ほんとうに。ほんとうに。ほんとうに。

ほんとうに大和さんは美しい人だ。

最初に映ったのは、階段のセットに立つ大和さんとSMAPの5人。
大和さんにライトが当たったとき、あまりにも彼が美しくて、息を呑んだ。
整った小さな顔、長い手足。それはまさに少女マンガの主人公。

男性には男性のかっこよさがある。そんなSMAPのかっこよさとは、また別世界。
宝塚という非リアルな世界に於いて、正しく宝塚であるその脅威のビジュアル。

大和さんを批判するとき「容姿しか能がない」という言いかたがある。(私は決してそう思っていないが)

このビジュアルは、恐るべき才能でしょ。

これだけ美しい人なんて、そういないでしょ。

お衣装はピッピかな。ソフトパープルの軍服に、ハーフマント、白のスターブーツ。
金髪のリーゼントもかっちりしすぎず、ふんわりキマって見事に美しい。

いやもう。

ほっんとキレイだわ、大和さん。

歌うはなぜか「愛あればこそ」。
『ベルばら』とは縁がない彼が、なんで「愛あればこそ」なんだ?とは思ったけど、まあ宝塚と言えば、世間ではまず『ベルばら』なんでしょう。
歌は……な大和さんではあるが(笑)、宝塚調に朗々と歌うタイプの人よりも、これぐらい……な人のほうが、むしろ世間には馴染みやすいのではないでしょうか。
舞台じゃないから、ガナってもなかったし(笑)。

さすがSMASMAというべきか、それはそれは豪華な大階段を設えてあるんだけど、階段の幅広すぎ(笑)。降りるの大変そうです。

にしてもねえ。

ほっんとキレイだわ、大和さん(シツコイ)。

次に階段の下で、麻子ちゃんとSMAPが「アマール・アマール」を歌う。
この麻子ちゃんのお衣装は、DS用にご本人がデザインしたものと聞いたのですが、そうなんですか?(分かってない人)
ゴールドの軍服マタドールラテン(なんだそりゃ?)みたいな、とてもゴージャスなお衣装です。
麻子ちゃんもすっごくかっこいい。
小顔でスタイルがよくて、テレビ映えしますよねえ。

撮影時に東宝公演中で、かつその後全ツを回る宙組と、放送時に東宝公演中の月組ということで、選ばれたメンバーではあると思います。
でも麻子ちゃんにタニちって、全国ネットで宝塚を宣伝するのにいちばん相応しい人選に、結果的になっていた気がします。

ここに絡んでくるのが、オレンジドレスのかあわあいいかあわあいい宙娘たち!
まさみちゃん、いづみちゃん、たっちん、アリスちゃん、いやあんかあわあああいいィ!
残念だったのは、横で踊る彼女たちが熱い目線を送っても、SMAPのみなさんは微動だにしなかったこと(笑)。
これ、宝塚だとありえないんだけどなあ(苦笑)。世間では通用しないものなんですね。
ソロで歌う麻子ちゃんとは、慎吾ちゃん、そして木村くんは目線交わしておりました。

次に階段に映ったのはウメちゃん!そしてかなみちゃん!
羽根ハネのパープルドレスがとてもゴージャスでキレイ。
ああ、なあんて気品があって、しかもかあわあいいんでしょう!
黒いスーツのSMAPと、「すみれの花咲く頃」。
かなみちゃんの歌はさすがですが、ウメちゃんもそう悪くない。だからテレビは、これぐらい……でもいいんだって。

この「すみれの花咲く頃」から、すみれのボレロに入っていきます。
黒燕尾で階段に揃う男役たち。
逆三角形の頂点は、大和さん。

……これには感動した。

彼のお披露目公演『宙 FANTASISTA!!』の大階段はちょっと変則で、こういう基本的な逆三角形からはじまらないんですよね。
あの振付はあれで好きでした。
でも、黒燕尾で、逆三角形で、すみれのボレロで。

胸がイッパイになりました。

彼を見てきたから。

ずっと、彼を見てきたから。

ここまできたんだなあって。

ついに、ここまできたんだなあって。

って、単に十三人の頂点なんですけどね(笑)。
で、その十三人のフォーメーション。


   いち   ちー   カイ
みー   ちぎ   カチャ   大
 まさこ   ともち   えりこ
   みちこ    蘭とむ
        タニ


このあと全員が階段を降りていって、タニ、蘭とむ、みちこまでが本舞台に出ます。そして、麻子ちゃんとSMAPが下で加わるのですね。
飾り燕尾は麻子ちゃんとタニちのみ、残りの男役は普通の燕尾、SMAPはそれぞれに着こなした黒のスーツ。
ここまではよかったさ。
ここで階段上のフォーメーションも変わって、二列になるわけです。

ちぎちゃんが下手に向かってガーっと階段降りていったとき、嫌な予感がしたのよ。

ちぎィ、だめえ、いっちゃだめえ〜〜〜!逃げて逃げて〜〜〜!


いち  ちー  みー  カチャ  大   カイ
   ちぎ   まさこ  ともち   えりこ


いぢめのよーな前列(哀)。
宙組の中でもよりにもよっていちばんデカい三人と並ぶハメになったちぎたさん……しくしくしく。
舞台では違うのっ。
オーラで他の三人に引けをとらないから、ちぎだけ小さいなんてぜっんぜん思わないもんっ。
……その点、テレビカメラは正直ですわ。

でも、私の目にはちぎちゃんがいちばん美しく映ったから無問題!(にっこり)

こういう正統なダンスを踊るちぎちゃんの背中は、とても美しい。
これは逆に、小さいからなんだと思う。宙組の中で生き残るため、彼はどれだけ背筋を伸ばして、高く、大きく見せようと心を砕いてきたのだろう。
美しく伸びた背中に、ちぎちゃんの積み重ねてきた年月を思わずにはいられない。
小さいからこそ、この美しさが生まれたということ。
この美しさがあるからこそ、小さくてもマイナスにはならないということ。

ちぎちゃんが好きです。

最後は全員が階段の下に降りて総踊り。
SMAPの個性溢れるバラバラな振りと、それでも揃って見える(実は揃ってないけどな)男役の振りのコラボがおもしろくって、もう。
中居くん、すみれのボレロ前傾で踊る人、はぢめて見た(笑)。

そのあとが「世界にひとつだけの花」。
マーメイドドレスのかなみちゃん、ウメちゃん、飾り燕尾に着替えた(笑)蘭とむちゃん、普通の燕尾のままのみっちゃん(こーゆーのはっきりしてるわ、宝塚。みっちゃんにも飾り燕尾着せてくれればいーのに、画面華やかになるんだし)がSMAPと並んでいます。
最初に全員が歌い、次に中居くんと蘭とむちゃんで歌い継ぎ。蘭とむちゃんの笑顔がオトコマエでステキィ。
蘭とむちゃんはアイコンを試み中居くんをチラっと見るけど、中居くんてば無反応(笑)。
みっちゃんの歌がなかったのは、すごく残念。(こーゆーの以下省略)
いつの間にか(VTR繋いだ?)階段には、麻子ちゃんとタニちが羽根を背負ったスパンのお衣装で登場。
歌はタニちと木村くんへ。さすがの木村くん、階段の少し上に立つタニちを振り返って、タニちとの笑顔アイコンが見られました。
最後が麻子ちゃんと剛くん。こっちは二人して真っ直ぐ前見て歌ってた(笑)。
この間に階段の上には、黒燕尾の男役とピンクドレスの娘役がシャンシャンを持って登場し、全員でサビ。あの、手の振り付きです。
(タニち歌詞入った?大丈夫だった?)

本舞台に降りたのが麻子ちゃん、タニち、かなみちゃん、ウメちゃん、蘭とむちゃん、みっちゃん、SMAPのメンバー。
ここはねえ、階段の上は引きばっかりで、殆ど顔が映らなかった。前列に立つ上の学年の顔が、やっと映り込むぐらい。

テレビ的には、階段の上に燕尾の男役とドレスの娘役がシャンシャン持って揃って並んでいることが重要で、個々どうこうの問題じゃないから。もちろん、それ分かります。
ただ、公演中のお稽古、休演日の収録、すごく大変だったと思うんですよ。全員の顔はっきり映してもらえたら、もっと嬉しかったんですけどね。仕方ないかあ。
うん、ただの宙担のつぶやきだけどな。

だけどォ、ひとりひとりが特別なオンリーワンなんでそ?(素)

最後のトップ4人とSMAPのトークも楽しかった!
歌のときはきっちりヅカメイクで、トークでは普段化粧の美人揃いで、その差異もよかったのでは。
吾郎ちゃんはかなりのヅカスキーなの?木村くんがやってくれた「じぇんぬを見てテンション上がっちゃってる吾郎ちゃんの物真似」が、めちゃめちゃおもしろかったわ(笑)。麻かなタニウメも笑ってましたけどね。

宝塚ってなんかかっこいーじゃん、おもしろそーかも。
今まで宝塚に興味がなかった人たちに、そう思ってもらえたら嬉しいです。
うん、ただのヅカ担のつぶやきだけどな。

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