大和悠河は、涙を流していたか。

私の数少ない(笑)タニ友の誰かしらが、毎公演のよーに言い出すんだ。
2幕の『Life』(リプライズ)。
「タニちゃん、今の回ほんとに泣いてたよね?」

と、もっと前方席に座ってた別の人が、「……違うと思う」。

結論。
えーと……汗?!

タニオカさん、汗っかきだからっ。

タニの涙は、私も見てないの。
7公演中、一度も。

や、わかんない。
『Life』では、なんせ自分が漏れなく号泣してるし。
自分の涙で視界朦朧だもん、人さまタニさまが涙流してるかなんて見えてるどころぢゃないかもで。
だから、言い切れないんだけどね。

さて、前楽。
終演後、1人のタニ友が叫んだ。
「絶対です、涙が頬を伝うのをはっきり見ました!」
私?
うーん、見えなかった。ような。

や、わかんない。
『Life』では、なんせ自分が漏れなく以下略。

泣けばいいってものぢゃないよね。
それは解っちゃいるものの、やっぱ気になるタニ担たち(笑)。

そして、千秋楽。

大和悠河は、涙を流していたか。

私は、そう見えなかった。
千秋楽は、すっごい良席に座ってたんだけど。普通に考えたら、涙流してれば絶対に見えるよーな。
でも私は、タニの目から涙が流れているようには見えなかった。
物理的には。

泣けばいいってものぢゃないよね。泣くことが芝居の深さだなんて、思わないけど。
それは解っちゃいるものの、現実にある種の武器になるとは思う。
ここぞというクライマックスで流れ落ちる涙は、効果的だ。実に解りやすい。

大和悠河は、涙を流していたか。

私は、そう見えなかった。

物理的には。

だが、泣いていた。
『Life』(リプライズ)を歌うスコット・フィッツジェラルドの魂は、泣いていた。
大粒の涙をぼろぼろと流しながら、痛いほどの叫び声をあげていた。

それでも、過去に負った自らの傷を抱きしめながら。
今、射してくる光を受けとめる、真っ直ぐな眼差しを。
明日を生きようとする、強靭な意思を。
私たちは、はっきりと見た。

大和悠河が生きるスコット・フィッツジェラルドの魂は、そのとき確かに涙を流していた。

だから、それがすべてだ。

そして、千秋楽。
『Life』(リプライズ)の叫びは、最高潮に達して。
この日のスコットを、私は一生忘れないだろう。

だから、それだけでいい。
実際に涙を流していようがいまいが、もうどうでもいい。

あ、『Life』(リプライズ)のあとに、涙をそっと拭う芝居をさせる演出ね、あれはどーなんだ?
あのう、タニオカさんは「大和悠河」のリアルな表情が「出てる」ときってそれはそれは魅力的なんですが、役でリアルな小芝居を演ろうとすると、そのう。
あんまリアルぢゃない……。

あんなことさせなくても、スコット@タニの魂は伝わってくるのになあ。
(えーとえーと、むしろ演らせないほうが……ねえ)

それで、実際のところ。
タニは、涙を流してました?(←あれ、それでも気になるわけ?)(笑)

答えはCSのみぞ知る。なのか?

コメント