日々煮え狂いの東宝公演終了。日記放置もいいところですわ。
大和悠河が東宝にいません。
うわあああああん、いやだあああああ!!!
今さらですが、自分のための記録として、思い出したことポツポツ書いていきたいと思います。
順番もなにもぐちゃぐちゃになると思いますが、とりあえず、ね。
「こ、これ……他の会は?てか一般のギャラリーは?どこに入るの?
入るとこ無いじゃん……」
前日、和央会のかたから「千秋楽ガードブロック割表」という物を見せていただいて、絶句。
その表は劇場正面のAブロックから劇場の角を曲がった先の帝国ホテル沿道、そして劇場手前の三井ビル入り口あたりのGブロックまで、とにかくびっしり和央会さんのブロックで埋まっていたから。
7月2日、朝。
日比谷は真っ白だった。
私は7時半頃着いたのだが、すでにあの和央会さんの白いトレーナーで、劇場前は埋めつくされていた。
帝国ホテルに泊まっていた友達によると、朝6時頃から続々と人が集まり始めていたそうだ。
ガードの先頭の人たちの手から手へ、白い、長いチュールが渡る。
1台の車が止まった。中から出てくるのは、白い薔薇、薔薇、薔薇。
あれはいったい何本あったんだろう?ひとつのバケツに100本ぐらいの白薔薇が詰まっていたのかな。
そのバケツが……えーと、車から10個ぐらい出てきたんだが。
そして、白いトレーナーを着た人ひとりひとりに1本ずつ、その白薔薇は渡された。
楽屋口には、これも白薔薇のアーチ。
今日は日比谷が、白に埋もれる。
でね。
やっぱ大和悠河の入りから、ですか。
8時40分。大和悠河『NEVER SAY GOODBYE』東宝最後の楽屋入り。
ベージュのスーツにピンクのインナーだった。
てか、私はピンクベージュのスーツって信じ込んじゃったんだけどね。
インナーシャツがすげー綺麗な、淡い、やわらかいピンクだったの。
この公演中のテーマは「赤と黒」、そして赤といえば「苺ちゃん」だそうな?(なんでだ?)
入り出も黒のスーツに苺ちゃんシャツ(笑)とかね。黒のスーツ系を主体としてプラス赤、みたいな日が多かったんだけど。
最終日にガラっと変えてきた服の、そのインナーのピンクが本当に綺麗でねーーー(うっとり)。
たぶんそれで私の中で、全体のイメージがピンクになっちゃったんだと思う。
あとで周りに聞きまわったら、口を揃えて「ただのベージュ!」と言われたので、どうも私の思い込みらしい。
(でもまだちょっと「実はピンクベージュだったんじゃ?」って思ってる)(笑)
小さいバッグと靴はゴールドで揃え、ベルトは豹柄。コーディネイトは大和さんがだあい好きなドルガバ(笑)。
髪は、公演中ご愛用(笑)だったウィッグではなく、地毛をオールバックに固めていた。
とにかくねっ、めちゃめちゃかっこいーのなんのって!(めろめろ〜)
そして、やっぱこの人すげーと思ったこと。
なにしろ沿道はぎっしり和央会さんなの、一般ギャラリーも凄い人数に膨れ上がっていて、それも殆ど和央さん目当てなわけで。
じぇんぬである以上、当然ガードの前を歩けるはずなんだけど、そりゃあ威圧感すごいと思う。下級生なんか、ガードの後ろの一般ギャラリーの、そのまた後ろに僅かに確保された通路をこそこそ通ってたもん。
大和悠河は、スターなの。
車から堂々と降り立ち、「私の!!大勢のファンのみなさま、おはよう」ぐらいの勢い。
や、実際は知りません、私は大和さんじゃないから(当たり前です)、本当のところなんか解るはずもないし。
内心は白いトレーナーの集団にビビっていたかもしれない。
そうは見えなかったけどね。
ここに集う人々に告ぐ!
俺を見よ!
どーだ、かっこいーだろっ!
てなもん。
テンション高い、笑顔の入りでしたわっ。
超ド級爆裂にこやかワールド。
えへへへへへ……あはははでへでへでへへへへうふふふうふうぅきゃあああああっ!テラカッコエエ!
そりゃ長い公演中、入り出もテンション低い日だって……あった、あるってそりゃ。
や、テンション低くたって、かっこいいことに変わりはないんだけどさっ!
(大和悠河であればすべて可)(大甘)(大馬鹿)
彼は、人に見られることをガソリンとして、爆走できる人なんだと思う。
自分を見る人が多ければ多いほど、さらに輝ける。
天性のスターなのよーーー。
まずは大和さんのかっこよさに崩壊しちゃったけど、まだ退団者の入りがある。
私は三井ビル側で、退団していく人たちを待った。
今日の退団者。
織花なるみ、まりこちゃん。
大和さんと同じ受験校だったそうだ。
娘役としては長身で、大人っぽい雰囲気が目を引く。
ブルーのドレス、映えていたなあ。
会服はNARUMI ORIKAのネームと’98-’06のロゴの入ったTシャツ。宝塚に在籍していた、誇りの数字。
月丘七央、さくP。
会服はさくらのTシャツ。ムラのときなんだけど、千秋楽の帰りの電車で、偶然向かい側にさくP会のかたたちが座ったの。
さくらのTシャツは公演中に見慣れていたが、その日、それが実は上着とセットだったことに気がついた。
向かい合わせのさくP会のかたたちが着ていた、その上着に書かれていた文字は「770」……「ななお」ってえ!(爆)
暑い季節となった東宝公演、さすがにもう「770」を見ることはできなかった、残念だ(笑)。
さくPは三井ビル側から入ったので最初からじっくり見られたんだが、なんと!
和央会さんのガード、そして多くのギャラリーに拍手で迎えられた彼はピョコンと一礼し、そのままそそくさとギャラリーの後ろの通路に回って楽屋口に進もうとしたのだ!
な、なんて謙虚で可愛い人なんだろう〜。あなたも今日の主役なのよっ。
和央会さんがこぞって「こっち、こっち!」と手招きし、「え、いいんですか」って感じで頭を下げながらガードの前を通っていったさくP。
いい人だなあ……いい人すぎたのかもしれないなあ。
夢大輝、たけちゃん。
大和悠河の同期で、彼も大和さんと同じ受験校だったそうだ。
初日にたけちゃんのマタドールヘアを見たときは、顎が落ちた(笑)。個性的つーか、髪型失敗?とか思った、たけちゃんごめんなさい。
見慣れてくると、味があってなかなかよいもんだったわん。
とか言いながら、某貸切の日にマタドール軍団の一部が髪型を変えてきたと聞いたときは、真っ先に「たけちゃん、たけちゃん変えてきたでしょ!」と決め付けた私、だからたけちゃんごめんなさい(正解はすずとさくPでした)。
会服は白い可愛いブラウス。
星担(まだ言ってる)の私としては、ケロちゃんの従姉妹ってイメージが強い。
舞台顔もキャラもケロちゃんとはまったく違うんだけど、素顔は似ている!ふとした瞬間の顔が、驚くほど似ている。
ケロちゃんの初舞台を観て、宝塚に入りたいと思ったと聞いたことがある。
そのケロちゃんも退め、そして今日、たけちゃんも最後の日となる。
毬穂えりな、きゃみさん。
もう、きゃみさんと言ったら、パリア@大和悠河鬼畜キャラ認定にヤられちゃった人、修道院長しかない!
パリアに抱きしめられたときの修道院長の「ひぃぃぃぃぃ!」って顔が、私の中のきゃみさんなのっ!(それは失礼と言うもんじゃ?)(でも、私テキに最大の誉め言葉なんだよう!)
美しい歌声と熱い芝居、どんな作品にも欠かせない素敵な役者さんだった。
会服は白いTシャツに可愛いピンクのイラスト。姉御肌のキャラからは意外なほどの(これも失礼な)、女の子チックな会服だった。
花總まり、いわずと知れたハナちゃん。
私は檀ちゃん、ふーちゃんと続けてサヨナラショーを観た。娘役としての頂点を極めた彼女たちを見送ったんだけど、女帝とまで言われたハナちゃんは、本当にただの一退団者として退めてゆく。
どっちがいいとかではないが、それが花總まりなんだよね。
帝国ホテル側から入ったハナちゃんは、私の位置からは遠くに見えるだけだった。
お茶会でプレゼントされた、白いワンピースを着ていたようだ。ガードの前で「可愛いでしょ!」とかやっていたらしいけど。
会服は白のパーカー、ピンクのハートに可愛いロゴが入っている。男性も多いハナちゃん会が揃ってその会服を着ているのが、また微笑ましくてねえ(笑)。
そして和央ようか、たかちゃん。
私の目の前、三井ビル側に車が止まって、たかちゃんが降りてきた。
白のジャケットは、やはりお茶会のプレゼント。それに黒のパンツを合わせていた。
たかちゃんはね、お茶会のときに「このジャケットを千秋楽に着ていきます!」って宣言したらしい。
だけど、あとになって考えちゃったのかな?
「皆さんにプレゼントしていただいたジャケットと、皆さんとお揃いの会服と、最後に着ていく服はどっちがいいですか?お手紙に書いてください」って言ったんだそうだ。
みんなの手紙を1通1通読んで、ジャケットに決めたのかもしれない。
なにしろ平日でも軽く300人超、休日は5〜600人とも、楽近くはもう数えるのは不可能な大人数のガードが入っていた和央会さん。
そのひとりひとりから、前楽の夜まで1日も回収のことなく、手渡しで手紙を受け取っていたたかちゃん。
「いただいたお手紙は、すべて読んでいます」と公言していたというたかちゃん。
お手紙渡しで1ブロック毎くるくる回る和央会さんは、ある種日比谷の初夏の風物詩と化していた。た、たぶん。
やさしい人、本当にやさしい人。
たかちゃんの手に、抱えきれないほどの赤薔薇の束が渡される。
白薔薇に埋まった沿道の、たかちゃんの手元だけ赤に染まっている。
それは意表を突いた赤で、そしてとてつもなく美しくて。
赤薔薇を抱えたたかちゃんは、クシャ、って。
少年の顔で笑った。
ああ、たかちゃんの顔だ。
どんなに大きなトップさんになっても、どれほど素敵な大人の男を演じても、必ずどこかにのぞく少年の顔。
たかちゃんの笑顔。
少年の笑顔。
クシャ、って。
この日のあまりにも大掛かりなイベント感に、泣くことすら忘れていた私だったのに。
思い出しちゃった。
この笑顔、今日で最後なんだ。
涙でたかちゃんがぼやけてくる。
しっかり見ておかなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔を。
夢を見させてくれる少年の笑顔を。
クシャ、って。
泣いてる場合じゃないから。
たかちゃんが見えなくなっちゃうから。
しっかり見ておかなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔を。
夢を見させてくれる少年の笑顔を。
泣いてる場合じゃないから。
たかちゃんが見えなくなっちゃうから。
しっかりお別れしなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔と。
夢を見させてくれる少年の笑顔と。
大和悠河が東宝にいません。
うわあああああん、いやだあああああ!!!
今さらですが、自分のための記録として、思い出したことポツポツ書いていきたいと思います。
順番もなにもぐちゃぐちゃになると思いますが、とりあえず、ね。
「こ、これ……他の会は?てか一般のギャラリーは?どこに入るの?
入るとこ無いじゃん……」
前日、和央会のかたから「千秋楽ガードブロック割表」という物を見せていただいて、絶句。
その表は劇場正面のAブロックから劇場の角を曲がった先の帝国ホテル沿道、そして劇場手前の三井ビル入り口あたりのGブロックまで、とにかくびっしり和央会さんのブロックで埋まっていたから。
7月2日、朝。
日比谷は真っ白だった。
私は7時半頃着いたのだが、すでにあの和央会さんの白いトレーナーで、劇場前は埋めつくされていた。
帝国ホテルに泊まっていた友達によると、朝6時頃から続々と人が集まり始めていたそうだ。
ガードの先頭の人たちの手から手へ、白い、長いチュールが渡る。
1台の車が止まった。中から出てくるのは、白い薔薇、薔薇、薔薇。
あれはいったい何本あったんだろう?ひとつのバケツに100本ぐらいの白薔薇が詰まっていたのかな。
そのバケツが……えーと、車から10個ぐらい出てきたんだが。
そして、白いトレーナーを着た人ひとりひとりに1本ずつ、その白薔薇は渡された。
楽屋口には、これも白薔薇のアーチ。
今日は日比谷が、白に埋もれる。
でね。
やっぱ大和悠河の入りから、ですか。
8時40分。大和悠河『NEVER SAY GOODBYE』東宝最後の楽屋入り。
ベージュのスーツにピンクのインナーだった。
てか、私はピンクベージュのスーツって信じ込んじゃったんだけどね。
インナーシャツがすげー綺麗な、淡い、やわらかいピンクだったの。
この公演中のテーマは「赤と黒」、そして赤といえば「苺ちゃん」だそうな?(なんでだ?)
入り出も黒のスーツに苺ちゃんシャツ(笑)とかね。黒のスーツ系を主体としてプラス赤、みたいな日が多かったんだけど。
最終日にガラっと変えてきた服の、そのインナーのピンクが本当に綺麗でねーーー(うっとり)。
たぶんそれで私の中で、全体のイメージがピンクになっちゃったんだと思う。
あとで周りに聞きまわったら、口を揃えて「ただのベージュ!」と言われたので、どうも私の思い込みらしい。
(でもまだちょっと「実はピンクベージュだったんじゃ?」って思ってる)(笑)
小さいバッグと靴はゴールドで揃え、ベルトは豹柄。コーディネイトは大和さんがだあい好きなドルガバ(笑)。
髪は、公演中ご愛用(笑)だったウィッグではなく、地毛をオールバックに固めていた。
とにかくねっ、めちゃめちゃかっこいーのなんのって!(めろめろ〜)
そして、やっぱこの人すげーと思ったこと。
なにしろ沿道はぎっしり和央会さんなの、一般ギャラリーも凄い人数に膨れ上がっていて、それも殆ど和央さん目当てなわけで。
じぇんぬである以上、当然ガードの前を歩けるはずなんだけど、そりゃあ威圧感すごいと思う。下級生なんか、ガードの後ろの一般ギャラリーの、そのまた後ろに僅かに確保された通路をこそこそ通ってたもん。
大和悠河は、スターなの。
車から堂々と降り立ち、「私の!!大勢のファンのみなさま、おはよう」ぐらいの勢い。
や、実際は知りません、私は大和さんじゃないから(当たり前です)、本当のところなんか解るはずもないし。
内心は白いトレーナーの集団にビビっていたかもしれない。
そうは見えなかったけどね。
ここに集う人々に告ぐ!
俺を見よ!
どーだ、かっこいーだろっ!
てなもん。
テンション高い、笑顔の入りでしたわっ。
超ド級爆裂にこやかワールド。
えへへへへへ……あはははでへでへでへへへへうふふふうふうぅきゃあああああっ!テラカッコエエ!
そりゃ長い公演中、入り出もテンション低い日だって……あった、あるってそりゃ。
や、テンション低くたって、かっこいいことに変わりはないんだけどさっ!
(大和悠河であればすべて可)(大甘)(大馬鹿)
彼は、人に見られることをガソリンとして、爆走できる人なんだと思う。
自分を見る人が多ければ多いほど、さらに輝ける。
天性のスターなのよーーー。
まずは大和さんのかっこよさに崩壊しちゃったけど、まだ退団者の入りがある。
私は三井ビル側で、退団していく人たちを待った。
今日の退団者。
織花なるみ、まりこちゃん。
大和さんと同じ受験校だったそうだ。
娘役としては長身で、大人っぽい雰囲気が目を引く。
ブルーのドレス、映えていたなあ。
会服はNARUMI ORIKAのネームと’98-’06のロゴの入ったTシャツ。宝塚に在籍していた、誇りの数字。
月丘七央、さくP。
会服はさくらのTシャツ。ムラのときなんだけど、千秋楽の帰りの電車で、偶然向かい側にさくP会のかたたちが座ったの。
さくらのTシャツは公演中に見慣れていたが、その日、それが実は上着とセットだったことに気がついた。
向かい合わせのさくP会のかたたちが着ていた、その上着に書かれていた文字は「770」……「ななお」ってえ!(爆)
暑い季節となった東宝公演、さすがにもう「770」を見ることはできなかった、残念だ(笑)。
さくPは三井ビル側から入ったので最初からじっくり見られたんだが、なんと!
和央会さんのガード、そして多くのギャラリーに拍手で迎えられた彼はピョコンと一礼し、そのままそそくさとギャラリーの後ろの通路に回って楽屋口に進もうとしたのだ!
な、なんて謙虚で可愛い人なんだろう〜。あなたも今日の主役なのよっ。
和央会さんがこぞって「こっち、こっち!」と手招きし、「え、いいんですか」って感じで頭を下げながらガードの前を通っていったさくP。
いい人だなあ……いい人すぎたのかもしれないなあ。
夢大輝、たけちゃん。
大和悠河の同期で、彼も大和さんと同じ受験校だったそうだ。
初日にたけちゃんのマタドールヘアを見たときは、顎が落ちた(笑)。個性的つーか、髪型失敗?とか思った、たけちゃんごめんなさい。
見慣れてくると、味があってなかなかよいもんだったわん。
とか言いながら、某貸切の日にマタドール軍団の一部が髪型を変えてきたと聞いたときは、真っ先に「たけちゃん、たけちゃん変えてきたでしょ!」と決め付けた私、だからたけちゃんごめんなさい(正解はすずとさくPでした)。
会服は白い可愛いブラウス。
星担(まだ言ってる)の私としては、ケロちゃんの従姉妹ってイメージが強い。
舞台顔もキャラもケロちゃんとはまったく違うんだけど、素顔は似ている!ふとした瞬間の顔が、驚くほど似ている。
ケロちゃんの初舞台を観て、宝塚に入りたいと思ったと聞いたことがある。
そのケロちゃんも退め、そして今日、たけちゃんも最後の日となる。
毬穂えりな、きゃみさん。
もう、きゃみさんと言ったら、パリア@大和悠河鬼畜キャラ認定にヤられちゃった人、修道院長しかない!
パリアに抱きしめられたときの修道院長の「ひぃぃぃぃぃ!」って顔が、私の中のきゃみさんなのっ!(それは失礼と言うもんじゃ?)(でも、私テキに最大の誉め言葉なんだよう!)
美しい歌声と熱い芝居、どんな作品にも欠かせない素敵な役者さんだった。
会服は白いTシャツに可愛いピンクのイラスト。姉御肌のキャラからは意外なほどの(これも失礼な)、女の子チックな会服だった。
花總まり、いわずと知れたハナちゃん。
私は檀ちゃん、ふーちゃんと続けてサヨナラショーを観た。娘役としての頂点を極めた彼女たちを見送ったんだけど、女帝とまで言われたハナちゃんは、本当にただの一退団者として退めてゆく。
どっちがいいとかではないが、それが花總まりなんだよね。
帝国ホテル側から入ったハナちゃんは、私の位置からは遠くに見えるだけだった。
お茶会でプレゼントされた、白いワンピースを着ていたようだ。ガードの前で「可愛いでしょ!」とかやっていたらしいけど。
会服は白のパーカー、ピンクのハートに可愛いロゴが入っている。男性も多いハナちゃん会が揃ってその会服を着ているのが、また微笑ましくてねえ(笑)。
そして和央ようか、たかちゃん。
私の目の前、三井ビル側に車が止まって、たかちゃんが降りてきた。
白のジャケットは、やはりお茶会のプレゼント。それに黒のパンツを合わせていた。
たかちゃんはね、お茶会のときに「このジャケットを千秋楽に着ていきます!」って宣言したらしい。
だけど、あとになって考えちゃったのかな?
「皆さんにプレゼントしていただいたジャケットと、皆さんとお揃いの会服と、最後に着ていく服はどっちがいいですか?お手紙に書いてください」って言ったんだそうだ。
みんなの手紙を1通1通読んで、ジャケットに決めたのかもしれない。
なにしろ平日でも軽く300人超、休日は5〜600人とも、楽近くはもう数えるのは不可能な大人数のガードが入っていた和央会さん。
そのひとりひとりから、前楽の夜まで1日も回収のことなく、手渡しで手紙を受け取っていたたかちゃん。
「いただいたお手紙は、すべて読んでいます」と公言していたというたかちゃん。
お手紙渡しで1ブロック毎くるくる回る和央会さんは、ある種日比谷の初夏の風物詩と化していた。た、たぶん。
やさしい人、本当にやさしい人。
たかちゃんの手に、抱えきれないほどの赤薔薇の束が渡される。
白薔薇に埋まった沿道の、たかちゃんの手元だけ赤に染まっている。
それは意表を突いた赤で、そしてとてつもなく美しくて。
赤薔薇を抱えたたかちゃんは、クシャ、って。
少年の顔で笑った。
ああ、たかちゃんの顔だ。
どんなに大きなトップさんになっても、どれほど素敵な大人の男を演じても、必ずどこかにのぞく少年の顔。
たかちゃんの笑顔。
少年の笑顔。
クシャ、って。
この日のあまりにも大掛かりなイベント感に、泣くことすら忘れていた私だったのに。
思い出しちゃった。
この笑顔、今日で最後なんだ。
涙でたかちゃんがぼやけてくる。
しっかり見ておかなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔を。
夢を見させてくれる少年の笑顔を。
クシャ、って。
泣いてる場合じゃないから。
たかちゃんが見えなくなっちゃうから。
しっかり見ておかなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔を。
夢を見させてくれる少年の笑顔を。
泣いてる場合じゃないから。
たかちゃんが見えなくなっちゃうから。
しっかりお別れしなきゃ。
大好きなたかちゃんの笑顔と。
夢を見させてくれる少年の笑顔と。
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