。


こんなカンジかなあ?

これでしばらくちゃんの感想から……逃げる(笑)。
バウ楽を終えたRisingのメンバーが、名古屋に集結してくれました。

・11日(土)昼
あおいちゃん、ともえちゃん、いっちゃん、りんちゃん、さくらこちゃん、えびちゃん、ももち

開場してすぐ、つまり開演30分前ぐらいかな?入場しようとホール入口を目指す大勢の一般客に混ざって、ともえちゃん、いっちゃん、りんちゃん、さくらこちゃんがふつーに階段を上がっていったんですね。で、すぐ降りてきた(笑)。楽屋口と勘違いでもしたんでしょうか?んな訳ないかー。
で、ともえちゃんがもう!背中丸開きの超セクシィシャツでもう!(腰近くまでガバっと開いてたっ)ええ眼福でございました。
客席で捕獲できたのは7人でした。

・11日(土)夜
大ちゃん、ちーちゃん、カチャ、せーこちゃん、りくちゃん

大ちゃんはアライグマのパペット持参で(笑)、それを振りながらノリまくりのご観劇。だいたい面子からして賑やかそうだけど、ほんとうに皆してその通りで。
フィナーレでは大ちゃん、ちーちゃんが「みさとーーー!みさとーーー!!!」って絶叫していたとか。
みーちゃんもさぞ、うるさかっ……もとい、うれしかったことでしょう。

しかも終演後、全ツメンバーのバスに乗り込んで一緒に消えたという噂のちーちゃん。なんでキミまでが(笑)。
さらに同じ頃、観劇を終えて帰る客でごった返す近隣駅に、大ちゃん、カチャ、せーこちゃん、りくちゃんが出没し、自販機で切符を買う姿が多くの人に目撃されております(笑)。

・12日(日)昼
蘭寿さん、OG萬さん

でたよー蘭寿さんオーラ消しの技!
お1人でスーっと静かに入ってこられて、全然分からないの。てゆか私はほんと偶然、蘭寿さんの近くを歩いて入ったのですが、最初は気付かず「え``」と二度見してしまいました。
あれだけのスターさんでありながら、どうやってあのオーラを消せるのかと不思議でなりません。
前方センターに座られていたにもかかわらず、やはり気付かれなかった人が多かったようで、カテコで「ライジングの蘭寿とむが来てくれています!」とゆうひちゃんに紹介されると、客席からどよめきが起こってましたもん。
萬さんのほうがね、ド派手だったという(笑)。

・12日(日)夜
まさこちゃん、えっちゃん、あっきー、えりちゃん、OGさくP、りさちゃん

実はましゃことえつこは、開演前、というか昼の部が終わった直後から、多くの人に目撃されております。昼夜W観劇者も多い全ツだもん、ロビー(しかもガラス張り)には多くの宙ファンが残っていたんですね。
その前をあっちウロウロこっちウロウロ行ったり来たり、ロビー出たり入ったり、外の階段を上がったり降りたり、何回そのファンたちの前を往復したことか!(笑)あげく劇場のお兄さんに道聞いたり、これ全部見られてるから!さすが天然85期、こんなときにもいい味出してます。

そしてましゃこ、えつこは、あっきー、えりちゃんと一緒に劇場に入ってきたのですが、これがもう蘭寿さんとは対照的すぎるー。
ましゃこは全身から「ああああああときいりすですうううううう」オーラを全開にして入場してまいりました。その圧倒的な(ましゃこ)オーラに、客席も思わず拍手(笑)。それを受けて「えええうわあああすみませえええん」と戸惑い戸惑い歩を進めるましゃこ。おもしろすぎだよー。

下級生たちは見逃してしまったかもしれませんごめんなさい。目に付く前方席に座っていたのは、上の蘭コンメンバーでした。
ライジング関係のアドリブもあり、楽しい2日間でしたの。アドリブはまた別記します。
フィナーレで黒燕尾を踊る春風弥里は、主役だ。

別に、対大空さんとか、対悠未さんとかではない。
「主役は俺だ」
みーちゃん自身が黒燕尾に絶対的な自信とプライドを持っていて、「主役は俺だ」……俺かっこいい!俺スター!どやっ!って思って踊っている。それが伝わる。

だから、かっこいい。

ダンスの技術だけの問題ではない。
彼の黒燕尾に対する自意識、そこから出るスターオーラが客席に伝わり、それで彼自身が輝けるのだ。


これを橘で、出せばいいのに。


ほんとうにそれが歯痒かった、橘@みーちゃん。

技術的な言い方をすれば、芝居もできる人だと思う、みーちゃんは。
口跡とか立ち振る舞いとか。外から、いわゆる「巧い」と思わせる人だ。
その技術で、「銀ちゃんよりスターの橘」を演じていた。それなりに。

その反面、素直な人なんだなあと苦笑させられた。
「銀ちゃんよりスターの橘」を演じている、銀ちゃんなんか足下にも及ばない、いまや売れっ子の東洋映画スター橘を技術で演じている中の人みーちゃんは。

「ゆうひさんかっこいい!ゆうひさんスター!」って思ってるのよ(苦笑)。
それが透けてしまうんだもの。

弱い。これは勝てない。
みーちゃんにその意識がある限り、橘は銀ちゃんに勝てっこない。これじゃ話が成り立たないじゃん。どーすんの。
梅田でアオくなった。関東では半ば諦めた(笑)。


芝居が巧いって世間には思われているけど、みーちゃん本人は手探りというか、実はあんまり「演技」って分かってない人なんじゃないかとも私は思っている(笑)。
なんかいつもキャラ変わってるんだよねー、公演の最初と最後で。どうやら最初から綿密な計算式がある上で役に臨むわけではなく、舞台を重ねる中で探りながら創っていっているのだということが、最近漸く私にも分かってきた。
でも、全ツ3週間しかないし。探ってる場合じゃないし。

花組版と比較するわけじゃないけど、めおちゃんすげーなってあらためて思った。
めおちゃんのナルシーは、対銀ちゃんとか対ゆうひちゃんとか、もうそんな次元とは違うもの。あの人、宇宙人だよね(笑)。だからスター橘が成り立っていた。

みーちゃんは正攻法で銀ちゃんと勝負しようとしている、そして最初から負けてしまっている。


それが。


名古屋で。
橘が出てきた瞬間、「あ、違う」と思った。
全然、違った。なにがって、そのオーラが。

「たかが銀ちゃん」で「主役は俺だ」。

橘、えらそーだよ(笑)。

橘、輝いてるよ。

橘、スターだよ。


私が観たかった橘は、これだ。


最初に橘が、こう強く出る。
だからこそ、頭から見下していたはずの銀ちゃんと、「映画人」としての思いを共有し友情で結ばれる瞬間が、熱く私たちの心を掴む。

「悪かった、俺が言い過ぎた……」
その言葉に至るまでに橘の心を動かした、彼が肌で感じた銀ちゃんの真摯な思いを、私たちも共に感じられる。

そして、しがない大部屋役者でしかないヤスを、「映画人」として尊敬の念すら抱くまでの橘の心の変化、これがスポンサーへの魂の一発となり、私たちを泣かせる。

橘がスターじゃなきゃ、これが全部弱くなっちゃうんだもん。


映画への熱い思い。「映画人」としての矜持。
それは銀ちゃんも、ヤスも、専務も、そして橘も。ひとつである、皆のその思い。

橘がスターじゃなきゃ、その思いも弱くなっちゃうんだもん。



でも橘、スターなのよ。スターに変わっちゃったのよ。

だから全然、違うのよ。


私が観たかった橘は、これだ。



名古屋というのは、みーちゃんの地元でもある。
地元に「スター」として凱旋を果たしたみーちゃんの意識の変化なのか、公演を重ねるうちにみーちゃん自身が掴んだものなのか分からないが、とにかく春風弥里初日が開けましたおめでとうございますありがとうございますありがとうございます!!



「主役は俺だ」

そうだよみーちゃん、主役はキミだ(ニヤり)。
宙組全国ツアー『銀ちゃんの恋』、梅芸にて開幕しました。

私はゆうひちゃんの銀ちゃんが大好きなんですよね。
ゆうひちゃんは一般的なイメージだとクール・ビューティーと言いますか、弾けまくりってタイプではないじゃん。
でも、こういう否応なしにシャウトする役……台詞のトーンが、とかではなく、精神的にシャウトしまくってるゆうひちゃん、ものすごい好きなんです。
花組版も、担当外組としてはかなり観たぞ(笑)。

で、新しい宙組版『銀ちゃんの恋』。銀ちゃん@ゆうひちゃん、かっこいーーーい!のは変わらないんだけど、やっぱ違うよね。梅芸は箱も大きいから、それもあるだろうと思う。本来は初演のように、バウサイズの芝居でしょう。
じゃなくて。

バランスが、違う。
配役のバランスに、ちょっと違和感を覚えるのです。
ヤス@みっちゃんは芝居の技術という意味では上手い、上手いんです。でも、抑えても抑えきれない、あの「押し」。
ヤスが、強い。
で、専務@ともちんはスターすぎるし、橘@みーちゃんはそのあたりが足りていないように感じました。だから全体のバランスが、いまひとつしっくりこないのではないかと。
ってザクっと言っちゃったけど、これはあらためて書きたいです。

ただ、まだはじまったばかりだから。これから、これから!みーちゃんなんかスロースターターだし、これからよ!(って、全ツ3週間しかないのよ、がんばれー!)



梅田ご当地アドリブ。
橘が専務に「これからは地方の時代でしょう。大阪の梅田!みたいに」、2日目は「大阪府大阪市!みたいに」。
助監督@タマちゃん「そや、たこ焼き食べに行かな!」
ヤスのスタント先。これはデフォが「毎日放送の屋上からロフトに飛び降りる」で、梅田はそのまま使っていたんですが、公演地によって変えてきています。
そうです、これを書いている今日は既に初日から1週間経っておりますの。相変わらずの『強いぞ!』ですごめんなさい。



客席降りが、全ツだけに大サービスです。梅田の分を挙げておきますが、ただ会場によって使える扉や通路が違ってきちゃうので、あくまでもご参考までに。

■1幕
・銀ちゃんソロ・上手縦通路→横通路→下手縦通路
・銀ちゃん映画撮影・上手横扉(客席出)→上手縦通路
・ヤスソロ・下手縦通路→横通路→上手縦通路
・銀ちゃん朋子・下手横扉(客席出)→下手縦通路
・銀ソロ・上手横扉(客席出)→横通路→下手縦通路
■2幕
・専務ソロ・下手横扉(客席出)→下手縦通路
・小夏・上手横扉(客席出)→上手縦通路
・パレード・銀ちゃん、小夏、ヤス本舞台、階段上に下級生、他全員が客席降り・上下縦通路



フィナーレは、池田屋のセット前で(笑)。いちおーレースが掛けられてます、むしろ余計な気もするけど。

・北翔黒タキ&娘役白黒ミニドレス・蒲田行進曲ジャズバージョン(北翔ソロ)

・男役黒燕尾+悠未、春風+大空・同ボレロバージョン

・大空パープルジャケット、野々パープルドレスデュエダン・同ボサノババージョン(大空ソロ+野々)

・パレード・同ロックバージョン

階段落ちならぬ階段降り。

・春風(ソロ)→悠未(ソロ)→北翔→野々→大空

その他の出演者は袖からで、ともちんが降りたところで皆で揃って蒲田行進曲のコーラス、そして「ヤっさん!」「小夏っちゃん!」「銀ちゃーーん!」って呼んで、3人が登場。

シャンシャンは大方の予想通り(笑)、銀の将棋駒でした。たく、石田め(笑)。
銀ちゃんは赤の電飾スーツに、赤の大羽根(というか実質2番手羽根の大きさだけど)。

全国に向けてのタカラヅカPRとしては、なかなかいいんじゃないでしょうか(ニヤり)。
えーと、今せこせこ書いたバウ初日感想、全部飛ばしましたっ!(ヤケクソな笑顔)

久しぶりにやっちまったッス。
この1時間は何だったんでしょう(さめざめと泣く)。
ああああああああああああああああああ。



しゃあないので客席情報のみ。
初日、全ツ銀ちゃんチームご一行様。
センター下手寄り、すっしーさん、ゆうひちゃん。一列後ろ、ともちん、みっちゃん、ちやちゃん、みーちゃん。後方席、カイちゃん、すみ花ちゃん、他おそらく全ツチーム全員。
上手ブロック花組あーさー、るなしー。
皆、カテコのスタンディングまで残ってノリまくってくれてました。

すっしー、ゆうひちゃん!大ちゃんの女装にウケすぎですからっ!(笑)
ともちん、カテコで立つとやはり頭ひとつデカいって!(だからってどうしろと?)
みーちゃん、恥ずかしいぐらいはしゃぎすぎですっ!いや同期大活躍だもんねー、そりゃあはしゃぐわ(笑)。


2日目、壮さんご観劇。
壮さんは「蘭寿さんが赤面全開で釣る席」の通路挟んだ席、に座られておりました。
で、最初は定番通り壮さんと通路挟んだ人をやたら激しく釣ってた蘭寿さん。それを見てゲラゲラ大ウケの壮さん。
と、最後にカっキーーーン!
壮さんに特大セクシィビームを送る蘭寿さん。壮さん身体のけ反らせてきゃあああん!やったー!みたいな(笑)。
同期愛ばんざい!いいもん見せていただきましたー!

が、しかし。
翌々日はみわさんがご観劇で、同じく「蘭寿さんが赤面全開で釣る席」の通路挟んだ席に座られていたそうなんです。
その回は蘭寿さんが、その通路挟んだ席のみわさんを 直 に 全力で釣っていたという某Sさんからの情報があっ。
いいなあ、そっちも見たかったわん(欲張り)。 
「アリスの涙@『ファンキー・サンシャイン』大劇場千秋楽・その2」はこちらhttp://juntan.diarynote.jp/201006270349459375/

中詰の「太陽がいっぱい」……アリスちゃん+みーちゃんちーちゃんの場面で、まず私がしたことは、みーちーのジャケットの裾からひまわりの茎が飛び出ていないか確認することだった。
だって(笑)。
大劇楽、みーちーからアリスちゃんに歌のラストでひまわりのプレゼントがあって、実は最初からみーちゃんのジャケットの裾からは隠してあるはずのひまわりの茎が飛び出していたらしいんだけど、私はそれを見ていないのね。見てた、ここはすごーい見てたのに気付いてないんですよ(どれだけ顔しか見てなかったのかと)(をい)
その反省を踏まえて、まず最初に茎を探した。
大丈夫、飛び出てない。

あとは、どうやら今回も顔しか見てなかったらしい。

てゆか私、みーちーを舐めてましたすみません。
絶対、またひまわり出すと思い込んでた。

大劇でアドリブがあった以上、東宝でもやるだろうと。
でも、またひまわりだろうと(笑)。いや他のものは用意してない、って。

曲の後半、みーちーはかなり派手に(笑)腰のあたりをモゾモゾやってたらしいんです。
つまり、衣装の下に隠してたアドリブネタを取り出そうと。

私、見てない。
全然、見えてない。

顔を、見てました。

アリスちゃんの、みーちゃんの、ちーちゃんの、顔を見てました。

オペラは使ってないです。オペラを使うと、1人の顔しか撮れなくなるから。
この最後の並びを目に焼き付けようと、肉眼で見てました。
3人の表情だけを見てました。

敢えて顔だけ見ようとしたわけではないけど、結果的にモゾモゾにはちーとも気付いてないんだから、つまりは顔しか見てなかったんでしょうね。
もうそれでいっぱいいっぱいだったんだと思う。私が受け入れる情報量が。

アリスが、すごくしあわせそうで。
咲き誇る、大輪の花。

そして歌のラストで。
みーちゃんとちーちゃんはそれぞれが手にした8の数字を、アリスちゃんに捧げた。

アリスちゃんの手の中で、それは88って字になって。

そのとき、またアリスちゃんの顔が、ぐにゃんと歪んだ。

「ちっ、こいつら泣かせることするんじゃねーよ」

アリスちゃんの舌打ちが、聞こえてきそうだったわ(笑)。

最後のご挨拶で笑顔の中にも涙を流したアリスだったけど、凛としたその顔が泣き顔に歪んだのは、大劇のときと同じくこの中詰だけだったな。


8月8日88の日。
アリスちゃんは88期に見守られ、組の、客席の、皆の愛を受け、しあわせに卒業していきました。


涙を流したことに関しては、やはりそーとー口惜しがってたみたいですが(笑)。

88の字は、みーちー手作りの超大作、らしいです?意外と(意外言うな)細かく細工してあるとかないとか?
「アリス大好き@『ファンキー・サンシャイン』大劇場千秋楽・その1」はこちらhttp://juntan.diarynote.jp/201006240314543950/

ラヴレター、デカっっ!!

ユーゾー@蘭とむちゃんが手にしていたラヴレターは大劇楽ですでに巨大バージョンだったわけだが、東宝楽はそれの優に4倍はありそうな、超巨大バージョンだった。
またもや明かりが入る前から客席は沸き、ついに先走る(笑)拍手まで。

それを蘭とむちゃんがパっと表に返すと、今度はこう書いてあった。

「アリス愛してる(はあと×2)」

ユリコ、ではなく、アリス。

アリス愛してる。

しかもキラキラにデコってあって。

いやもうあまりにもデカいものだから、ユーゾーユリコの変身タイムにそれを預かった神様@すっしーさんも、どうしたものかとアワアワ(笑)。

ユリコ@アリスちゃんは、ふたたびウエディングベールの花嫁に変身。大劇とはまた違う、頭の上がおリボンみたいになったかわいいベール。
ベールも、お衣装の赤に合わせた赤いコサージュも、もうかわいくて。

つか、アリスがかわいくてかわいくて。

いっぱいいっぱい泣いてきました。

大劇楽の姫抱っこは、さすがにありませんでしたが。でも。
蘭とむちゃんの熱い眼差しに包まれたアリスちゃんは、終始しあわせそうな笑顔で。
ニっコニコの笑顔で。

いっぱいいっぱい泣いてきました。

こんなかわいい娘役、どこ探したっていないだろ。
ありえないよ、今日で最後だなんて。ありえないよ。


ここで他のものを見るのは難しいです、ごめんなさい。
蘭とむアリスと、あとはカチャくらっち。最後のカップル、それだけ。みーたまみ極々わずか(笑)。

本日のユーゾー講座は、ユーゾーが全員(すずみー大ちー)を立たせて一列横隊、これは東宝では最初で最後じゃないかなあ。大劇では起立バージョンあったんですが、東宝では(多分)なくなっちゃってて。
で、皆でモンキーダンス、それからツイスト。最後に両方やってくれました。ユーゾー講座、集大成?
で、この日も東宝デフォになったユーゾーの大ちゃんド突き→大ちゃんくるくるターンで飛ぶ、だけはやっぱりやった(笑)。ほんと大ちゃんオイシいわあ。


最後にね。
もう一度、ユーゾーは言ってくれたの。

「しあわせだなあ……僕はアリスといるときが、いちばんしあわせなんだ」


僕はアリスといるときが。

いちばんしあわせなんだ。


来るぞ来るぞ、と思ってても、そりゃあ泣くわ(素)。


蘭とむちゃんからの超巨大ラヴレターは、暗転でユーゾーとアリスがしあわせな闇に消えてゆくとき、花道のすっしーさんが、しっかり客席にアピってました。そう。

「アリス愛してる」
これは蘭とむちゃんからの、宙組子皆からの、そして客席皆からの、アリスちゃんへのメッセージだもの。



このラヴレター、最終的に某所でしっかりアリスちゃんの手に渡った。らしいですよ?
88期繋がり?で、リュシアン@みーちゃんいっときます。


TRAFALGAR、東宝千秋楽。
春風弥里は見せつけてくれた。
リュシアン・ボナパルト。
その役の、集大成を。

じゃなくて。

「オレが公演中に思い付いた、オレのかっこいいポーズ」の、集大成を(えええ?)

いやもうびっくりした!忙しいのなんのって!!

みーちゃん大変~~~!(笑)

少ない出番の中で(ほんと少ないんだよなあリュシアンとしては)、前髪は払わなきゃないし、カフスは直さなきゃないし、顎に手は持ってかなきゃないし、あと指っ!
楽の3日前に、突如思い付いた(笑)んですよねこの指。
なんて言うのだろう……頭の中で考えている「あれをこうやって、そうやって、うーんそれから」っていうのを指で形にするような、弧を描くみたいな。

∞(ムゲンダイ!)

(笑)(笑うな)

それを楽は、景気よく出しまくってました。

すんごいことになってるよ!(いろんな意味で)(え)

とにかく今まで思い付いた全ポーズやっとこう。みたいな。
ああ基本的に難しいことは考えてないんだわこの人。みたいな。

トラファルガーという作品に於いて、大劇初日から東宝千秋楽の間でいちばん人格変貌を遂げたのは、実はリュシアンだと私は思っています。
最初は絶対にあんな人じゃなかったもの!
行動的な兄ナポレオンに対し、理性的な目でそれを見守り、かつ支える、知性派の弟。
ナポレオンの参謀、ボナパルト家の頭脳。
ただしあくまでも上品で、色としては白。

が。しかし。
日を追うごとに、どんどん黒くなってゆくリュシアンくん(笑)。

公演前の歌劇座談会で、齋藤先生は「(兄と弟)二人の這い上がっていこうとする野心」「その二人の考えが次第に違ってきていずれ確執に繋がっていくであろうという前兆まで見えたら」「いつかは自分も兄に負けないヨーロッパの国々を掴み取ってやろうと」という言葉を出していますが、実際に現場ではそんな演出を付けるまでの手が回っていなかったと予想(笑)。

大劇当初のリュシアンは、兄に忠誠心を持って仕えていたはずです。
兄を超える気など、さらさらない。あくまでも支え。野心を持っているのは兄のほうだけであり、むしろそれが走りすぎるのを抑える役目。
そういう役づくりに見えました。

どこで野心を持っちゃったんでしょうリュシアン、じゃなくてみーちゃん(笑)。

つか台詞だけで見ると、リュシアンって掴みどころのない、どうとでも演じられる人なんですよね。だって説明台詞しかないじゃん!
「歴史上の人物」ではありますが、トラファルガー海戦前までナポレオンと行動を共にしたりと、史実自体も変えられてますし。

そしてみーちゃん驚愕の天然発言。
「歴史上の人物って言っても……私、会ったことないので分かりません(ニコニコ)」
ええええええ??!

最初は、掴みどころのないまま演じていたのかもしれません。そうすると、次第に役者の持っている色が出てくるんだろうと。

ここで、リュシアンが企みキャラになったんじゃないかと。

みーちゃん自身が企みキャラなんだわそれ(素)。

考え抜いた結果というよりはおそらく、本能の赴くままです。あの芝居は。
素直にやったら、黒いの。ジトジトねちねちしてんの。いかにも企んでそうなの。みーちゃんは。
それで深く考えず出したポーズに、目線に、観客側が勝手に「意味」を見出す。
今度はみーちゃんがそれに乗っかって芝居をする。そのことによってその「意味」が、より前面に打ち出される。
それをまた観客側が深読みし、さらにみーちゃんが乗っかって……という形で、どんどんリュシアンが黒くなっていったと思うの(笑)。

最終的には、兄の地位など乗っ取ってやると言わんばかりの企み男、もとい、壮大な野望を抱く青年になったのだから、みーちゃんてば不思議な役者だわ……。

東宝の、リュシアンがオーレリーに耳打ちしてニヤり……の追加によって、大劇に比べてリュシアンの企みっぷりが強調された、というのもあると思います。
これも、みーちゃんの芝居が変わっていったことによって、(オーレリー萌の)サイトーくんが、急に思い付いたんだと思ってるけど(笑)。実際にあれは、東宝の舞台稽古で急遽追加されたものだそうです。

顎に手をやって「ウィ!」は、GOGO5で樹里ちゃんがネタにしたことによって公然のポーズになってしまいましたが、公演の途中で思い付いたんだよね。
いかにも腹に一物ありそうな、「ウィ!」の一言に籠められた策略を垣間見せてくれるポーズですが、最初はやってなかった。ただの直立ウィ!(笑)
そうやって樹里ちゃんが褒めてくれた言葉に乗っかる。そんな繰り返しで芝居の方向性が定まっていく。

いえ、いちばん驚いたのはカフスですけど。えー言っていいのかな?(でも言う)
オペラ座のあとのカーテン前芝居、リュシアンの登場はカフスを直しながらなんですよね。
でもこれは大劇の新公で、かけるくんがやったの。それがリュシアンとしては最初のはず。みーちゃんはやってなかった。

えーと、新公終わってからの公演では本役リュシアンが、オペラ座のあとカフスを直しながら出てき……あれ?あれれ?
それ、かけるのパk(自粛)

じゃなくて。無意識だと思います。無意識下の意識に、かけるの仕草が残ったんでしょう。
それがあるから、なんとなくやっちゃった。だけの話なんじゃないかと。

みーちゃんすげーって思ったのは、大劇の終わりも終わり(よーは新公後だから)になってやりだしたそのカフスいじりを観た観客側から、「あれの意味するところは」という声が頻出したときです。いろんな解釈がありましたし、また私も考えさせられた。
観るほうに深読みさせるような芝居になってるんですよね。だから観客が勝手に、それに意味を見出す。

多分、みーちゃんはなにも考えてない(ごごごごめんなさい)。
黒燕尾でカフス直すぐらいの意、まあ「オレってかっこいい」だわ。

実は何か考えてそうなその芝居は、実に何も考えてない。

でも、そこに何かが見える。何かを見させる。

のだとしたら。


それって天才ってことじゃないの?(素)


ディックのように元キャラがあるわけではなく、ゲオルグのようにいわゆる類型的な役ではなく、新公時代のようにお手本があるわけではなく、そうなると意外とテキトー、もとい、掴みどころのないまま最初は演じてしまうものなのではないかと、これがリュシアンを見続けてきた素直な感想です。

それで「何か」を打ち出してきてしまう、口で語らずともその濃いキャラで「言葉」を語ってくれる春風弥里という人は、やはり本能的な役者という動物なんだろうと、これも素直に感嘆しています。

もっと素直に言いましょう。


この人、やっぱ天才だわ……!!


その芝居の基本にあるのは「いかにオレがかっこよく見えるか」だもんな(笑)(そしてそれはジェンヌとして男役として正しいのだ、多分ねっ)
とにかくアリスちゃんに関しては、劇団のやり方に一切納得していません。
ときの運、ひとの運、娘役にはそれがつきまとうとはいえ。

彼女を娘1にできなかった劇団を、馬鹿だと思う。

ファニーという役も、なぜ?と思うんです。
「夫が家に帰りたくなくなるような妻」とか、最後にさせないでよ。

とは思うものの、そこがアリスのすごさで、持っていっちゃったから。
この話のネルソンとエマの恋愛に(あくまでも脚本上の)説得力が全然ない上に、エマが嫌な女すぎる!(あくまでも脚本上で)
そしてアリスが(あくまでもアリスが)あまりにもいい女で、ゆえに観客側はファニーに肩入れしてしまう。
ファニーが嫌な女の部分は脚本上で端折られてるっちゃ端折られてるわけですが、おかげで私たちはただただこの美貌の妻の悲劇に涙する、というすごい仕組みになってます。

なんでこんなに美しい人を家に残して、ネルソンは……?分かんないっっ!!(としか言いようがない)

天性の美しさ可愛さ華やかさに加えて、退団者オーラで圧倒的に輝くアリスちゃん。
千秋楽は、ほんとうにほんとうに壮絶に美しかった。あれはもう言葉でなど言いあらわせない。

アリスちゃんは納得して卒業していったはずですが……ああもったいないもったいない。


「忘れられない人」を歌う顔がせつなくてね。せつなくてね。せつねくてね。
「ジョサイアを守ってくれてありがとう」とネルソンに言う顔が、泣きだしそうな子どものように愛らしく、でも母として天女のようでね。
「ネルソンの名を捨てるつもりはありません」と毅然と宣言する顔が、凛と美しくてね。
そのあとジョサイアに向ける眼差しが、優しくてね。

私、ずっと泣いてた。

その涙はアリスになのか、ファニーになのか、もう分からない。
いや、多分その両方に、私は泣かされていた。


観客側をここまでファニーに肩入れさせた要因のひとつに、このジョサイアの存在があったと思います。
愛ちゃんに、ではないと思うんだけど、サイトーくんがジョサイアという設定に萌すぎてしまった結果、すんごい突出して観客の萌を背負う形となってしまったジョサイア。
(これタカラヅカとしては、愛ちゃんと他の生徒と考えたときに正直バランス悪かったとは思うんだけど、また別に……書けたら?)
ファニーとジョサイア、こんないたいけな2人に勝手の限りを尽くすネルソン、みたいなことになってしまったという。

愛ちゃんは、こんな大役ははじめて。今まで本公演の台詞が「あの女はやめておけ!」の一言だけだった人です。
大劇の最初はなーんにもできてなかった。そりゃそーだ。
1週間経ったぐらいのとき、「あ、父に対しても母に対しても、感情が前に出てきてる」と。でも、そのときはまだまだ感情が昂ぶるとオンナノコになっちゃうなあと。
東宝ではオンナノコが抜けて、どんどんいい男になっていくな、若いってすごいな(笑)って思ってたんだけど。

千秋楽。最後の場面、アリスに向ける顔がオンナノコだった。愛ちゃんだった。
若いって……こういう場合、ほんとまっすぐに作用するんだね。
ジョサイアは、いや愛ちゃんは、ただもうアリスちゃんとのお別れに泣くオンナノコだった。愛ちゃんだった。

でも大丈夫。すーっと一筋の涙を流し、その惜別の感情を振り切り、クっと目線を上げ敬礼し去る姿は、しっかりジョサイアだったから。


ジョサイアとともに、私もたくさん涙を流してきました。

悲劇の妻であり天女のような母、美貌のファニーに。

そして花影アリスという、ヒロインになるべくして宝塚に存在した娘役でありながら、でも今去りゆくあなたと別れなければならない、その哀しみに。
ネルソン@ゆうひちゃんの死に面したアルバート@大ちゃんの慟哭に関しては、2度ほど書きました。
ムラの恍惚ポーズが伏せ顔になったと、東宝初日変更点に。http://juntan.diarynote.jp/201007130341041358/
勝手に台詞増やしてるよ(笑)と、10日後に。http://juntan.diarynote.jp/201007210605388550/

トラファルガーでの、ネルソンの死に面したアルバートの慟哭の遍歴を復習(笑)。
ムラ「剣を胸の前に立てポージング、天を仰いで『提督ーーーっ!』と絶叫し、うっとりと(え)目を閉じる」

東宝初日「前かがみになり顔を伏せ『提督ーーーっ!』と1回絶叫」

東宝10日もしないうちに「前かがみになるけど顔は上げ『提督ーーーっ!提督ーーーーーーっ!』と2回絶叫」
ちょw大www勝手に台詞増やしてるよ、みたいな(笑)。

その後も「提督ーーーっ!うわああああああっうわああああああああああああっ!!提督ーーーーーーっ!」と、ものすごい咆哮を入れてみたり。
ちょw大www

千秋楽の前日には、ついにそのアルバートの絶叫は、3回に増えてました。
「提督ーーーっ!うわあああああっ提督っ、提督ーーーーーーっ!うわああああああああああああっ!!」
ちょw大www

明日の楽は4回、いや10回ぐらい繰り返し繰り返し言っちゃうかもね(笑)。

大楽のアルバート。

結論から言うと、前日と同じく3回でした。
「提督ーーーっ!うわあああああっ提督っ、提督ーーーーーーっ!うわああああああああああああっ!!」

でも私、泣いたんですよ。

ちょw大wwwなんて、これっぽっちも思わなかった。
最初からそういう穿った目で見ると大ちゃんは、ちょw大wwwなのかもしれないけど、そしてそういう見方をされるところが大ちゃんの愛されキャラの証拠なんだけど、そうじゃなくて。

敬愛するネルソンの死。目の前で起こった、その現実。
混乱し、深い悲しみの中で、ただただ泣きながらその名を叫ぶアルバートに。

泣かされた。本気で泣かされた。

綺麗なお顔は、泣き叫んでぐちゃぐちゃです。あれはお顔が命の大ちゃんじゃない。

アルバート・ペリーが泣き叫んでいた。叫んでも叫んでも消すことなどできない悲しみ。それでもなお叫び続ける、その名を泣き叫ぶしかできない彼の苦しみ。

決して、技術的な意味で芝居の上手いタイプではないと思ってます。大ちゃんって。
でも、心を打たれるんです、彼の芝居には。そうさせるのは大ちゃんの芝居が真摯であるから。真摯……ここというときの、言葉は悪いかもしれないけど、形振りかまわないまでの必死さ。人の心を揺さぶる本気。
彼の本質は、ちょw大wwwではなく、実はそこにあるんだと思う。

人はそれに惹かれる。
私も、いつも必ずどこかでやられる。

また、やられたわ。

大めが(笑)。
すっかりブログをさぼってしまいました。書き方忘れてしまったかも。

いまさら出てきて、いまさら東宝千秋楽のお話。
覚えてるかな(苦笑)。


ロンドン。ネルソン凱旋で、モンチのマイクが入ってなかったんですよ!もおっ、貴重な歌ソロなのに!大楽なのに!
いやでもね、ここでなにがおもしろかったって(おもしろいなんて言っちゃダメっ)、旗を振って凱旋を祝うロンドン市民たちがねえ。
彼らはモンチのソロ部分では各自ポーズを取っているんですが、身体の方向はそのままで、全員の目線だけがガっとモンチに行った!皆、顔攣ったもの。
この瞬間、彼らの旗振りは「お帰りネルソン!」から「がんばれモンチ!」へと、その意味を変えたのでした。それに応えて?モンチはがんばった。マイクの入らない中で、懸命に歌い上げてました。

このあと、モブ(を拾う?)マイクの音量を上げたんじゃないか疑惑が発生したんですが……というのは、その後の場面でもずっと、いつもは聞こえないようなモブ部分の、台詞じゃない台詞がやたらはっきり聞き取れたから。
だーかーらーうるさいよボナパルト兄妹!(名指しするな)

ナポリ。ここでは談笑する紳士淑女が、卒業のせーやくんのところに次々やってきて、彼を激励。
これはカサブランカの、まうちゃんのときもそうでした。忘れられないのは、黎明の厚木飛行場。
日本兵のちゃみを、日本兵仲間が肩をポンポン叩いたり、MPがド突いたり(笑)。それからいつもの順番でハケないで、最後にちゃみを残したんですよね。

せーやくんも卒業の餞としての大きな場面はない学年ではありますが、こうやって大楽に皆で餞の場を作るところに、宙組の温かさを感じるのです。

この場面のハーディー@ともちん、ちっすーとの凸凹ダンスはいつもどおりだったのですが(よね?)、そのあとの王太子と踊って振り回して泣かせちゃう(でも嘘泣きね)ところ、大楽は仲良くフォークダンス(なの?)踊ってました(笑)。

ここ、ハーディーとちっすーの凸凹ダンスにどうしても目を取られがちだけど、実は後ろで毎回、さっつん、こずが、糸ちゃんを巡って三角関係ダンスを繰り広げていたのをご存知でしょうか。
元々、こずはちっすーと、さっつんは糸ちゃんとカップル。ハーディーにちっすーを取られちゃったこずは、さっつんがボーっとしてる隙にお相手の糸ちゃんを誘ってダンス。
「ちょっと待てそれオレの女」「いや今はオレと踊ってんの」みたいな愛憎劇(大げさ)が、ここにも。

パレルモ。「チェスに付き合え」と言うキャドガン@あおいちゃんに、ハーディーが「こちらの若いツバメたちがお相手を」と、アルバート@大ちゃん、ジュリアン@カイちゃんを生贄(笑)として差し出すところ。

大楽。若いツバメが、大量に発生した。

元々ツバメのアルバート、ジュリアン、そして新ツバメとしてパレルモの男@いっちゃん、かける、さらに王太子@まやちゃんまでも。(他にもいましたか?)
ちょっとお、王太子がツバメって、よく考えたらすごくない?

5人は顎にちょっと手をやり、リュシアンばりにポージング、揃ってニカっ。

いや顎に手をやり「ウィ!」ですっかりお馴染みになったリュシアンゆえに、リュシアンばりなんぞ言ってみましたが、これをみーちゃんがやりはじめたのは実は大劇の途中からのはず。そして、このポーズを最初からやっていたのはシェイエス@テンちゃんだという事実が(笑)。
訂正しましょう。

5人は顎にちょっと手をやり、シェイエスばりにポージング、揃ってニカっ。

ここ、書いてなかったけど、大劇場大楽では「若いツバメが」で、大ちゃん、カイちゃんがツバメポーズ?ツバメの尾のごとく後ろ手をピン!と張り、連れていかれるときにパタパタと飛んでいくアドリブだったんですが。

このアドリブがあるがゆえ、大ちゃんはパレルモになったとたん、ちょー緊張してドキドキだったとか(笑)。かわいいのお。

< 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 >