ある結婚式。
フレッド・ウォーバスクとナンシー・ブラウン。
ふたりは今、まさに結婚の誓いを立てようとしている。
フレッドがナンシーのベールを上げる。

しかし。

「母さん、父さんも、どうしてここに」
フレッドは新妻となるべきナンシーを放り出し、亡き両親の幻に向かって走り出してしまう。

不思議そうに、それを見つめるナンシー。

不思議そうに、そして。

ナンシーは静かに微笑む。

自分を置いて走り出したフレッドを、赦す。

聖女のような、その微笑み。

ナンシーは、造船会社の社長令嬢として、何不自由なく育ってきた。
だが、それはおそらく、自分から何かを望むことなく、生まれながらに与えられた環境に順応することと、望まれることにより良く答えることの連続で。
それこそは、フレッドの人生のように。
いや、むしろ最初から何もかも与えられていたぶん、ナンシーの人生は、より我慢の連続だったのかもしれない。


恐れはない 迷いさえない
孤独にも耐えよう 辿るべき道なら

けれどいつしか 心深くに
言い知れぬ惜寂宿って 逃れられない


自分が耐えてきた道、そしてフレッドが耐えてきた道。
逃れられない惜寂。

さだめ。

それが解るからこそ、ナンシーはフレッドに惹かれた。
そして、それが解るからこそ、ナンシーはフレッドを赦した。
ひとときの間、自分を置いて両親の元へ走り出した彼を。

走り出すわけが、ナンシーには見えなくても。
すべてを理解し、赦した。

そしておそらく、ナンシーはフレッドを赦すだろう。
ひとときの間、自分を忘れて船の上での恋に身を焦がした彼を。

その恋の形が、ナンシーには見えなくても。
すべてを理解し、赦すだろう。

だから、フレッドは大丈夫だ。
船を降り、日常に戻っても。

彼にはナンシーという、すばらしい女性がついていてくれるのだから。
誰よりも彼を解ってくれる、聡明で優しさにあふれた女性が。

と、私は勝手に思っている。
ウメちゃんの聖女のような微笑みに、彼女ならフレッドを、私の大好きなフレッドをしあわせにしてくれるだろうと。
私は勝手に思っている。

あの結婚式の場面があるから、フレッドは船を降りても大丈夫だと信じられる。

ウメちゃんは、それだけのいい女だ。
いまや、それだけのいい女になったと、私はそう思っている。
一瞬の微笑みですべてを語れる、すばらしい娘役になったと。

ウメちゃん、ありがとう。
大和さんのところへ来てくれることに決めてくれて、ありがとう。

つか、ウメをしあわせにしなかったら許さんぞ!大和悠河っ。
私がいちばん好きな娘役はウメちゃんです。
ここには書いてない、書けてないけど。リアル友は知ってるよね。

ウメかわええかわええかわええ。ほんとかわええ。
大好きです。

私はリアルでも、大和さんの相手役は誰がいいとか、自分から話しはしませんでした。一連の人事の衝撃が大きすぎて、そーゆー気になれなかった。
それでも「爆裂タニぃファン」である以上、人には聞かれます。
「タニちゃんの相手役、誰がいいと思ってるの?」
そのときの答えは決まっていました。

「あたしはウメが好き」
答えになってないし。「好き」と「相手役としていい」、違うし。

ウメは大好きだし、いつかはトップになる人だろう。
だけど、ウメちゃんの良さがほんとうに生きるのは、大きく両手をひろげドーンと立って、あったかい笑顔を見せながら、駆け寄る彼女をぐあばっと抱きしめ厚い胸に顔を埋めさせちゃうような相手役さん(どんなだ?)(イメージね)(分かりずらいってば)のときだと思っているんですね。
わたるさんと組んだ『Across』、しいちゃんと組んだ『フェット・アンペリアル』、ウメがウメらしく輝いた舞台。

そんなウメちゃんに、大和さん。ウメの良さは生かされるだろうか?

それとね。
ウメ、あんなんで小心者だから。すげー繊細だから。
って、まるで友だちのように言ってみるが、別に友だちではない(当たり前)。
彼女の舞台をずっと観てきた身として、彼女が大好きな身として、心配です。

はじめての組替。トップ娘役のプレッシャー。
大和ファンだからこそ言いますが、大和さんに合わせようとする気苦労。彼、基本相手役見ないし。
そんなこんなで、ウメが押し潰されてしまわないだろうか?

トップになる順番として、次はウメだったんでしょう。ウメも分かっていただろうし、覚悟はあったはず。
大和さんについてきてくれると信じていますが。

ビジュアル最強コンビではあるな。

ウメちゃんがウメちゃんらしく輝けるよう、大和さん、ウメをよろしくお願いします。どうかよろしくお願いします。
そんなウメスキーのつぶやき。大和ファンとして、その言い草はどーよ?なんですけど。


あ、フレッツかしるいタニトークショーいってきました。
いえ、大和さん見にいったんですけどね。

なにを見にいったんだか。

いやん、もおなんなのお、かしるいのラヴラヴっぷり!!!

リアル「奇っ怪な、どうしてあそこだけ明るいのか」ブランドン@まやさんのフレッドバーバラ状態。

にっこりと王子の微笑みで愛しげにるいちゃんを見るかしちゃん、あああああ〜、あんな目で見られたい〜〜〜!
王子さまだ、リアル王子さまだわっ。かしちゃんの目から、はあととお星さまが出てるのよう〜!
うっとりとそれを見上げるるいちゃん、ひいいぃぃい〜、このしあわせもの〜〜〜!

きらきらのお目々で見つめあうふたり。
なにこれ、新婚さんいらっしゃいか?(って、まだ番組やってるの?)

子どもの頃、信じていませんでした?
いつかきっと、あたしのところにも王子さまがお迎えにきてくれるわって。

ほ〜、王子さまって宝ホにいたんだ!!(素)(でもやっぱり私を迎えには来てくれなかったんだが)

で、大和さん。
上級生のこと「かしげちゃん」とか呼んじゃう天然っぷりがステキでしたわ。え、そこか?食いつくのそこか?(笑)

さて、明日は大和茶。
連日大和さん漬けな私(と緑野さん@トークショーも大和茶も一緒さ!)ですが、あたし今晩かしげ王子の夢を見そうなヨカン。
えええ?!いいのかそれ?
「植田紳爾・魂(こころ)の軌跡」……しっかし、つくづくすげー副題だな。
11月27日、昼夜2公演にわたって、植爺を讃えにいってまいりました。

植田一族「舞三代」はともかくとして、で、これ作品として2度観る価値あるのかってのもともかくとして、いつでも祭りは楽しいものさ。
これだけスターさんが揃っていれば、そりゃあ無条件で楽しいです、はい。

最初が松本先生の「祝舞」。ソロ歌手がとにゃみ、コーラスが宙娘。
そして、「夜明けの序曲」。
トップさん3人が、歌いながら緑の袴で大階段を降りてくる。

かしちゃん、綺麗〜〜〜〜〜!!!

初々しくも堂々たるトップぶり!ああ、うちのトップさんはなんてステキなんでしょ、うふうふうふ。
と、気がついた。
センターの瞳子ちゃんのはずじゃんか、いちばん初々しくあるべき新人トップさんは!
瞳子ちゃん、あなたって……恐ろしい子!(きねこ並みだわ)(違)
あまりの貫禄に、クラクラしました。

瞳子ちゃん、トップご就任あらためておめでとうございます。

そのあと、緑の袴のスターさんたちが次々と大階段を降りてきて、出演者総揃い。
こーゆーときのお楽しみは何か?

ええ、タニしいですの、ほほほ。

2番手最下級生である大和さんと、3番手以下(星の2番手はうやむやのままとして)路線最上級生であるしいちゃんは、イベントの並びでお隣になることが多いんですわ。
タニしいがひとつのオペラで撮れるという、私テキにとってもオイシイ状態になるんですの、ほほほ。
ええ、今日もお隣よ、ほほほ。

いやもう、大和さんの宙組のなかですら薄〜いメイクと、しいちゃんの濃〜い星組メイクが並んでるだけで、楽しくて楽しくてねえ、ほほほ(だからそれオマエだけ)。

それがね、それがね!

今回は、もっとすごいことがおこったんですよ。

前列の路線並びにセンターからトップさん、2番手、3番手以下です。タニしいの並びはこの上手です。
2列目から学年順。なんで、2列目は恐ろしく濃い並びになります。
じゅんこさんとかじゅんこさんとかじゅんこさんとか、まりえさんとか、えりさんとか、にしきさんとか、すっしーさんとか、きんさんとかが並んでるのよっ。
ね、楽しいでしょ!

でね、でね!
私はもちろん、みきちぐチェックを怠らないわけですよ。や、ゆーほチェックをする人に、それもどーよと言われてもね、緑野さん(笑)。
ちーくんは、いました。

大和さんの真後ろに!!!

つまり、大和さんの右にしいちゃん、後ろにちーくん。

えええ?!

タニしいちぐ、「夢のトライアングル」じゃんかっ!!

なにこれ、私のための『夢のメモランダム』?!

いえ、しいちゃんの右隣が涼さんだったり、その涼さんの黒のお着物は瞳子ちゃんと被っていながらも涼さんのほうがさらに派手な模様だったり、後列はちーくん、越リュウ、ももかさんまで並んじゃって濃さも一段と増してたり、越リュウの化粧の濃さも一段と増してたり、楽しいことは他にもありました、ありましたけど。

私の目には、タニしいちぐの創る美しい三角形が、本舞台から浮き上がって見えましたのことよ(真顔)。

それでね、大和さんがピンクのお着物、しいちゃんが黄色、ちーくんが青。赤黄青。

しんごうき〜〜!へっへっへっ。(大喜び)(なぜ、喜ぶ?)(分かんないけど嬉しい)

あああ、たっのっしっいっなっっ!!!

私は楽しかったけど、これ書いてる今も楽しくなっちゃうんだけど、これ読んでくださっているかたはちっとも楽しくないだろうな、すすすすみません。


いつでも祭りは楽しいものさ。

私、忘れてたの。1公演目は。
かしちゃんが綺麗で、瞳子ちゃんが貫禄たっぷりで、タニしいちぐに喜んで、楽しくて楽しくて。
私、忘れてたの。

2公演目。
トップさん3人が、歌いながら緑の袴で大階段を降りてくる。

あ。

かしちゃん。

あと2週間したら、また緑の袴でこの大階段を降りてきて。
そのときは、お着物も黒紋付で。
そして、大劇場を卒業しちゃうんだ……。

嘘だ。嫌だ。

そう思ったとたん、だーだー涙がこぼれてきた。
あれ、おっかしいなあ、さっきまで楽しくて楽しくてしょーがなかったのになあ。

分からないけど。かしちゃん、黒燕尾で大階段降りてくるかもだし。や、そーゆー問題じゃなくて。

なんかねー。すごくせつない。
せつないけど、瞳子ちゃんや麻子ちゃんと並んで大階段を降りてくるかしちゃんを観られて、私、しあわせです。
宙組トップスター貴城けいを、たくさんたくさん観ておきたい。

お持ち帰りしたい貧乏神@大和悠河(笑)その他は後日また。


******

サトリちゃん@立樹極右の即レスに答えて追記。

タニしい、掛け算じゃないってば!
私、残念ながら腐ってないからっ。
単純にお名前を並べてみただけのことよ。つか、ユニット?だからあ、タッキー&翼みたいな?(違)

タニしいの掛け算!!(爆)
ありえねー!……あったら恐い。

******

緑野さん@まっつまっつまから更にレス。

タニ攻のしい受。だそうな。はは……ははは。
腐女子とは難しいものよのう。おほほほほ。
ムラ遠征から帰ってきたら、カウンターが10万を回っておりました。
本当にありがとうございます。
リンクしてくださっているみなさま、ご訪問くださっているみなさまに、深く御礼申し上げます。

ブログとしてはまったく役立たずの、情報は無いわ、更新は遅いわ、ただ主観だけのつぶやき日記ではございますが、ぼちぼちやっていきます。
これからもよろしくお願いいたします。

今回の遠征で宙組3公演、メモランダム2公演、最終日はムラの昼観たあと東宝に飛んで夜は雪組新公。
えーと、3日間で6公演。
コイツいつ働いてんのか、つかほんとに仕事してんのか疑惑浮上(笑)。
や、してますってば。働かねば劇場に行けない。切実。

最近の口癖。
金持ちの友だちを見つけるとか、ほほほほほほbyフレッド

今、思うこと。
貧乏神@大和悠河をお持ち帰りしたい。あう〜、びんぼーがみラヴ。めっちゃラヴ。
そして、白いお衣装のかしちゃんにお持ち帰りされたい。これも真顔。
つーことで、『夢のメモランダム』近日アップ予定。

できるかな……byバーバラ
オマエそのネタシツコイ。
坂本竜馬は、自由な心で誰の懐にも飛び込んでいった。
その言葉と人懐っこい笑顔に、誰もが心を開いた。
そして、人が動いた。
そして、国が動いた。

自由な心と、人懐っこい笑顔。
誰もが愛さずにはいられなくなる人。
それはまさしく、貴城けいだ。
坂本竜馬は、貴城けいだ。

かしちゃん、初日おめでとうございます。
2006年11月3日、貴城宙組の幕が上がった。
新生宙組の夜明け。

とにかく、美しい。
鮮やかな宙色の着物、これも鮮やかな赤い一輪の山茶花をくわえ、息を呑むほどに美しいあなたの姿。

俺は信じる 自分の夢を
今 嵐の雄叫びを聞け

私は確かに、あなたの雄叫びを聞いた。

ショーが始まる。
真ん中にいることが当然である人。
当たり前に真ん中にいて、当たり前に大劇場の空間を自分のモノにしている。
あなたは「真ん中にいるべき人」だ。
真ん中にいてこそ、真の魅力が存分に生きる人なのだ。

今、そこに立つあなたの姿を目の当たりにできる私たちは、本当に本当にしあわせだ。

だから、驚いた。

サヨナラ 口にしてみる
サヨナラ そっと言ってみる

ありがとう 心からありがとう
ありがとう いつもいてくれたね

今 私は虹色の空に立つ
全てみな輝いて 愛に包まれている
心をここに残して

なぜ、あなたはサヨナラの言葉を口にするのか。
なぜ、あなたはそんな優しい顔でありがとうと言うのか。

これは、サヨナラ公演なんだ。
まぎれもなく。
貴城けいの、お披露目でサヨナラ公演なんだ。
あらためて思い知った。
だからサヨナラと、あなたは言うのか。
そんなに美しい姿で、そこまで真ん中の魅力を見せつけて。

そして、なお。
サヨナラと、あなたは言うのか。

痛哭の思いが、胸を刺す。

だけど、あなたはやっぱり優しい顔で笑っているから。
私も笑顔でいよう。

あなたと、あなたの素敵な相手役さんと、あなたの素敵な宙組の仲間たちに、私が言おう。

ありがとう 心からありがとう
ありがとう いつもいてくれたね

貴城けいの宙組と、私は共に歩く。

ありがとう 心からありがとう
ありがとう いつもいてくれるね


でね〜。
「いてくれた」と書いてみたけど、実は「いててくれた」。
や、確かにそう聞こえるけどお。「いつもいててくれたね」ってえ?!
絶対テキに受け入れられないわあ。
実は「言ってて」なんだろうか。や、「いつも言っててくれたね」も変ですけどね。
「いててくれた」?「いてて」?単純にキモチワルイんですが。
関西弁なのだろーか。なんで突然、関西弁?
それとも、なにか深い意味があるの?私が無知なの?え、古語か?
「居てて」?「射てて」?「凍てて」?

なぞです。
そもそも、博多の頃からこの異常な事態は続いている。

休みの度に、博多に遠征した。つか、入り浸った。
博多開幕の直後、大劇場ではわたるさんのサヨナラ公演が始まった。
博多と大劇を絡めた遠征を続けた。お金がないから、夜行バスでムラ入りし観劇、その晩夜行列車で博多入りするという、恐ろしいスケジュールも敢行した。
博多が終わっても、週末は大劇のわたるさんサヨナラに通った。千秋楽まで見届け、すぐに東宝だ。東宝はホーム、もちろん通った。
そうこうしているうちに、コムちゃんのサヨナラ。ムラの前楽チケットが手に入り、また千秋楽までムラ入り。
東宝に戻ってわたるさんのことだけ考えたくとも、今度はかしちゃん新生宙組公演の幕が開いた。
初日からムラ遠征し、翌週はわたるさんの東宝楽。最後はべったりと張り付いた。
涙の乾く間もなく、今度はコムちゃんが東宝へ。
とりあえず初日を観て、その夜にバスでムラ入り。週末はムラ。
宙組公演がムラで演っている以上、私は行く。

で、今週末もムラなんだけど……その翌週も、翌週も……。

完璧にキャパシティー超えてます。
私の脳みそ、小さいんだってば。何も書けない……。

つか、身体ボロボロ……。

もう、こんな観かたは今年で止める!来年はゆったり観る!

サヨナラ続きの、この異常な宝塚にも問題がある。
私の、この異常な大和煮えにも問題がある。

宙組の感想、全然書けてないなあ(とおい目)。
かしちゃんは美しい。
るいちゃんは可愛い。
サンドはオカマ。

はい、ちゃんと書きますので、なにとぞご容赦を〜〜〜!byスコット@ともみん

あら、私ったらまだ『愛短』から帰ってきてないわ。おほほほ。おーい、帰ってこーい!
や、期待もされてないから、「書かない」ことに「ご容赦」を願う必要もないわけで。

この台詞を言ってみたかっただけさ!

えーと、できれば盆回りでね。
僕は船を降りるまで、元には戻らないよ。

だけど。
その船は確実に、港に向かって進んでゆく。


私の「ラスト4日間の航海」、2日目。
11月10日はフェアリー立樹遥さまのバースデーでした。
入りからがっつり見させていただきましたので(笑)、後日あらためて書かせてください(書く、書くからっ)。

残念だったのは、「誕生日なのに何怒ってんだよっ!」てゆー期待のアドリブ、エリック@ちーくんが聞けなかったことかな。
正塚芝居でアドリブが許されるとしたら、もう、ちーくんしかない!ぐらいに思ってたんですけど(笑)。

そして、「(仮題)きねこ、恐ろしい子……」について。

ここに、あるヅカファンがいます。
仮にお名前を「きねこ」さんとしておきます。
きねこさんの愛する「彼」。「彼」は今、退団公演中です。そりゃー毎日でも東宝に飛んでいきたいでしょう。
でも、公私共にお忙しいきねこさんに、それは許されない。

ついこの前も、こんなことがありました。

きねこ「仕事忙しくてねーーー、東宝行きたいと思っても時間が無くて、もうテンパっちゃって。それでね、ついつい『クルー名鑑』書きはじめて」

は?は?は?
それ、変だからっ!爆笑!
仕事片付けよーとテンパると、その手は『クルー名鑑』仕上げちゃうのか?!

そんなきねこさんが、私は大好きです。

11月10日。きねこさんは来たるべき前楽、大楽に備え、お仕事に専念するとのお話でした。
ただ、この日は1回公演でしたが、サヨナラショーのお稽古のため、生徒さんの出は21時を回ったのです。

これだけ遅くなれば、きねこさんも出に間に合うかもしれない。「彼」の姿を一目見られるかもしれない。

そう思って、きねこさんに「出、まだ間に合いますよ」とメールしてみましたが、返事はなかった。
やはりお忙しいんだろうな。

「彼」はまたもやかっこよく、笑顔も優しく麗しく。

さとこさん(仮名)と二人、来られなかったきねこさんに思いを馳せながら、「きねこさん、仕事頑張って、元気で、幸せになれーー!(順不同)(その前に意味不明)」と言い合い、東宝を後にしました。

さて。
「まだ2日あるよ」
自分にそう言い聞かせて、早起きした翌日。前楽の朝。

PCを開くと、きねこさんちが更新されていた。
はて?劇場に行く時間も取れないぐらいご多忙のなか、なにを……。

は?は?は?
だから。SS?!

読んで、びゃあああああ、と大泣きです。
朝からPCの前で「うぐっ、うぐうぐうぐうぐっ、フレッド、フレッドーーー」、涙があとからあとから。

「あなたがどこかでしあわせでいてくれるのなら、わたしもしあわせだ」

フレッドが大好きです。


つか、きねこ?(呼び捨てか?笑)

あなた、仕事忙しくてテンパってるって……それで、クルー名鑑かと思いきや……。

あげく、SSなのっ?!

もう、あなたって……ほんとうに……。

恐ろしい子(白目を剥く)。


すみませんすみませんネタにしてすみません。
なんかすごい前振り仮題で、ドリーさんにも「すわナニゴトか?」と言われてしまったのですが、これだけの話。すみませんすみません大袈裟なのが性分です。

kineさんの文章のすばらしさは、深い洞察力と豊かな表現力を併せ持っていらっしゃるところにあると、私は勝手に思っているのですが。
『クルー名鑑』にも、度肝を抜かれましたって。
http://diarynote.jp/d/42631/20061108/
仲間内で『愛短』をkineさんに次いで観ているはずの私には、「ああ、そういえば」と思うところはたくさんありました。でも!
書けないってえ!だいいち、あそこまで微細にわたって観られていません。尊敬いたします。
や、フレッドと被る場面もたくさんあるにもかかわらず、ですよ!この洞察力!

で、次は、あのSSですか。
http://diarynote.jp/d/42631/20061110/

泣かせるなよ、ただでさえ毎日泣いてるんだからあ!
kineさんのばかあ!

嘘。
ありがとう……。

ありがとう……。

なんか、よく分かんない追記ですね。


水面を滑るように、たゆまず船は進む。

あと、2日。2日しかない。
でも。

まだ2日あるよ。

僕は船を降りるまで、元には戻らないよ。
断言しよう。
今日、このタイトルを付けたブログは、全国100万件ある。

でも、あと4日なのだ。

4日で……着いちまう。


何処に?

分からん。


これの感想って、殆どまともに書いていないのね。
今、気がついた。
まあ、いつだってまともな感想など書けたためしがないんだけど、私は。
ムラでも、そして東宝でも、実は地道にリピートしてます。
大好き。

なんて愛しい人たちなんだろう。
『愛するには短すぎる』の世界に生きる、彼ら。
フレッド、アンソニー、バーバラ、マーシャル、オコーナー、ドリー、エリック、ううん。
みんな、みんな。

愛しくて愛しくて、涙が出る。エリック。
ネタかよ。ちょっとな。でも、ほんとに大好きよ。

真顔で言ってみましょう。
フレッドに、手首にキスしてもらいたいです。唇なんておこがましいことは言いません。や、むしろ手首希望。

どの口が言うヲイどの口でその言葉を吐くんだ吐けるんだオマエ。

ああ。この前こう書いたんですが。
>「わたる会の白い会服」という文字を目にして、胃が引き攣れた。
>吐くかと思った。

今日、実際に目にしたら、確実に吐くと思っていた。
かろうじて道端しかも日比谷のド真ん中で吐くことは免れた。かなり、えずいたが。

わたる会の会服も、わたるさんの荷物のバッグも、白だった。
化粧前も、きっと真っ白なんだろう。

わたるさんのピュアファンのかたは、いろんな意味で覚悟ができているのかもしれない。2月13日、そのときからカウントダウンをされているのかもしれない。

その覚悟がなかった私は、ここへきて、とてつもない焦燥に駆られている。
どうしたらいいんだ。

あと4日か……。
休演日明け、今日からあと4日。
私は東宝に通います。あ、今日は夜だけだったけど。
いつ働いてるんだ自分?(働いてるってば!)(お金ないんだよ!)


この公演、ムラ初日からほぼ毎週リピートしているものの、雪楽・宙初日とムラ生息につき、今日は2週間ぶり。

……ありえねー!!!

なんなんだよあの人たちのあのテンション!
すげーことになってるつかそれ演りすぎだからっ絶対演りすぎだからっ、でも。

だからこいつら大好きだ。

「船長、くわあいぞおくうぐああああああ〜〜〜!」、たぶん海賊が。
「むむうあああしゃる・ぬううええぇんずぬあああああすでええ〜〜〜す!」、たぶんマーシャル・ウェンズワースです、もはや平仮名の域。
しいちぐフォーエバー。
突然何を言い出すんだ意味不明なそのいや分かる人だけ分かってください。


そして。

わたるさんの顔を、ずっと見ていた。

ものすげーずっと見ていた。

ずっと、ずっと。ずっと。

写真なんかなくても思い出せるように。
てゆーフレーズも、すでに全国100万件のブログで見たんだが。


できるかな。
かしちゃんの公演を応援することを、なによりも考えています。
先のことは、そのとき考えればいい。
今は今のことを考えています。


「おめでとうございます」
何回も言っていただきました。ほんとうに何回も。
仲間たちに。友人たちに。今は遠く離れている友人からも。
「おめでとうございます」
朝から、何回も。朝から、祝福の言葉をいただいて。朝から。
みなさん、ありがとうございます。

え?朝から?

ええ。朝から。

11月7日、今日は私の誕生日です。

他意はない。
「お誕生日おめでとうございます」ってことですわ。
覚えていてくれて、ありがとう。しあわせです。

みんなに祝福され(や、祝福されてもどーよ?つー歳ですけどね)、自分の周りにいてくれる人たちの温かさが涙出るほど嬉しくて、しみじみしあわせをかみしめていたら。

夕方、すげーサプライズが飛び込んできた。

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2006/11/07
次期宙組主演男役について

この度、次期宙組主演男役に大和悠河(宙組)が内定致しましたので、お知らせ致します。
                           
宙組主演男役としての初公演は、宙組公演『A/L』−怪盗ルパンの青春−(梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演:2007年3月15日〜3月27日、東京特別公演:2007年4月1日〜4月8日、名古屋特別公演:2007年4月13日〜4月15日)。宝塚大劇場でのお披露目は6月22日〜7月30日(東京宝塚劇場:8月17日〜9月30日)の宙組公演(演目未定)となります。
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は?は?は?

正直、いろいろ複雑なんですが。

何故、今日なんだろう。
11月3日に、かしちゃんのお披露目公演の初日が開けた。
「さあ、もういいだろう」とばかりに、そそくさと発表ですか。
初日が開ける前に次期トップが発表にならないのも不自然だったが、かと言って今日というのもどうなんだ。
素直に喜べない自分がいます。

元々の人事が歪んでいるから、先々まで歪んでくるんだよ。
劇団のやることに、不信感がつのるばかり。

でも。大和さんには思う。
心からおめでとうございます。

私たちは、ついていくだけだから。
どんなあなたにも、ついていくだけだから。

で、なに。

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宙組公演

公演日程:2007年3月15日(木)〜3月27日(火)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演
ミュージカル『A/L(アール)』−怪盗ルパンの青春−
作・演出/齋藤吉正

公演日程:2007年4月1日(日)〜4月8日(日)
東京特別公演<日本青年館大ホール>
ミュージカル『A/L(アール)』−怪盗ルパンの青春−
作・演出/齋藤吉正

公演日程:2007年4月13日(金)〜4月15日(日)
名古屋特別公演<中日劇場>
ミュージカル『A/L(アール)』−怪盗ルパンの青春−
作・演出/齋藤吉正
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……サイトーくんのルパン。
……サイトーくんのルパン。

さらに「青春」てえ!!!(呆然)

サイトーくんでルパンで「青春」とくれば、これはもうイヂメのレベルですってば!

早くも大和潰しかっ?!


今日は友だちから、たくさんのステキな言葉をいただきました。

>ジュンタン、ブログ1周年おめでとう……そしてお誕生日おめでとう。

はい、彼女はとってもステキなイタリア人(笑)。
今日はメールをいただきましたが、明後日はお会いする予定なのです。
きっとポケットから小箱を取り出し、私の薬指にそっとリングをはめてくださるに違いありませんわ(ぽっ)。もちろん、かしちゃん張りの王子スマイルでね。
私もるいちゃん張りの涙目で、つつしんでお受けしたいと思います(ぽっ)。
あ、本気にしないでねkineさん。

>なんかすごい誕生日プレゼントが届いちゃったみたいですが……それもおめでとうございます、と言いたいと思う次第でござそうろう!

思いはすべて星公演へと繋がる病らしい、そんな彼女は毎日?東宝におわします。
そして、毎日船長さんのことばかり思い詰め、どうやら思い詰めると言葉が古くなってござそうらえども。
この度「立樹右翼」を返上し、「立樹極右」に就任いたしました、我らがアイドルサトリちゃん。

緑野さんは「お誕生日おめでとう」のあとに、ズバリ。

>いきなりサイトーくんだし、不安もあるでしょうが、ステキなトップ時代になるといいなぁ。

サイトーくんでルパンで「青春」ですからね。
不安を通り越して、絶望ですの。


大和さんのトップ内定は、複雑な気持ちで。いろいろ、いろいろと。
でも、誕生日の「おめでとう」は、素直に嬉しいです。

彼女たちだけじゃないの。みんな、みんな、ありがとう。
ほんとうに、ありがとう。
誕生日って、嬉しいね。
こんな私の誕生日を覚えていて、「おめでとう」って言ってくれる人がいる。
人はひとりでは生きてゆけない。

すごくしあわせです。

私はほんとうにしあわせ者です。

だから、祝福されてもどーよ?つー歳ですけどね。


かしちゃんの公演を応援することを、なによりも考えています。
先のことは、そのとき考えればいい。
今は今のことを考えています。

1周年御礼。

2006年11月6日 宝塚
今日11月6日、『強いぞ!』は1周年を迎えることとなりました。
この1年、思いもかけず多くのかたにご訪問いただきました。ほんとうにありがとうございます。
これもひとえにこんなうちをリンクしてくださっている各ブログさまや私の友人たち、そしてこんなうちを訪問してくださっているみなさまの愛あればこそ。
心から感謝しております。

毎日意欲的に更新されているブログさまも数あるなかで、私がこの1年で更新できた数は、あきらかに少ないのですが(汗っ)。
中途で放置されたままのものも、多々ありますが(焦っ)。

えーと。『ネバセイ』ムラ楽っと……まだ言ってみる。

昨年の11月6日。
最初に書いた簡単な挨拶文を「カテゴリー宙組」にしたのは、『強いぞ!』という言葉こそが私の大和悠河愛なのだという、かなり無理やりな理由からだった。
「カテゴリー宙組」
そう、最初に作った「myテーマ」は「宙組」だった。
「大和悠河」なんてものは作らなかった。

私は「冷静な」目で各組を観て、次々と!ええ、次々とその感想を書いていくつもりだった。「myテーマ」は「花組」「月組」「雪組」……と、増えていくはずだったのだ。

う。自分で失笑するぞ。

私は「冷静な」目とはとても言えないが、各組観る。
だが、手が追いつかない。ひとつのことを書くのに、これでも必死なんだってば。

「宙組」「宙組」「宙組」エンドレスに「宙組」、毎回同じカテゴリーで更新し続け、ようやく「これじゃカテゴリーの意味がない」と自覚しはじめた頃、「それ変だから!」と友人たちに注意された。

「や、私は冷静な目で各組を観て、その感想を書いていこうとね……」
私の言葉が彼女たちの失笑を買ったそのときには、すでにここは爆裂タニファンの大和煮え日記と化していた。

おかしいな……こんなはずでは。

どの組も観るし、青年館だって、場合によってはバウにだって飛びます。コムちゃんの楽であれば、ムラに生息もします。

他のことは書けていないし、私が好きなのは大和悠河で宙組で星組かもしれないけど、でも。
結局、私がなにより好きなのは、「宝塚」なんだ。

好き。宝塚が大好き。

だから「大和悠河ファン日記」とは、あえて名乗っていないわけで。え?なに?失笑しないでえ。

これからもぼちぼちやっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、と。
今週は星組強化週間につき、東宝に生息いたします。

ムラから帰ってきたら、よそのブログさまで「わたる会の白い会服」という文字を目にして、胃が引き攣れた。
吐くかと思った。

わたるさんはほんとうに退めてしまうのだろうか。

いや、そんなはずは。

フレッドに会いたい。
新生宙組の幕が上がった翌日、梅芸では花組全国ツアーが始まった。
私は大劇場にいて観ることはできなかったけど、緑野さんやnanakoさんが速報をあげてくださっている。

『エンレビ』のフィナーレで、オサちゃんはマイクを忘れたらしい。
だが、その歌声を3階席まである梅芸で届かせたらしい。
以下、緑野日記11月4日より。

>そーしてついにフィナーレ。
>オサ様、マイク忘れて出てくるし。

>羽根背負って出てくる、最後の最後ですよ。
>マイク忘れるなんて、ありえない(笑)。

>なのに歌声、聞こえるし。

>わたし、1階後方にいたんですよ。なのにふつーに声届くの。
>オサ様、歌い出しの一瞬で、「しまった!」ってカオしたの。マイクないことがわかったのな。
>で、次の瞬間にはふつーのカオして、歌い出したよ。

>3階席まである巨大な劇場だよ?
>ふつーに声、届かせるのかよ?!!

>わーん、オサ様〜〜っ。


同じ日、同じ昼公演、同じくフィナーレ、場所は大劇場。

大和悠河は、マイクを忘れなかった。

ただ、音声さんが。
彼のマイクを入れるのを忘れただけさ。

2番手羽根背負って出てくる、最後の最後ですよ。
マイク入れ忘れるなんて、ありえない(怒)。

わたし、2階席だったんですよ。
フィナーレの階段降り、大和さんにスポットが入った。
だが、その歌声は最初、聞こえてこなかった。届かないって、ふつーは。

わたしはドキっとして、彼のマイクを探した。
付いてるじゃんか!をい、音声さん何やってんだよっ!(怒)

大和さん、歌い出しの一瞬で、カオが引き攣ったの。マイク入ってないことがわかったのな。
で、次の瞬間にはふつーのカオして、歌い出したよ。
カオはふつーだったけど、渾身の力を籠めて、怒鳴っていたんだと思う。

彼の声は、届いた。
わたしに、届いた。
わたしたちに、届いた。

そう、マイク無しの地声が聞こえてきたんだおおーーー!!(めろめろめろ)

涼しいカオして、どんだけ怒鳴ってたんだろ。

2階席まである巨大な劇場だよ?
ふつーに怒鳴り声、届かせるのかよ?!!

わーん、タニつ〜〜んっ。

や、客席のわたしは彼渾身の怒鳴り声を聞くことができて、まったくもって大和悠河って大和悠河だぜ!(意味不明)(でもガッツポーズ)って、そりゃあもーしあわせでしたけどね。

至近距離でそれを耳にした、大階段に立つ下級生のみなさま。

えーと。
ご愁傷さまでございますです。


見事にその場を怒鳴り通し乗り切った彼は、大階段を降りラインアップの列に入った。
下手側から回るんだけど、右京さんが前を通ったとき、アイコンしてた。

「ねえ!あん、もお!」みたいな。

わたし、崩壊。

そのカオが見られたから、音声さん許す!


音声さんもしかしたらいつも彼の階段降りのときにマイクボリューム下げてるんですかそーなんですかついつい手が滑ってオフにまでしちゃいましたかあーそーですかキモチは解りますけどヒドイぢゃないですかちょっとおほんとにそーなんですか。
いや、なに。独り言。
怒涛の雪組大劇場千秋楽ツアーから、帰宅しました。
10月28日(土)阪急交ちゅー社(コムロさんご挨拶より)(笑)貸切観劇。
10月29日(日)前楽、朝海ひかるサヨナラショー観劇。
10月30日(月)大楽、入りと出だけしっかり見学。
雪担ぢゃないくせに、私はいったい何をやっているんだか。
でも、チケ難のうえ、千秋楽パレードも大混雑が予想される東宝を考えると、ムラでのコムまーを見届け……ではないにしても、隅からでも見つめることができて、よかったと思っています。

で、問題は中3日で宙組の初日が開くという。もちろん、馳せ参じるという(笑)。
みんなに「このまま居座れば?つか、いっそのことムラに住んでしまえ!」と言われながら、仕方なーくいったん帰りましたのことよ。
ほら、仕事しなきゃチケット代がさあ(切実)。


『堕天使の涙』『タランテラ!』、私は好きです。
簡単な言葉にはできそうにもないし、いつか感想が書けるのでしょうか。
『堕天使の涙』は、聞いていたほどまーちゃんの出番が少ないと感じることもなく、だーだー泣いてきました。
『タランテラ!』は、初回は壮くんに釘付け、2回目はキムちゃんガン見てゆー感じで、受ける印象が非常に違うのが面白かったです。
もちろん、コムまーのすばらしさは、言うまでもなく。

遠征1日目、終演後にいつものレストラン(てえことにしとく)に「ナナチャンネル」のnanakoさんをお呼び出し申し上げる。あ、nanaたんは仕事帰りでした、ほんといつもお世話になってます(感謝)。
そして日付けが変わるまで喋りまくったあげく、お車デート……ぢゃない、ホテルまで送っていただく有り様。あ、nanaたんは翌日も仕事でした、ほんといつもお世話になってます(感謝)。

遠征2日目前楽、この日は緑野さんもご観劇。幕間に「Nocturne」のmaさんをご紹介いただく。

緑野さん「こちら『爆裂タニファン』のジュンタさ……」
maさん「ぶあああっふぁ!」

緑野さんの言葉が終わるか終わらないかのうちに、何故か吹きだすmaさん。だから何故だっ。
緑野さんはご自分のお友だちに、私のことをいったい何と解説しているのだろうかと不安になる。その前に、枕詞も変な気がする。

お2人と話しているとき、自分のバッグがぐしゃぐしゃに濡れていることに気がついた。
光のパ・ドゥ・ドゥで盛大に泣き出した私は、バッグからハンカチを取り出そうとしたのだ。が、しかし、出てこない。
そのままバッグを膝に抱え、ボタボタと涙をこぼし続けていたらしい(とにかくよく泣く人)。

私は大楽のチケットは持っていないし、東宝楽を手に入れることも難しいだろう。
最初で最後の朝海ひかるサヨナラショー。コムちゃんに、私なりにお別れをしてきた。や、もちろん東宝でも、通常公演は観させていただきますが。
いきなり『ベルばら』のイントロから始まって、小公子でも出てきそうな勢い。そして、大階段で「我が名はオスカル」。
やらないわけにはいかないのなら最初に片付けとけ、みたいな?

コムちゃんファンには顰蹙かと思いつつ、大和煮えとしてひと言。
「お〜お〜お〜、大和よーーー!」とセリさがってゆくコムロさんに思わず反応してしまいましたほんとすみません。

この日の出も見学。
コムちゃんはゆっくりファンの前を歩いて、にこやかに手を振ってくれていたときに、ああなっちゃったわけで。
すごく悲しかったし、ショックだった。だけど、それ以上のことが言えない。本当に口惜しいけれど。

遠征3日目千秋楽、チケも持たず朝から花の道に陣取る私。お前、誰ファンつー話。
でも、出遅れてあんまりいい場所ぢゃなくて、すべてがはっきり見えたわけではないのだが。
ミズさんがやたらオトコマエに仕切っているのと、自分も退団者であるはずのまーちゃんがニコニコ笑いながら横にちょこんと引っ付いているのが、なんとも微笑ましくて。
拡声器のコムちゃんの声は聞こえてきた。たぶん最初はスイッチ入れないで喋ってたらしーのも、なんとなく分かった(笑)。

別の場所で入りを見ていた緑野さんと合流、花の道を歩いていると、「甘い生活。」のパクさんがいらっしゃった。
私がまだ日記を始める前に、実はパクさんとはチラっとお会いしているのだが、今日はきちんとご挨拶させていただく。

緑野さん「こちら『爆裂タニファン』のジュンタさ……」
パクさん「ぶあああっふぁ!」

緑野さんの言葉が終わるか終わらないかのうちに、何故か吹きだすパクさん。だから何故だっ。
緑野さんはご自分のお友だちに、私のことをいったい何と解説しているのだろうかと不安になる。その前に、枕詞も変な気がする。

私「はじめましてぢゃないんですけど、はじめまして〜!」
パクさん「私たち、メル友ですもんね!」

そう、メールの度に「いつかお会いしたいです」と言い続けて、感動のご対面ですわっ。

緑野さん「え?どんなメールを?」
朝海ファンと大和煮えが、いったい何を話してるんだと、やや不信げなご様子。

パクさん「しいちぐとか(にっこり)」
私「直樹じゅんとか(さらににっこり)」
緑野さん「………」

そうなの、パクさんと私はしいちぐメイツなんですの、ほほほ。
しいちぐフォーエバー!(にっこり)

そのあと、これもいつものフルールで緑野さん、パクさんに加え、ハイディさん、maさんとも合流させていただく。
パクさんは帰られるが、あとはみなさんチケット持っているのよ。
何も無い私は、いったん退場(笑)。

「最後が人間ぢゃないのは、どうですか?」
私は部外者だから、『堕天使の涙』『タランテラ!』が好きだと言えるのかもしれない。
2作品とも究極のあてがきではあっても、最後はオーソドックスに宝塚らしい演目で終わって欲しかった、そう願うファンのかたもいるかもしれない。
公演を観て、それは思った。

「私は好きです」
パクさんの言葉が、すべてのファンの言葉というわけではないにしても、それでもコムちゃんを好きな人の口からそう聞けてよかった。

出は、かなりいい場所で見ることができた。
袴姿のコムちゃんは、天に還る天使のようでした。
袴姿のまーちゃんは、ニコニコと可愛く少女のようでした。
ゆっさんがオトコマエでねー。マコちゃんはポロポロ涙をこぼし続けていて。アミちゃんもすごく可愛かった。
そして、高ひづるさんの凛とした美しさに、圧倒されました。

退団者は、みんな美しい。
宝塚で生きてきた誇りを胸に、旅立つ人たち。

隅からお見送りできて、よかったと思っています。

まあ、その後いつものレストラン(だから、てえことにしとく)に例によってnanaたんをお呼び出ししたくせに、時間制限アウトとなり、「ちょっとお、私も終電なくなるんだけど?」と叫ぶ緑野さんを残し、nanaたんの顔も見ずに店を後にしたのは私ですほんとすみません。

大丈夫、またすぐムラにいきますから!
西のみなさん、またね〜、またね〜!
「観にいってやるから待ってろ、大和!」(nanaたんから緑野さんへの超オトコマエメールをパクってみただけ、嘘です大和さん、拝見させていただきます)


あっと言う間に、宙組初日だわ〜。
かしちゃんが大きな羽根を背負って大階段を最後に降りてくるのが、本当に楽しみです。
宙組の日本物も、ショーも、あと大和さんの女役も(笑)(笑うな)も久しぶり。
期待していますっっ!

「観にいってやるから待ってろ、宙組!」(だからパクってみただけ、嘘です宙組さん、拝見させていただきます)
Happy Halloween!

去年の今頃、東宝では『ネオ・ヴォヤージュ』上演真っ只中。
Halloween当日である10月31日のパペットアドリブ付きハロウィンマンと、終演後のトークショーにどっかああああん!と魂抜かれ、崩壊していたのは私です。
’05年11月9日「愛しのハロウィンマン」
http://diarynote.jp/d/73628/20051109/

「ハロウィン・マジック」の場面は、当時もいろいろ思うところがありました。
’05年11月14日「愛しのハロウィンマン(リプライズ)」
http://diarynote.jp/d/73628/20051114/

今回、『タランテラ!』を観て思っちゃったんですけど。

明るく開幕を告げるその顔をよく見れば、唇の片端は歪められ、人々を操り、その先の闇へいざなおうとするかの如く毒を吐く。そして、人々は入り乱れ、踊り狂わされる。

あくまでも表面上は華やかに、にこやかに。それだけに、その笑顔が、とてつもなく怖ろしい。
闇からの使者、パイド・パイパー@キムちゃん。

「ハロウィン・マジック」も、やっぱ実はそーゆー場面だったんじゃないんだろーか。
ハロウィンマンも、やっぱ実はそーゆー役割の人だったんじゃないんだろーか。

ハロウィンマンに踊らされ、高揚してゆく子どもたち。
その先に待っているのは、闇。

えーと。
子どもたちと一緒になって、つかどの子どもよりも楽しそうに、元気いっぱい明るく(●▽●)踊ってましたっけ、ハロウィンマン@大和さん。

中途半端な演出、どーしてくれる?!
三木章雄、出てこいっ!(怒)


大和さんて、健康な人なんだろーな。

そんな彼ならではのハロウィンマンを、愛しています(ぽっ)。

アタシの愛しのハロウィンマンさま。
Happy Halloween!
最近、別館には殆どいかない、いかないのですが。
『ザ・クラシック』の配役で、ジョルジュ・サンド@大和悠河が発表になったとき、そんな過去のスレタイを思い出しました。
あれは、『不滅の恋人たちへ』の頃ですね。
(●▽●)ジョルジュサンドっておいしいでつか?
これがスレタイでしたわね。

あのときは相手役だった、サンド@るいちゃん。
まさか、その1年近くあとに、ご本人がサンドを演ることになるとはね。

(●▽●)こんどはボクがサンドでつ!

私が前回、「字だけでは何も分からないけど@『ザ・クラシック』配役発表」10月18日http://diarynote.jp/d/73628/20061018をUPしたとき、緑野さんから即レスいただきました。

>ジュンタン、(●▽●)サンドは、男装だと思うんだ。
>『グランド・ベル・フォリー』だっけかでショパン×サンドがあったけど、男装だったし。
>オスカル様カツラで、大きな袖のフリルブラウスだよ、きっと!
>かしコンのちぎみたいな格好だよ、きっと!

うん、私もそう思うの。
前回は、彼が「女」を演ることを、私のヲトメ心が受け入れられないと書きましたが。そして、それはもちろん本当なんだけど(笑)。

何がキツいと思ったかって、たぶん「男装」の女性になるのではないかというところなんです。

ただでさえ、女役でオカマ・コールを呼ぶ人なんですよ!(ん?私の周りだけか?)
「男装」で女性に化けるのは、厳しいんじゃ……。
美しいビジュアルは女に見えてもね、ほら、立ってるだけってわけにいかないから。
なれるのか、女になれるのかっ?

そして、私もかしコンのちぎちゃんを連想しました。
ちぎちゃんはドリアン・グレイ=男……オスカル様カツラで、大きな袖のフリルブラウスの、美青年役でしたけどね。

大和さんのジョルジュ・サンドは、オスカル様カツラで、大きな袖のフリルブラウスの、「男装」の女性になる可能性大じゃありません?

それで、かしちゃんと2人、いわゆる「耽美」な場面を演るのではないだろーか。

その「耽美」がね……また、困る。

あのですね、大和さんは美貌の人でもありますから、シツコク言うけどビジュアル的にはOKだと思うんですよ。
でも、人には担当分野というものがある。
彼、いわゆる「耽美」担当じゃないだろ。キャラ違いますから。毒の人じゃないし。

あ、私はいいんですけどね。
「耽美」に「毒」を振り撒くべく爆走するピアノマン@大和悠河とかね、大好物ですもん。
ただ、世間一般で言ういわゆる「耽美」と思ったとき、やっぱ違うよーな気もします。

それでも、大和悠河は常に大和悠河を見せてくれますから。

オスカル様カツラで、大きな袖のフリルブラウスの、男装の女性として耽美に毒を振り撒くべく爆走する、「大和悠河芸」。

それはそれで、このうえなく美味だと思われます。
たとえ、その場面が、世間一般で言ういわゆる「耽美」にはならなかったとしてもね。
そんなところがとっても大和悠河であり、大和悠河にしか成しえない「大和悠河芸」を見せられるところに、大和悠河最大の価値があるんです。
美貌の人、ビジュアルOK。そんな基本線なんか超越した、大和悠河ならではの「耽美」。暴走ではなく、爆走。
必ずや、見せてくれるはずです。

ダケド チト コワイ

この話をkineさんとしていましてね。
「じゃあ、宙組で耽美担当って誰?ショパン@かしちゃんと組んで、耽美にサンド演れる人は?」って2人で考えたんですけど。
大和さん、蘭とむくん、ともち、みっちゃん、いりすちゃん、七帆くん、ちぎちゃん……う。見事なぐらい、いわゆる耽美キャラの人がおりません。

なら、大和さんで正解でそ。
ここは爆走大和悠河に演っていただいて、ぐあんぐあんに発光してもらいましょう!

と、思ったけど。
私、気がついちゃったんですよ。

「あ……珠洲春希がいる」

そーです、すずです!すずがいるではありませんか!
妖しくかつ美しく、それはそれは耽美なサンドができそうな人がいるじゃありませんか!
すずなら、男装の女性もOKでしょ。いりすバウのショーでは、たしかに彼がヒロインでしたよね(違)。
毒を撒き散らす、すずの女役ダンス!見たくて見たくてぞくぞくするんですけどっ。

kineさんも私もスズスキーですから、暫しの間「すず!すず!」と盛り上がりましたのことよ。

でも、ここはトップさんと組んで、2人で芯となる場面のはずですよね。
最後にkineさんは仰いました。
「すず。冷静に考えて、それ、ないから(あくまでも冷静)」
あ、あれあれれ?だめ?

やっぱり大和さんしかないですね!
オカマ・コール?
いーの、いーの。
だって、たぶん。
ううん、絶対に。

(●▽●)ジョルジュサンドっておいしいでつよ!
最初に、別れ際にキャサリンコスで「ではまた近いうちにぃ〜!」と仰ったのは、kineさんのほうである。
そんなkineさんはしのぶさんに負けず劣らずラヴリィで、私はスノードン氏張りに「(ウチに)戻りたくないなあ」と思ったわけさ。でも、「そうはいかないだろ」。
仕方ない、今日のところはお別れだ。

「バイ・バイ!」

私は思いっきり鼻の下を伸ばし、大きく左右に手を振って、スノードン氏コスで叫んだ。
去りかけていたkineさんは振り返り、笑ってくれた。
あ。ウケたかも。
調子に乗った私は、さらにデレデレ顔をつくり、さらに大きく左右に身体ごと手を振り、さらに声を張り上げ(張り上げなくても私の地声はそもそもデカいのだ。いつもサトリちゃんに注意される)、kineさんの背中に向かって叫んだ。

「バイ・バイ!バイ・バイ!バイ・バハハハハハ……」

かなりの熱演だった。自分で言うのもなんだが、相当の名演技でもあったと思う。アタシ、もしかしたら今、英真なおきを超えた?超えた?超えたよね?

ふたたびkineさんが振り返った。でも、もうkineさんは笑っていなかった。
いつもの如く冷静な顔に戻っていた。
そして、いつもの如く冷静に、一言。
私に告げた。

「それ、やりすぎだから(冷静)」

それだけ言い残してkineさんは電車を降り、同時に静かにドアが閉まった。
私は決して空いているとは言えない車両のなかに、ひとり残された。
そう、これは電車のなかでの羞恥プレイだったのだ。
大きく振って止まったままの手を、スノードン氏並みに持て余した私は、知らん顔してそれをそっと背中に回した。それにしても乗客の視線が痛い、痛すぎる。
ああ、自分の降車駅に着くまでの時間が、どんなにか長かったことか。

小降りだったはずの雨は、駅に着いたときには、傘など何の役にも立たないほどのどしゃ降りに変わっていた。
タクシーの列に並びたい、だけど、あの羞恥プレイに冷たい視線を投げかけていた誰かが、その列にいるかもしれない。だめだ、耐えられない。
私は濡れ鼠を覚悟で、歩き出した。

自分は濡れてもいいからさ、今日いただいたお茶会のお土産とプログラムだけは、どんなことがあっても濡れないようしてに帰ろう。
悲壮な決意で、手に持った紙袋を庇いながら歩き続けた。家は遠いさ。
そういえば、わたるさんって雨女なんだよな……激しい雨に打たれながら、私は漠然とそんなことを考えていた。

9月21日、湖月わたる最後のお茶会にいってまいりました。
帝国ホテル孔雀の間に、びっしりの人、人、人。
最後のお茶会と言っても決して湿っぽいものではなく、わたるさんらしい明るい空気に満ちた、楽しい会でした。
爆笑トークの数々は、すでにkineさんが10月22日にUPされておられますので、今さら私が書くことなんてないかもしれません。
http://diarynote.jp/d/42631/20061022

ネットでも散々既出ですが、わたるさんへのプレゼントであるこの日着ていらっしゃったDOLCE&GABBANAのスーツ、「これを買いにいかせていただいたら(ちゃんとへりくだるところが、とってもわたるさん)、店員さんに聞かれました」。

「お店、どこですか?」

一瞬、会場はぴよ?ってなったんですよ。それから意味が解って、大爆笑。
「お店、どこですかってええ?!」と叫ぶわたるさん。みんな、きゃあきゃあ喜ぶ。
こんなかっこいいホストがいる店だったら、私も通うわよっ!や、貢げないけどね。
「そんなこんなで、はい。今日のここがお店だということで」
「男役冥利に尽きるというか。まあ、自衛隊に間違えられたこともありました、それを思えば!」
たしか、いつかの全ツのとき、「お仕事は?」「舞台をやっています」「はあ、どちらの部隊ですか?」とかゆーお話でしたよね。
ホテルのプールの受付で、何の疑問もなく男物の海パンを渡されたてゆー「海パン事件」が報じられたこともありましたっけ。

そんな漢、オトコマエ湖月わたる、最後のご挨拶。
うって変わって、シンとなる会場。

「喫茶店の片隅で始めたお茶会が、こうして帝国ホテルのこんなに広い会場で、こんなにたくさんのみなさまに来ていただける。そんなひとときをしあわせに思っております。ありがとうございました」

「みなさまにお会いできるのも、私とみなさまを結んでくれるスタッフの頑張りがあってこそだと思っております。どうかWATARU CLUBのスタッフのみんなに、もう一度大きな拍手を送ってください」

ファンへの感謝とスタッフへの感謝を、真っ先に述べる。そんな思いやりが、またオトコマエ。

「私の今の正直な気持ちをみなさまにお伝えしたいと思います。
2月13日に退団発表をし、2月14日に記者会見をさせていただきました。そのとき私は、これからは宝塚にいてできなかったこと、勉強して資格をとり大学を目指したい、舞台についてはゆっくり考えたいと発表させていただきました」

「それから8ヶ月が経ちました。勉強に対する気持ちは、まったく変わっていません。目標に向かって、頑張っていきます。
舞台に対しては、大劇場のときはまだまだ私を待っている舞台がある、それを一生懸命やることで精一杯でした」

「10月6日に東京公演初日の幕が上がりました。千秋楽を迎えたら、次に私を待っている舞台はない。そう思ったときに、とてつもない淋しさを感じました。
そして、この20年頑張ってきたこと、みなさまに出会えたこと、舞台への情熱。それを11月12日で消すことができるのかと考えたとき、それは無理な気がしました」

「私が私らしくいられる作品に巡り会えたら、舞台に出てみたいと思っています。
もちろん、勉強も頑張りたい。そんな欲張りな私がきちんと2本のレールを歩いてゆけるのか分かりませんが、私なりに勉強と舞台を両立させて、私らしい人生を歩んでゆきたいと思っています。
それが今の正直な気持ちです」

「みなさまに出会えたことを、本当にしあわせに思っています。11月12日までは宝塚歌劇団星組の湖月わたるを、11月13日からは湖月わたるの新しい人生を、応援してください。よろしくお願いいたします」

周りはみんな、泣いていた。
卒業されたら、二度とわたるさんの舞台を観ることはできない。それも覚悟していたのに、また舞台に立ってくれる希望が見えた。それがいちばん大きいかもしれない。
だが、それよりも、私は彼の誠実さに泣けた。

ひとつひとつ言葉を選びながら慎重に、でも、まず第一にファンへ今の正直な気持ちを伝えようとする、その真っ直ぐな姿勢に胸を打たれた。
自分の顔を覗き込まれているはずもないのに、ひとりひとりの目を見て語ってくれているような、真摯な声が嬉しかった。
そんなわたるさんの誠実な人柄に、私はただただ泣けた。

わたるさんなら、遣り遂げるだろう。
今回だけを考えたって、本公演、サヨナラショー、TCA、ディナーショー、そして東宝での新しいボレロの場面、すべてを完璧に遣り遂げ、なお進化し、私たちに夢を見続けさせてくれているのだ。
勉強と、舞台と。2本のレールを見事両立させ、私たちの頭上に輝いてくれる。
彼は、必ずや遣り遂げてくれるに違いない。

「では、みなさん、いいですか?せーの!」
司会者の音頭で、最後を締める、開宴前に練習したはずのわたるさんへの掛け声。
は?は?は?
……忘れた。どんな言葉だったか、私はまったく思い出せなかった。
みんなもグダグダだったけどね(笑)。あのわたるさんの言葉の直後だもん、そりゃグダグダになりますって。

「みなさん、大丈夫ですかっ?!まだ心の動揺がっ?!」

わたるさんは笑ってそんなことを言っていたけれど、動揺がおさまらない私は、2回目の掛け声やり直しのときもまったく声が出なかった。つか、掛け声思い出せないままだった(笑)。

正解は「わたるくんのこと、一生忘れません!」でした。ああ、言い損なった!
練習のときは、人一倍声を張り上げて叫んだのになあ(張り上げなくても私の地声はそもそもデカいのだ。いつもサトリちゃん以下略)。

声には出せなかったけど、でも。
私は、宝塚歌劇団星組の湖月わたるを一生忘れない。そして、11月13日からは、湖月わたるの新しい人生を一生応援する。

わたるさん。あなたは、私の太陽。

熱いぞ!

2006年10月20日 大和悠河
カフェブレイクが出たところで、大和悠河出演『NEVER SAY GOODBYE』の回の話を今さら(は?)してみます。
つか、昨日久しぶりに『炎にくちづけを』のカフェブレイクを見まして、勢いで『ネバセイ』の分も見たんですよ。
私、ほっんと映像って見ないんだわ。スカステは「録画」が趣味ですけどね。録って満足して、殆ど見ないもんね。
と言いながら、「強いぞ!」は、当時繰り返し見まくりましたが(笑)。涎だらだらで。

番組は、まず舞台映像から始まります。
♪タンタララ タンランラ タンタララ タンランラ タンタララ タンランラ……
(「民兵の訓練」イントロ、解る人にしか解らないつーの!)
下手からヴィセントが出てきて、銀橋をツーステップカニ走りターン付きで渡ります(ますます解る人にしか解らない表現)。
正確に言うと、ヴィセント以外にも銀橋を渡っているメンバーはいます。たぶん、センチュリア・オリンピアーダの面々。
解っちゃいない自分。

無理なんだって。
銃を持つ大和悠河がそこにいるかぎり他はすみません見えませんすみませんまるで見えません申し訳ありません。

カフェブレイクすごいわ、カメラさんと私がまったく同じものを見ているのよ!(当たり前だろ出演者ピン撮り映像なんだからこの番組は)

♪俺たちは鍛えあげる……

カキーーーン!!

はい、いきなりカメラ目線です。爆笑。
DR中にTVカメラガン見してるおこの人。いーんかい!?

いーんですアタシはしあわせですから。

♪ファシストに共和国を……

カキーーーン!!

はい、今2階上手目線いきました。
これは正しく客席を見てますね。ああ、この目線です!そーです。

カメラ目線もいーけどね、やっぱ舞台でいつも使ってる目線のほうが迫力ありますねっ。なんであんなに眼力あるんでそ?
目線きたら、ふつー息止まるよね?(素)

さて、スタジオにカメラが切り替わります。
懐かしいわっ。黒のドルガバスーツに苺ちゃんシャツだわっ。
(そりゃ懐かしいさ、これ5月31日の放送だお。今頃書くなよ)

「今回のお芝居はスペインということで赤!しかも、苺ちゃんにしてみました!」、ご本人も仰っております。
なんで苺ちゃんなんだか知らん、知らんけどそんなところがとっても大和悠河。
ちなみに、シャツは第3ボタンまで開けております。
とまっているのは第4ボタン以下、胸元はどーなってんだいったいみたいなそんなところがとっても大和悠河。

そして、最初の質問。「あなたがネバーセイグッドバイできない物は?」

「チョコレートを食べること、しかもカカオが72%ぐらいある」
「72%」と細かく数字を言っておきながら「ぐらい」と曖昧な、そんなところがとっても大和悠河。

CM明けの舞台映像は、開会式のリハーサルで「マント」ことカポーテを回すヴィセントからです。
飛ぶのよ飛ぶのよ、マント回す彼の身体から金粉がブンブン飛びだすのよ。
や、映像だと、お粉が映ってないのが悔しいわ。劇場の空間には、ほんとに金粉が飛び散ってたのよ!(比喩ではない)(真顔)

闘牛を捨てるヴィセント。
♪故郷がファシストの手に落ちるのを……

あ。
またカメラ見てる。TVカメラガン見しながら前進してくるおこの人。いーんかい!?

いーんですアタシはしあわせですから。

その心情を吐露するヴィセント。
♪マタドールと呼ばれることはもう二度とないとしても……

あ。
またカメラ見てる。TVカメラ見据えながら歌ってるおこの人。いーんかい!?

いーんです……いい……いっ、いーんですかっ?!ブルブル

こんな調子で舞台映像は進む。いーんだかなんだか、どーなんだかそんなところがとっても大和悠河。

次のCM前には、ついに伝説の銀橋爆裂主題歌が流れます。
♪ざああああ見でごだああんんんぅ夜が明げどぅ海を紅ぐううう染めえええええ〜〜〜

すっげー、マジすげーことになってます。
映像ですら、あなたは眩しすぎます。

ご自身が「最高に気持ちよくて、大好きな場面」(ついでにお衣装も新調で派手で一番好きなんだそうです)と仰る、あの銀橋。
心の奥底からマジ気持ちよさそうに、陶酔しきって歌っております。

もう、きらっきらに発光してます。

でろうっとりだわ。そんなあなたが、でろでろでろに大好きです(ぽっ)。

にしても、彼の歌う音階とオケの音、全然合ってないよね。
生で聞いているとそんなのちーとも感じない私ですが(だって大歌手みたいな顔して歌ってるから騙されるんだもん)、さすがに映像だと気がついてしまったわ。はは……ははは。

いーんです、大和悠河は常に自信満々に歌ってますから。
よく、「タニは下手なくせに自信満々に歌うところが嫌だ」などと文句をつけられますが、「下手なくせに自信満々に歌うところが」彼最大の「美点」なわけですよ(力説)。
スタアであること。大和悠河が大和悠河であること。
それを見せつけるこの歌唱に、なんの文句がありましょうぞ!

銀橋歌唱の最後に2階にカーーーっと手を差し伸べて、カン!と目線をやります。
この目線が大好物で、これが直撃する2階の最奥、つまり立ち見席にいきたいがために、当日券も並んだ並んだ。
しかも下手狙い、彼の手が「自分に」向かって伸びてくるから(笑)。
銀橋が終わると、下手側立ち見席の手摺りにもたれてぐったりえへらえへらしていた奴、あ、それ私です。

なんだけどね、このカフェブレイク、今まで通して見ていないんですね。
そして、今回もまた、途中は早送りしちゃった。
だから、この先は番組最後に話が飛びます。

小池先生の書いたヴィセント、私はやっぱり受け入れられない部分があります。大嫌いな台詞も含めて。

当時も言いましたが、その言葉が「悪」として書かれているならかまわない。「善」という認識の下でヴィセントに言わせているのが、たまらなく気持ち悪い。
そして、それが大和さんの口から「善」と語られるのを、正視できない。

最終的に、大和悠河が創ったヴィセントは、イケコを超えたと思っています(それを書こうとして放置しっぱなしなんだなこれが)。
大和さんが、本能で役を正しい方向に持っていった。だから、私の中でヴィセントは完結したんです。舞台では納得できました。最後はヴィセントを愛しました。

番組映像は東宝DRのはずですから、台詞の言いかたは、ムラバージョンよりずっといいんですが。たぶんDVDは、怒鳴りまくりキレまくりの頃の映像ですよね。あれ、完璧に間違った人間だと思うの。
(DVD買ったけど、まだ1回も見てないんだわ)(じゃあ買うな)(だって噂の「大和アングル」があ!)(じゃあ見ろ)

あ、でも「戦場」のダンスは大っ好きだから見ます、ムシがいいこと甚だしい。
だって、こーゆー攻撃的なダンスって、大和さんすっごい似合うんだもん。かっこいーんだもん。
そして、告白しましょう。
このダンスは、センチュリア・オリンピアーダ全体が創る形を見てこそ美しいのだということを、私は新公で初めて知りました。

それを知ったくせに。
そして、この舞台を両手足だけでは指折り数えきれない回数リピートしたくせに。
最後まで新公以外でそのフォーメーションを見ることが、私にはできなかったのです。

大和さん中心にしか見えていないから、全体の形がぼやけているんですよね……。

さすがのピン撮りカフェブレイクも、ここは全員のダンスを映してくれています。
美しいです。自分の舞台の見かたを反省します。
すべて、かっこよすぎる大和さんが悪いんです(人のせい)。

長いわ、脱線するわ、ここまで読んでくださったかた、ありがとうございます。てえ、誰もいなかったりして。
それだと、タイトルの意味がないからっ!(焦)

さて。
今回もあるわけですよ、番組の最後に「役からイメージする言葉」ね。
彼はいったいなんて書くか。私の予想。

「熱いぞ!」

公演の頃は「ヴィセントは熱いんですよ」発言を繰り返していらっしゃいましたから、大和さん。
それでね、もし「熱いぞ!」だったら、日記のタイトルを変えてもいいと思ってたわけ。

『熱いぞ!』

「今日から『強いぞ!』は、『熱いぞ!』に変えさせていただきます」みたいな。
大和さんが「役からイメージする言葉」で、公演毎に日記タイトルを変えていくのもおもしろいかもね、かもね。

正解。
「あつい男」

何故かひらがな表記。

ん、「熱い」って画数多いかもね、難しくてよく解らなかったかもねみたいなところがとっても大和悠河。
や、「熱い男」か「暑い男」か迷ったのかもね、だったらひらがなにしちゃえかもねみたいなところがとっても大和悠河。
(つか私、最近フレッドに浮気中なのを微妙に言いたいのかもね、かもね)(♪時に人の心、何処へ行く、のか)(♪それが一番深い謎なのかもしれない、かもね、かもね)

『強いぞ!』も大概意味不明だが、『あつい男』ではいくらなんでも意味不明すぎ。

ということで、この日記は当分『強いぞ!』にて営業させていただくことにしました。
今後ともよろしくお願いします(ぺこり)。

えーと、そう思ったのは5月31日。あれはたぶん4ヶ月前(とおい目)。

……今なら『かもね』に変えちゃうかもね、かもね、かもね?(えええええ?!)

強いぞ!

2006年10月19日 大和悠河
大和悠河の書く字を、ご存知ですか?
まあ、ヅカファンであれば、大抵のかたはご存知ですよね。
ゆーめーですもんね、彼の字。
なんつーかもう、上手いとか下手とかのレベルを超越した、ものすごおい字。
あの美しいお顔とは真逆の、そのう……子どもの殴り書きですか?みたいな。
じぇんぬの対談や座談会でも、ネタにされたりしちゃってます。

「カフェブレイク」って番組では、最後にサインと「役からイメージする言葉」てゆーのを、色紙に書くことになっています。
字のものすごおさもさることながら、大和さんの場合、イメージされるお言葉もものすごおかったりするんです。

んと。
『白昼の稲妻』のときは、「サバ」って書いてたよな。
ごてーねーに、幼稚園児の一筆書きみたいな魚の絵も添えてね。しかもそれ、鯛焼きにしか見えなかったし。
あ、彼の『白昼』の役名は「サバティエ」でした。
「役からイメージする言葉」が「サバ」。をい、なんか違くないかい?
サバティエ……鯖ティエ……とほほ。


1年前、2005年10月19日。
MXTVカフェブレイク『炎にくちづけを』、大和悠河の回。
「それでは大和悠河さんに書いていただきました、パリアからイメージする言葉を見せていただきたいと思います」

「強いぞ!」

画面にはパリアの中の人こと大和悠河の美しい顔と、彼によって書かれた、いつものものすごおい字が大写しになった。

「強いぞ!」

彼は、一言だけ、そう声を発した。

「強いぞ!」

彼は、その魂のごとく力強き男らしい殴り書きとともに、自らの生の輝きを、たった一言で言い表した。

「強いぞ!」

いまだかつて、私はこれほど美しい言葉を聞いたことがなかった。
もし、神が存在するのだとしたら。
そして、彷徨う私を導き、何かを告げてくれるのだとしたら。
それは恐らく、この言葉なのだ。

「強いぞ!」

己の生に、誇りを持て。
仲間を愛し、共に歩け。
そして、他者をも愛し、共に歩け。

「強いぞ!」

それまで私は、彼の字を愛でていた。
見るたびに驚かされる、美しいお顔とのギャップのものすごさを。
それまで私は、彼の言葉を愛でていた。
聞くたびに驚かされる、世間の斜め上をいく発想のものすごさを。

「強いぞ!」

私は彼に伏して謝ろう。
あなたは、神です。
あなたの言葉は、神のお告げです。
愛でていたのは、私の過ちだ。
あなたの言葉は、尊ぶために在るのだ。

「強いぞ!」

人間って恐い生き物ですね(にっこり)。
パリアさまの中の人が、本能のおもむくままに書かれたお言葉。

「強いぞ!」

なんて、男らしく力強い筆跡!
なんて、清らかな美しい響き!
うっとり〜!
としか思えないのですよ。

「強いぞ!」

ええ。ええ。
強いわ!パリア。
あなたは強いわ! パリア。
オ・ト・コ・だ・わ!パリア!

「強いぞ!」

おほほほほほ。


煮え狂いましたの、あの日。
TV画面にすがりつかんばかりに、「あうあうあう〜、強いわ、強いわパリア〜、うあああああん」ですから。
大和さんのあの字は、パリアの中の人としてこの言葉を書くためにあったんだと、真顔で思った1年前。

そのときは、まさか自分が表で日記を書くことになるとは思っていなかったし。
それで、裏の仲間内で、「あうあう〜強いぞ!パリア、強いわ!パリアあんあん〜」って書いて……つか、垂れ流してました(笑)。
いざ表に日記を書くことになったとき、このタイトルしか思い浮かばなかったもんね。

「強いぞ!」

今日10月19日は、私の「強いぞ!」記念日ですの(ぽっ)。


今でもときどき、気が狂うほどパリアに会いたくなることがある。
自由な魂を持つ、誰よりも強く輝いて生きた、あの男に。
私は大和悠河を愛している。彼に会いたくなれば劇場に行く。
そう、大和悠河には会える、でも。
もうパリアには二度と会えない。二度と。
この現実を思うたびに、胸がキリキリと痛む。
映像なんて、意味がないんだよ。
そんなものは、単に記憶をなぞる道具でしかない。

パリアに。あなたに会いたい。
宝塚GRAPH11月号が届きましたお。

・まずは本を開く前に「わたさんは、すっしぃのわたさん!!」というkineさんのご報告に爆笑。
・「湖月わたるサヨナラ特集」という文字をぼーーーっと眺める。わたるさんがいなくなる?は?そんな筈は……。
・「いったい何でくるか?」と世間(ただし私の周りの狭い世間)で話題騒然だったしいちゃんのTHEATER GRAPHが『炎のボレロ』だったことに爆笑。ほんとにネッシー好きなんだね。

……と、端から箇条書きしてこーと思ったけど、挫折(早っ)。
まずはここに食いついとかないと。
『ザ・クラシック』の配役が出ておりました!

でもね、普段は私、配役は殆ど気にしないんですよ。
だって、字だけ見ても何も分からないもんね?(真顔)
配役から事前にいろいろ想像を巡らす派のかたもいらっしゃると思うんですが、私はまずは生で観ればいーじゃん派なんです。

ひとつには、2番手ファンだからっていうのもあると思う。
5人口に入るかな?階段降りあるかな?そーいう心配をしなくていい傲慢さですよね。
ある程度の場面、ダンス、歌(あの歌で!)(それ言うな!)が保証されている立場のかたのファンですから。
ショーの配役が出ても、大抵斜め読みです。

なのに、今回はある箇所に目が釘付けになってしまったのですよ。
情報が早い『ロバみみ』さんにて早速UPされておりましたので、拝借いたします。
http://robawan.blog42.fc2.com/blog-entry-1587.html
(わんさん、いつもありがとうございます)

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S1 序章(バトラー登場)
 バトラーA:蘭寿
 バトラー:悠未、北翔、十輝、七帆

S2〜4プロローグ
 クラシックヒーロー:貴城
 クラシックビューティー:紫城
 クラシックブレイブ:大和
 クラシックノーブルA:寿、蘭寿、悠未、北翔、十輝、七帆、早霧、凪七

S5 バトラー(A)
 バトラー:蘭寿、北翔

S6 オーパス66(花)
 ドリーマー:大和
 ポピーの妖女:美郷
 同精(大):寿、悠未、十輝、七帆、春風、鳳翔
 同精(小):和音、咲花、花影、綾瀬、百千、すみれ乃

S7〜9夢のあと(月)
 カシウス(亡霊)/カシウス(生):貴城
 トーマス:蘭寿
 カシウス(少年):早霧
 トーマス:(少年)凪七

S10〜12冬の庭園(雪)
 メガネのバトラー/デューク:貴城
 貴族の令嬢:紫城
 同紳士:大和
 同娘:美羽
 夜会の紳士A:蘭寿、悠未、北翔、十輝、七帆
 同淑女A:音乃、大海、和音、咲花、花影

S13A〜B冬の庭園(クラシック・バレエ)
 雪のシンガー(男):北翔
 同シンガー(女):花影

S14バトラーB
 老貴婦人:紫城
 老執事:悠未、十輝、七帆

S15〜16別れの曲(星)(A)〜(B)
 ショパン:貴城
 サンド:大和
 運命:蘭寿

S17〜18天上画(宙)(A)〜(B)
 ショパン:貴城
 音楽の精(女)S:紫城
 同(男)S:大和

S19エピローグ
 クラシックの歌手:大和
 ナイト:美郷

S20〜23フィナーレ(ザ・クラシック)(A)〜(D)
 マルス/プレシャスダンサー(男)/プレシャスシンガー:貴城
 ナイトクィーン/プレシャスダンサー:紫城
 踊る戦士A:大和、蘭寿

S24フィナーレ(パレード)
 クラシカルスター(男)S:貴城
 同スター(女)S:紫城
 同スター(男)A:大和
 同ダンディーA:蘭寿、悠未、北翔、十輝、七帆
 同エレガンスA:美羽、花影
 同エトワール:和音
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あのう……。
S15〜16別れの曲(星)(A)〜(B)
 ショパン:貴城
 サンド:大和
 運命:蘭寿

……「サンド」大和 ??!
……「サンド」大和 ??!

ジョルジュ・サンドかよっ!!!
「別れの曲」を使って、ショパンとジョルジュ・サンドの愛の場面があるというのは、前に何かで読みました。
で、ショパンがかしちゃんで、サンドが大和さんてえ!!
えええええ?!大和さんが女あああ?!
嫌あああ!
これ、『1914/愛』のプロローグみたいなのじゃないよね?(あれなら可)
真顔の女役だよね?
嫌あああああ!!

アタシの彼に女をさせよーなどと、なんつーことを!
アタシの彼は、宝塚イチ漢なのよっ!(それ違うとどんなに人に言われても絶対にこの見解は曲げない)

博多の前に、仲間内で「大和悠河は女役が似合うか?」という話になったことがありました。たしか、「博多のダルマ姿」から始まったんだよなあ。
私は「似合おうが似合うまいが、とにかく女役は絶対に見たくないっ」と言い張ったんですね(だから漢認定なんだってば)。
そして、「彼は美しいから、女役を演ったら演ったで似合っちゃうでそ」と言いましたさ。
すると、みんなが言いましたさ。

「タニちゃんの女役は、オカマにしかならない!!」(断言)

えええ、そんなあ!漢認定だから見たくない筈なのに、オカマと言われてしまうと反論したくなるのよ(勝手な)。
「そんなことないもん!きれーだもん!すっごく似合うもん!」
ああ、あのときのみんなの生温い目……はは……ははは。
あげく数年前のTCAの玉勇まで持ち出されて、「オカマっ!オカマっ!」とオカマ・コール……はは……ははは。

ショパンとオカマのサンド。ですか(半笑い)。

もう一回言っておくわ。

「そんなことないもん!きれーだもん!すっごく似合うもん!」

演るからには、漢な大和悠河を捨てて、美しいサンドを期待してますわっ(ぽっ)。

や、マジな話、なんでるいちゃんじゃないんでしょう?「別れの曲」を使って、2人のデュエット・ダンスなんだとばかり思ってました。
せっかくショパンとサンドの愛を描くんだから、かしるいで見たいよね。まあ、どんな場面になるかは分からないけど。
そして、蘭とむの「運命」とはなんぞや?
つか、配役にふつーに蘭とむやみっちゃんが混ざってるのに驚くわ(笑)。

他には
S6 オーパス66(花)
 ドリーマー:大和
 ポピーの妖女:美郷

まりえったの「ポピーの妖女」つーのが気になりますねえ。妖女!(サンドより妖しかったらどーするんだよう)(焦)
「ポピーの精」も、すっごいメンバーが揃ってます。
(小)は可愛いだろーなあ。さあ、(大)は?(笑)

そして
S19エピローグ
 クラシックの歌手:大和
 ナイト:美郷

いわゆるフィナーレ導入の歌ですねっ!『ネバセイ』銀橋ふたたびですねっ!(大好物)
涙にくれるたかちゃんファンを椅子からずり落ちさせたという、あの伝説の場面ふたたびですねっ!(大好物)
音程、そんな小さなことが、いったいなんだというのでせう?
彼の歌には、劇場の空気を変える力がありますから!(力説)
しかし、ここにもまりえったのお名前が。「ナイト」?はて?

かしちゃんは出ずっぱりのようです。細い身体が、あれ以上細くなりませんよう。
羽根を背負って最後に大階段を降りてくる姿、本当に楽しみです。

結論。
やっぱ、字だけ見ても全然分からないわっ!
とにかく初日、駆けつけますわよっ!(鼻息っ)
星組新公、いってまいりました。
ああ、楽しかった〜。
私、東宝新公は基本全組観ておりますが、星組下級生の顔がいちばん判るんですよねええ。
客もクルーも知ってる子(ただし一方的に)(当たり前)ばっかだから、そりゃあもお!すげー楽しいす。

と、言いながら、新公の感想はおいといてえ。
(そのうち書くのか?)(つか書けるのか?)(本公も地道にリピート中)(そのうち書くのか?)(つか書けるのか?)
あ。一言だけ。カマちゃん、よかったあ!
ロバート・ストックトン@七風宇海ちゃん、あなたのタダモノではなさげな存在感はなんですか?!
「あのままでも舞踏会に出られそうな」避難訓練から、老人のアルバイトまで、大変に美味でございました。

さて。
MXTVカフェブレイク今回の星組トップバッターは、マーシャル・ウェンズワース船長こと、しいちゃんでしたの。
某オサレスレでも話題になっていた、はい、もちろん上下デニム!
デニム大好き立樹遥!(笑)
今、すっごくスリムです。かっこいーです(はあと)。

でね。でね。
『愛短』のVTRが流れて、そのあと真っ先にしいちゃんが口にした言葉は。

「みきちぐさ。同期の場面。ふたりの場面があるんですけどお」

しいちぐ、キターーーーー!!

や、そりゃあね、毎回あそこで「しいちぐ!しいちぐ!」と喜んでいるのは私です。
ただね、あれ冷静に考えて、別に「ふたりの場面」でもなんでもないじゃないじゃんか。
ちーくんは飄々と盗難品のリスト読み上げてるだけなんですが。
その横で、マーシャル船長弱りきってるけど。
「ああ、分かった。もういい!」(いらいら)
「あ、書面にしておきますか」(てきとー)
「ああ、そうだな、頼むよ」(ぐったり)
「分かりました、それでは」(てきとー)

でもね。でもね。
ここ、やっぱり「ふたりの場面」認定でいいんだわっ。
そもそも、マーシャルとエリックは幼い頃からの親友なのよね。
で、マーシャルはエリックが大好きなの。お互い親友と思ってるんだけど、マーシャルが、よりエリックを好きなの。いつも傍にいて欲しいの。
だから、船長の特権で、エリックを無理矢理クルーとして雇っているんですね。
(そんな特権が船長にあるかなんて知らん)(あるのっ)
新米船長マーシャルくん、彼の船で盗難事件がおこってしまうんですよ。彼の名誉にかかわる大事件です。
それをなんとか大好きなちーくん、もといエリックに助けてもらいたいのに、エリックったら事件なんかどーでもいいわけ。マーシャル、大ショック。
こうなったら、最後の手段。
マーシャルくんは、MXTV出演を使って訴えることにしました。

「ふたりの場面、あの場面でもお」(嬉しげ)
「(エリックが)けっこうカラっとしてるのでえ」(大ショック)
「う〜ん、みたいなあ」(悲しげ)
「他人事かっ!みたいなね……」(辛そう)(苦しそう)(私も泣いちゃうわ)

しいちぐ、キターーーーー!!

私ね、あそこを「ふたりの場面」認定しているのは、世界中で自分だけかと思テタヨ。

しいちゃんと私の共通認識でFAですねっ!(大喜び)

でも、今日聞いたら、サトリちゃんもそうゆーてくれた!(大喜び)
ぢゃあ、しいちゃんとちーくん(ちーくんもなの?)(たぶんな)とサトリちゃんと私と。
世界中で4人だけの共通認識。

盗難リストを読み上げるエリック@ちーくんと、それを聞いて頭を抱えるマーシャル船長@しいちゃん。

あそこは「ふたりの世界」なのよっ!

(「ふたりの場面」からレベルアップして、本日は去る)(つか、それだけか?番組見て言いたいのはそれだけか?)(んなことないけど、とにかく去る)(ささささ〜)
私の観劇スケジュールは、とりあえずPCのカレンダーに放り込んである。あとは、手書きの「煮えてるパリア手帳」。
端から書き込んでいるだけで、自分がいったい何回劇場に行っているんだか、まったくもって把握しちゃいやしない。
前は、まず携帯のスケジュールに入力していたのだが、博多あたりからごちゃごちゃになって、投げてしまっていた。

今日、携帯の観劇スケジュールを整理してみた。
後から入力して「スケジュール」もなにもないのだが、中途半端なままで気になっていたから。妙なトコだけ神経質(笑)。
私の携帯スケジュールメモリは、100までしかない。
年始の観劇はじめから入力して、いくらなんでも今までは年間100件を越えることはなかった。今までは。
だから、1年ごとにスケジュールをまとめて、バックアップをとっていたんだ。
緑野さんが「年間観劇回数を2桁に抑えるのが目標」と仰っているのを聞きながら、「頑張れ〜」なんて思っていた。

……お前が頑張れ。

先月のかしコンサンシャイン初日を入力したところで、今年分の携帯メモリがいっぱいになった。

……100件。

う、嘘だっ。

100分の97が宝塚、100分の3がOG公演。
ぶっちゃけ、100分の100が宝塚と言っても過言ではない。
はは……ははは。

休む暇ないもん。仕事か東宝かムラだもん。
どうりで、常に身体が疲れているわけだ。
つか、むしろ宝塚の片手間に仕事しているとしか言いようがないだろ。
どうりで、職場の人間から顰蹙をかっているわけだ。
それより、なにより。
どうりで、貯金がどんどん目減りしているわけだ……。
(注・私はただの庶民っす)(自転車操業大展開中)

あ、でも、このスケジュールは、お茶会も1回として入れているんですよ。
S券並みの金額出して、2時間でそ。歌も、場合によっちゃダンスもとなれば、ある種公演だもん(笑)。
で、100分の12がお茶会関係(ヲイ、どんだけ行ってんねん?)だから、純粋な観劇回数は88回よっ!2桁よっ!
てえ、かしコンまでの話ね。

それ、1ヶ月前の9月じゃん。
今月は東宝で『愛短』真っ最中、日生では『オクラホマ!』、大劇の『堕天使』前楽含め確保済み、来月はいよいよ『竜馬』の幕が開く、年末までに純粋な観劇回数も3桁突破は確実だわ。
イヤ、オソラク今月チュウニ突破スルコトダロウ。コワイヨウ。

100分の15が博多、残りは東西ほぼ半々です。
アタシ、イッタイドコニ住ンデルンダヨウ?!

なによりも、いちばん恐ろしいと思ったのは。

100分の59が「カテゴリー大和悠河」だったことです。

……。………。

大和さん以外41回を良しとするべきですか?
大和さん59回を馬鹿と呼ぶべきですか?
いやその今年は年始からバウとか青年館とか続いたからほらだからまあその仕方ないじゃんか……じゃん……か……。

来年の目標。
年間観劇回数を2桁に抑えるっ!!(今から宣言)

************

(追記)
……あ。
今、気がついた。

星組の演目が『ベルばら』だったことが、今年の観劇回数を「減らす」ことに貢献してるんだわ。ひーーー。
星組なのに、2桁観なかったもんね(かろうじて2桁手前で抑えたよ)。
雪組の『ベルばら』にいたっては、脚本が怖すぎてついていくのが大変で、しかもすげーチケ難だったし(瞳ドレ始発当日券並び玉砕つーのもあったね、kineさん!笑)、本公1回、新公1回でリタイアしてしまいました。申し訳ありませんっ。

やばい。ほっんとやばい。

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