あと2日になってしまいました。
『フェット・アンペリアル-帝国の祝祭-』
先週、2公演だけ観てきました。
こんな素敵な作品を書いてくださった大野先生に、感謝です。
もう私は観にいけない……正確に言えば「いかない」なんでしょうけど。
もっとリピートしたかった(過去形かよ)気持ち、すごくすごくあるのですが。
今日、明日。もしかしたらバウにいけばチケットが手に入るかもしれません。
まだ観ていないあなた、観て損はない……つか、観ないと損ですよ。いやマジで。

1幕から、涙が止まりませんでした。
幕間、サトリちゃんに抱きついて泣きました。
主な理由は「しいちゃんがかっこいいから」(笑)。
(またかよ)(しいドレ楽現象)
そして、2幕は泣き疲れました。
物語にも泣かされましたけれど、それ以上に。

立樹遥という人は、不思議な魅力を持っているんです。

陽なんですよね、彼の魅力は。
でも、その表に出ている魅力の奥には、翳がある。
いろんなものをいっぱい抱えて、苦しんで、悲しんで。
それでも彼は真っ直ぐ前を向き、顔をあげて歩いていける人だから。
翳を感じさせないぐらい、強い笑顔で。

笑顔の奥で、むしろ誰よりも多く涙を流してきた人なのかもしれない。

ただニコニコ笑っているだけの人じゃないんだ(失礼な)。
そう確信したのは、『ベルばら』しいドレ千秋楽です。

翳を秘めて、それでも愛する人の前では笑ってみせる。
しいちゃんの笑顔が持つ強さ。その本当の理由を、あの日解った気がしました。

2004年のREVUE本かな?組別の座談会が載っていましたが。
「機嫌悪い時ってあるんですか?」という、よく考えたら恐ろしく失礼な質問(笑)に、「あるよ、そりゃあ」と真顔で答えていたしいちゃん。
「でも表に出ないですよね」
「だって皆が悪いわけじゃないもん。機嫌悪く『おはよ』なんて言ったら可哀相じゃん」

不機嫌な時に不機嫌な顔をしたって、そりゃあ仕方がないと思います。そういうこともあるでしょう。人間ですから。

立樹遥という人は、そんな時でも相手のために笑えるんです。

しいちゃんの陽の魅力と、その奥にある翳。
翳があるからこその、輝ける陽。
ウィリアム・ワルシンガムは、とにかくそのバランスがすばらしいです。
しいちゃんらしい明るい真っ直ぐさに満ち満ちているのに、覆いきれない翳がときおり顔をのぞかせる。

ひたすらかっこいい!!

それから何と言っても感心したのは、しいちゃんが愛に溢れていること。
真ん中の人間は、相手役を愛してナンボだと思ってますんで、私は。
相手役など眼中になく、俺!俺!な芝居をしたって、そりゃあ別に構わないと思います。スターっていうのは、そういう物であってもいいでしょう。それが魅力の場合もある。

でも、相手役を愛して欲しいんですよ、私としては。ヲトメなもので(笑)。
しいちゃんの芝居のダダ漏れ愛(笑)は、真ん中じゃなくたって充分解ります。
それでも、真ん中に立った時にこそ、真に意味を持つんですよね。
あの場所であの芝居演られたら、女の子は泣きますってば。
私?ですから、ヲトメなもので(笑)。号泣しました。

ううううう。エンマになりたいーーー!
エンマになってウィリアムの腕の中で……あ、この先はバウへどうぞ。

ストーリーが魅力的。
nanakoたんも言っているように、少女マンガの世界。単純なお話だけど、ヲトメのツボを突いてくるの。
そして出演者が、各々本当に魅力的。
しい担サトリちゃん、星担kineさん、友達の彼氏を観にいった(笑)nanakoたんhttp://7ch.jugem.cc/?day=20060607が、いろいろ書いてくださっています。

んで、ちぐ担(なのか?)(なのだ!)ジュンタから一言だけ。

しいちぐ最高!

しいちぐの小芝居を観たければ、バウへ急げ!!

私、残念ながら腐女子じゃないんで、「しいちぐ」は「notしい×ちぐ」です。
純粋に友達としての愛情の上での「しいちぐ」を指しています。
しいちぐはとっても仲良しです。しいちゃんはちーくんが大好きで、ちーくんはしいちゃんが大好き。
でも、しいちゃんのほうがより強くちーくんを愛しているのがデフォルトですから。
そこポイントなんで、間違えないでください。
腐った意味じゃないんですけどね。
腐った意味でしい×ちぐの需要があるのか、そこも解んないんですけどね。
ヲトメには需要ありますから!(と、ヲトメな私が断言)

1公演目は、しいちぐ席でしたから!
もちろん事前に取ったチケット、そんなことは知りません。その席を引き寄せたんですね(大威張り)。
私、大橋で自転車立ちこぎしているちーくんも引き寄せましたから!(さらに大威張り)(単にすれちがっただけ)

すげー楽しそうに小芝居してるしいちぐが目の前、目の前!!(へっへっへっへっへっ)

とにかくね、楽しくて笑えて泣けて、すっごくしあわせでした。
いい公演観ると、心があったかくなるよね。うふ。
トップさんの主演公演と違って、そもそも「観よう」と思う層が限定されてくる部分ってあると思うんです。
ひとりでも多くの人に、生で『フェット・アンペリアル』観て欲しいです。

自分、もう観ないくせに、こんなこと言うのも何なんですけどね。

コメント