3日間、5公演。
2公演を観られましたが、楽しかったっ!もっと観たかったなあ。
公演期間が短く、しかも平日のみだったことが、とても残念。この厳しい条件だと、観劇が叶わなかったかたも沢山いらっしゃったと思うんですよね。

かしちゃん抜きにしても、単純にこの作品好きです。
コール・ポーターの美しいメロディ。
その歌を繋いでストーリーを進めていく、洒脱な構成。
シンプルかつ贅沢なピアノ+ベース、ドラムの生演奏。
歌にダンスにと、力のある少数精鋭の出演者たち。

この短い公演期間の中で、演者と、そして奏者と。
彼らの呼吸がひとつになっていく空気がまざまざと感じられ、プロというもの、アーティストというもののスゴさを思い知らされもしました。

そして貴城けいという人は、大変に魅力テキな生きものであると。あらためてね。
美しくてかあわあいくてかっこよくて、ほんとかしちゃんてば完璧!いやんいやあん。

これだけかしちゃんの歌が聞けて、ダンスが見られてしかもくるっくる回されてて(笑)、オンナノコ芝居も見せてくれて、さらに客席イジりはとんでもなくかあわあいいし。
そりゃあ壊れます(素)。

今日はリサちゃん(宙ではない)、かおりちゃん、コマちゃん、ちとせちゃんたち雪組生がご観劇でした。(他にも下級生がいらっしゃいましたが私にはこれ以上お名前が分かりませんでした、ごめんなさい)

賢也さん。ミュージカル界でご活躍ですが、今回もダンスに歌に実力発揮。
優しいかたなんでしょうね。常にかしちゃんを立て、さらに包んでくれる、男性としての懐の広さを感じました。
賢也さんがいてくださったからこそ、かしちゃんも伸び伸びオンナノコできたんじゃないでしょうか。

せいらさん。カリンチョさんの同期生だそうです。今回の音楽監督助手も担当されています。
パワフルな日本人離れした歌唱力の持ち主。

泉さん。ずいぶん昔からミュージカル界でお名前を聞いておりましたが、すっかり立派なシンガーになられちゃって!

せいらさんと泉さんのデュエット、迫力ありましたねえ。

藤林さん。基本ダンサーでいらっしゃるようですが、ダンスはもちろん歌もすばらしい!
くうさんがね、「(宙の)りさちゃんに似ている」と言うのですよ。言われてみればほんとお顔似てるんですわ。
最後はもう、りさにしか見えなくなってしまった私(笑)。
力強くシャープでありながらとても滑らかなダンスをされるかたで、くうさんはそのあたりなのかな?「すずはるき@まさこバウの女装ダンスそっくり」とも仰っていましたね。
あ、藤林さんは女装ではなく女子ですが。(すずさんは男子です)(言い張る)

睦くん。元ΛuciferのMAKOTOくんですね。
いわゆるミュージカルミュージカルした歌い方じゃないところが、このメンバーの中で逆に新鮮でした。
ヴィジュアル系がウリだった彼のバンド時代、そのヴィジュアルは今も健在。キレイ〜。
ダンスは殆ど経験がないようですが、立っているだけで正解。その周りで藤林さんがガシガシ踊る、みたいな(笑)。

二度目のカーテンコールでは、まず賢也さん、次に小原先生のご挨拶。
そのあと賢也さんやみなさんに促されて、「えええいやその、あたし?あわわ」みたいに恐縮しつつ(笑)かしちゃんがご挨拶。
英語の歌詞にはほんとうに苦労されたらしく、「次があるときは、完璧な外国人になれるよう頑張ります!」といったようなことを仰っていました。

次、あるといいな。
シリーズ化すればいいじゃんね?

もう一度緞帳があがって、かしちゃんからひと言。
「今日は雨が降るらしいので、みんな早く帰りましょ〜う!」

最後に緞帳が下りていくとき、睦くんが突然、「コール・ポーターばんざ〜い!ばんざ〜い!ばんざ〜い!」
打ち合わせもないはずなのに、なぜかそれに見事に合わせて万歳三唱する出演者と観客たち(笑)。
そして緞帳が下りきるその寸前に「んぱぱ!」と、ふたたび睦くんの声。作品中「BE A CLOWN」の、手拍子遊びですね。

睦くんてば。
「いい人〜!」byセレスティーナ@邦さん

じゃなくて。
出演者のみなさんがこの公演、このカンパニーを楽しまれた様子が垣間見られたようで、こっちも嬉しくなりましたって。

夜。
雨、降りはじめましたね。

私ねえ。

だからとってもしあわせなのです。

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