こんなものを見た聞いた@貴城けい大劇場稽古最終日・その3
2007年2月20日 貴城けい『維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック』大劇場稽古最終日、続きのお話。
この日、私はこんなものを見た聞いた編(え?)(まるパクり)
なにを今頃書き出すんだ?(笑)
その1・http://diarynote.jp/d/73628/20061226.html
その2・http://diarynote.jp/d/73628/20061227.html
>この日は花組集合日でもあり、なんかいろんなものを見られたんですわ。
(中略)
>その辺の話と、駐車場の中でかしちゃんを見送った友だちから聞いた話は、また別に書きますね。
あのう、途中で投げてたんで。
つか、まあ……現実逃避?!
この日ムラで稽古最終日だった宙組公演はすでに東宝千秋楽を終え、集合日だった花組公演の幕も上がっている。
私の中の時計は、2007年2月12日で壊れちゃったのかもしれないなあ。
2006年12月26日。
お稽古を終えた宙組生たちは、15時過ぎに楽屋から出てきた。
東宝ナウオンの収録があったかしちゃん、るいちゃん、まりえさん、すっしーさん。それから大和さん。彼ら以外の生徒さんは、だいたいこれぐらいの時間に出られたのではないかと思う。
私が花の道をぼおっと歩いていたら、七帆くんの出に遭遇しまして、ファンのかたたちの掛け声がね。
「東京に担保に取られても、私たちは陽之助さんのお帰りをお待ちしてまあす!」、言葉は正確じゃないけど、こんな感じで。七帆くん、(ファンに)「上手いっ!」
「よく言えました〜」とか返しながら、笑ってた。
そして、花組さんの集合時間が、ちょうどその頃だったみたいなの。
花の道をそのまま歩いて楽屋口近くまで行くと、蘭とむちゃんが出てきた。
そこへ次々入ってくる花組生たち。「きゃあああ、久しぶり〜!久しぶり〜!」、蘭とむちゃん楽屋口で大喜び!
そしたら、なんとそこにですね。
一花ちゃんがやってきたのですよ!いやあああん、ラントムイティカふたたび〜〜!
私が真っ先に思ったこと。
「この光景をパクちゃんに見せてあげたいっ!」
ええ、もちろんパクちゃんにメールしましたわ。「ラントムイティカ!!」とね。
(意味不明)(ただの迷惑メール)
蘭とむちゃん「やだあ〜、どーしたのお!」、どーしたもこーしたも一花ちゃんは集合日ですから。
一花ちゃんの声は聞こえなかったけど、蘭とむちゃんの声だけやたら響いてくるんだわ。
「えーーー!そうなんだあ!!」「うん、うん」「うわわわあああ!」、リアクションでかいぞ、蘭寿とむ(笑)。
入り出の蘭とむちゃんを単体で見ると「綺麗なおねいさん」なのに、ちっちゃくて可愛い一花ちゃんと並ぶと「オトコ」です、すっごい骨太でかっこいーです。
どう見てもリアルカップルでそ?このふたり(素)。
この並び、好きだったなあ。パクちゃんには負けるけど(笑)。
なにが面白かったかって、そのとき楽屋口で並んでいたオサちゃんファンのかたたちが、みなさん一斉に揃ってラントムイティカに食いついたこと。100人は居ようかというファン全員が(と言いきる)、首を右に向けちゃって、楽屋口の会話に耳ダンボ(死語)。
ツボは壮くんだったさ。
だって一昨日まで雪組東宝公演に出ていた(そして中継とはいえ私はたしかにそれを観た)はずなのに、壮くんったら、もうムラに「集合」してるんだもん。
「壮くんが花組」という認識もまだ甘い私の目に飛び込んできた、壮くんの入り。ああ、びっくりした。ハードスケジュール、お疲れさまです。
大和さんは、宙組のみんなから少し遅れて、16時半頃出てきた。茶のコートに、今期お気に入りのレオパード柄の、この日はマフラーを。
ファンのかたに鏡餅の配り物があったようだ。
基本的に宙組さんの出を見にいったんで、かしちゃんが出られたあと、私は帰路についた、しかし。
その頃に花組さんも出てこられ、この日集合日付退団となった季帆ちゃんとスー子ちゃん最後の出を、偶然とはいえ見ることができたのだ。
まず、19時5分頃、スー子ちゃんが娘役さんふたりで楽屋から出てきた。
そのとき、楽屋口には一徳先生がいらっしゃった。
スー子ちゃんがふつーに「お疲れさまでした」と挨拶をすると、先生が「せいら、退めるんだって?」
スー子ちゃんの声は聞こえてこなかったが、ニコニコと笑う顔が可愛かった。一徳先生の「じゃあ頑張って、身体に気をつけて」という呼びかけだけが、楽屋口に響いた。
退団の報を知っていなければ、そして一徳先生の声がなければ、なんら普段と変わらないように見える明るい出だった。
季帆ちゃんの出は、その5分後ぐらいだった。
ひとりで出てきて、代表さんに荷物を渡し、楽屋口をあとにした。
その顔がきっぱりと何かを断ち切るかのように見えたのは、私の思い込みが下地にあったせいかもしれない。
最後まで毅然と美しい姿だった季帆ちゃん。
季帆ちゃんとスー子ちゃんのこれからに、さらに多くのしあわせがありますよう。
12月15日が誕生日だったオサちゃんは、出でバースデーイベントがあったそうだ。
この日はすごい雨だったんだけど、その豪雨の中、スタンバイから約2時間半ファンのかたを待たせていたオサちゃん(笑)。
組子たちから黒蜥蜴ならぬ茶色い蜥蜴が乗ったバースデーケーキを貰い、「尻尾と手を食べたら、蜥蜴なのに小魚みたいになっちゃって〜」ってご報告があったとのこと。
「食べた」というからには茶色い「蜥蜴チョコ」かなにかだったのかな?(蜥蜴食べてたら怖いもんね)
それでね、ゆうちゃん、みわさん、まっつ、3人一緒に出てきたんですってば緑野さん!
1人逆方向に行くまっつに、ゆうちゃんが「また明日!」って声掛けてましたから緑野さん!
青年館の楽屋口でゆうちゃんが叫んでたとゆー、噂の「また明日、海馬!」じゃなかったのが残念でえ緑野さん!
まっつまっつまっつ。
かしちゃんの前に、るいちゃんが出られた。
るいちゃんが大劇場最後の出で着ていたのは、真っ白なコート。
かしちゃんの出は、18時40分頃だった。
楽屋口からファンのかたたちと一緒に駐車場に移動し、そこでイベントをされていた。
イベントの場にいた友だちから聞いた話。
かしちゃんがファンに配られたのは、白いリボンがついた、白、オレンジ、ピンク、薄ピンクの薔薇の花。
「ありがとうございました」と、ひとりひとりの目を見ながら。
ファンのかたたちの掛け声が「かしちゃんの笑顔は、永遠に私たちの宝物です。東京公演も笑顔で頑張ってね!」
駐車場の外に、雨音に混じって聞こえてきた音は、この掛け声だったと思う。
外にいた私は、それに答えるかしちゃんの声など聞こえるはずもないのに、それでも夜の闇を睨みつけながら、必死で耳を澄ませていた。
「私は最後まで笑顔で、みなさんは涙で(笑)」、続くかしちゃんの言葉は、近くにいた彼女の耳にも、雨音にかき消され届かなかったそうだ。
でも、その場所では、終始おだやかに笑っていたというかしちゃん。
「東京公演もお待ちしております!」と、最後に最高の笑顔を見せて駐車場を出られたというかしちゃん。
そして、私が目にした、大劇場最後のかしちゃん。
あのとき、私は泣いた。かしちゃんを見て、泣いた。
だけど今思えば、それはなんてしあわせな涙だったんだろうね。
だって、あのとき貴城けいは、宝塚にいたんだよ。
たしかに、いたんだよ。
貴城けいは、宝塚にいない。
もう、いない。
私には、この現実が、うまく受け止められない。
自分がどうしたらいいのか、わかんないんだってば。
頭が回んない。
涙も流せない。
どうしたらいいのか、全然わかんないんだってば。
この日、私はこんなものを見た聞いた編(え?)(まるパクり)
なにを今頃書き出すんだ?(笑)
その1・http://diarynote.jp/d/73628/20061226.html
その2・http://diarynote.jp/d/73628/20061227.html
>この日は花組集合日でもあり、なんかいろんなものを見られたんですわ。
(中略)
>その辺の話と、駐車場の中でかしちゃんを見送った友だちから聞いた話は、また別に書きますね。
あのう、途中で投げてたんで。
つか、まあ……現実逃避?!
この日ムラで稽古最終日だった宙組公演はすでに東宝千秋楽を終え、集合日だった花組公演の幕も上がっている。
私の中の時計は、2007年2月12日で壊れちゃったのかもしれないなあ。
2006年12月26日。
お稽古を終えた宙組生たちは、15時過ぎに楽屋から出てきた。
東宝ナウオンの収録があったかしちゃん、るいちゃん、まりえさん、すっしーさん。それから大和さん。彼ら以外の生徒さんは、だいたいこれぐらいの時間に出られたのではないかと思う。
私が花の道をぼおっと歩いていたら、七帆くんの出に遭遇しまして、ファンのかたたちの掛け声がね。
「東京に担保に取られても、私たちは陽之助さんのお帰りをお待ちしてまあす!」、言葉は正確じゃないけど、こんな感じで。七帆くん、(ファンに)「上手いっ!」
「よく言えました〜」とか返しながら、笑ってた。
そして、花組さんの集合時間が、ちょうどその頃だったみたいなの。
花の道をそのまま歩いて楽屋口近くまで行くと、蘭とむちゃんが出てきた。
そこへ次々入ってくる花組生たち。「きゃあああ、久しぶり〜!久しぶり〜!」、蘭とむちゃん楽屋口で大喜び!
そしたら、なんとそこにですね。
一花ちゃんがやってきたのですよ!いやあああん、ラントムイティカふたたび〜〜!
私が真っ先に思ったこと。
「この光景をパクちゃんに見せてあげたいっ!」
ええ、もちろんパクちゃんにメールしましたわ。「ラントムイティカ!!」とね。
(意味不明)(ただの迷惑メール)
蘭とむちゃん「やだあ〜、どーしたのお!」、どーしたもこーしたも一花ちゃんは集合日ですから。
一花ちゃんの声は聞こえなかったけど、蘭とむちゃんの声だけやたら響いてくるんだわ。
「えーーー!そうなんだあ!!」「うん、うん」「うわわわあああ!」、リアクションでかいぞ、蘭寿とむ(笑)。
入り出の蘭とむちゃんを単体で見ると「綺麗なおねいさん」なのに、ちっちゃくて可愛い一花ちゃんと並ぶと「オトコ」です、すっごい骨太でかっこいーです。
どう見てもリアルカップルでそ?このふたり(素)。
この並び、好きだったなあ。パクちゃんには負けるけど(笑)。
なにが面白かったかって、そのとき楽屋口で並んでいたオサちゃんファンのかたたちが、みなさん一斉に揃ってラントムイティカに食いついたこと。100人は居ようかというファン全員が(と言いきる)、首を右に向けちゃって、楽屋口の会話に耳ダンボ(死語)。
ツボは壮くんだったさ。
だって一昨日まで雪組東宝公演に出ていた(そして中継とはいえ私はたしかにそれを観た)はずなのに、壮くんったら、もうムラに「集合」してるんだもん。
「壮くんが花組」という認識もまだ甘い私の目に飛び込んできた、壮くんの入り。ああ、びっくりした。ハードスケジュール、お疲れさまです。
大和さんは、宙組のみんなから少し遅れて、16時半頃出てきた。茶のコートに、今期お気に入りのレオパード柄の、この日はマフラーを。
ファンのかたに鏡餅の配り物があったようだ。
基本的に宙組さんの出を見にいったんで、かしちゃんが出られたあと、私は帰路についた、しかし。
その頃に花組さんも出てこられ、この日集合日付退団となった季帆ちゃんとスー子ちゃん最後の出を、偶然とはいえ見ることができたのだ。
まず、19時5分頃、スー子ちゃんが娘役さんふたりで楽屋から出てきた。
そのとき、楽屋口には一徳先生がいらっしゃった。
スー子ちゃんがふつーに「お疲れさまでした」と挨拶をすると、先生が「せいら、退めるんだって?」
スー子ちゃんの声は聞こえてこなかったが、ニコニコと笑う顔が可愛かった。一徳先生の「じゃあ頑張って、身体に気をつけて」という呼びかけだけが、楽屋口に響いた。
退団の報を知っていなければ、そして一徳先生の声がなければ、なんら普段と変わらないように見える明るい出だった。
季帆ちゃんの出は、その5分後ぐらいだった。
ひとりで出てきて、代表さんに荷物を渡し、楽屋口をあとにした。
その顔がきっぱりと何かを断ち切るかのように見えたのは、私の思い込みが下地にあったせいかもしれない。
最後まで毅然と美しい姿だった季帆ちゃん。
季帆ちゃんとスー子ちゃんのこれからに、さらに多くのしあわせがありますよう。
12月15日が誕生日だったオサちゃんは、出でバースデーイベントがあったそうだ。
この日はすごい雨だったんだけど、その豪雨の中、スタンバイから約2時間半ファンのかたを待たせていたオサちゃん(笑)。
組子たちから黒蜥蜴ならぬ茶色い蜥蜴が乗ったバースデーケーキを貰い、「尻尾と手を食べたら、蜥蜴なのに小魚みたいになっちゃって〜」ってご報告があったとのこと。
「食べた」というからには茶色い「蜥蜴チョコ」かなにかだったのかな?(蜥蜴食べてたら怖いもんね)
それでね、ゆうちゃん、みわさん、まっつ、3人一緒に出てきたんですってば緑野さん!
1人逆方向に行くまっつに、ゆうちゃんが「また明日!」って声掛けてましたから緑野さん!
青年館の楽屋口でゆうちゃんが叫んでたとゆー、噂の「また明日、海馬!」じゃなかったのが残念でえ緑野さん!
まっつまっつまっつ。
かしちゃんの前に、るいちゃんが出られた。
るいちゃんが大劇場最後の出で着ていたのは、真っ白なコート。
かしちゃんの出は、18時40分頃だった。
楽屋口からファンのかたたちと一緒に駐車場に移動し、そこでイベントをされていた。
イベントの場にいた友だちから聞いた話。
かしちゃんがファンに配られたのは、白いリボンがついた、白、オレンジ、ピンク、薄ピンクの薔薇の花。
「ありがとうございました」と、ひとりひとりの目を見ながら。
ファンのかたたちの掛け声が「かしちゃんの笑顔は、永遠に私たちの宝物です。東京公演も笑顔で頑張ってね!」
駐車場の外に、雨音に混じって聞こえてきた音は、この掛け声だったと思う。
外にいた私は、それに答えるかしちゃんの声など聞こえるはずもないのに、それでも夜の闇を睨みつけながら、必死で耳を澄ませていた。
「私は最後まで笑顔で、みなさんは涙で(笑)」、続くかしちゃんの言葉は、近くにいた彼女の耳にも、雨音にかき消され届かなかったそうだ。
でも、その場所では、終始おだやかに笑っていたというかしちゃん。
「東京公演もお待ちしております!」と、最後に最高の笑顔を見せて駐車場を出られたというかしちゃん。
そして、私が目にした、大劇場最後のかしちゃん。
あのとき、私は泣いた。かしちゃんを見て、泣いた。
だけど今思えば、それはなんてしあわせな涙だったんだろうね。
だって、あのとき貴城けいは、宝塚にいたんだよ。
たしかに、いたんだよ。
貴城けいは、宝塚にいない。
もう、いない。
私には、この現実が、うまく受け止められない。
自分がどうしたらいいのか、わかんないんだってば。
頭が回んない。
涙も流せない。
どうしたらいいのか、全然わかんないんだってば。
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