昭和20年8月。日本はポツダム宣言を受諾し、連合軍に無条件降伏した。
政治、経済、言論の全ては、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)のダグラス・マッカーサー元帥の手に委ねられる事となる。
外務大臣・吉田茂や終戦連絡中央事務局(CLO)の職員たちは、疲弊した国民たちを目にし、日本の未来を憂うのだった。以上第1場A、プログラムより。
このCLO職員の中に、宮川喜一郎@ちぎちゃんや珠洲さんがいるんですね。で、なんか知らんけど、ちぎちゃんと珠洲さんはずっと並んでるの。ずっと。
ずっと。
おそらく、それは私のために……。(だからいつもながら絶対違)
そこへ一人の男が登場する。彼の名は白洲次郎。
彼が決め台詞言った、はいっ!ここで。
すずちぎはお互いを見つめあい、そして力強く頷きあう。
いったい、これはなんのサービスなんだろう?(首かしげ)
この公演、通えるわねっ!(開始から5分強)(早っ)
あ、私は腐女子ではないので、彼らをホモ認定しているわけではありません。便宜上「すずちぎ」とか「しいちぐ」とか使いますけど、not掛け算です。単なるユニット煮えだと考えてください。(それもなんか違うんじゃね?)
「すずちぎ」の一番の利点は、ひとつのオペラで二人を撮れることですから。上手と下手に分かれちゃったら、どっちも観たいから困るもん。
だって私にはあたしの王子もあたしの天使もたくさんいるのですから、たとえばあたしの王子とあたしの天使が並んでくれたらそれだけですごおく嬉しいわけです、さらにあたしの王子とあたしの天使が見つめあい頷きあってくれたりしたらそりゃあもおゴォゴォ煮えちゃうのです。いやんいやあん!
初日を観て、未見の友人に「どうだった?」と聞かれたら、私はこう答えてました。
「女子目線から言わせると、ホモの物語だった」
腐女子目線にどう映ったのかは分かりません、なんせ私は根っからのヲトメなものですから、その女子目線から言わせると「白洲次郎と吉田茂の愛の物語」に見えたということです。
サンフランシスコ講和条約が無事成立し、涙を拭う吉田茂@汝鳥さん。
その肩を白洲次郎@轟さんが優しく叩き、彼を背中から強く抱きしめ……そして正面から向きあった二人は、そのまま甘い口づけを交わし……あれ?そんなことはしてなかったっけ?
まあ、イメージから言うとこんなカンジですね(真顔)。
ああ、新公が楽しみです~~~(煮)。
大ちゃん。初主演おめでとう!
そして、みーちゃん!初ヒロインおめでとう!!
自分は腐女子ではないとはいえ、ヅカ友の半数を腐女子が占めていることもあって、「腐女子」という言葉自体は耳慣れております。
にしても舞台上で「腐女子、腐女子」という台詞が飛び交っているものですから、なんなんだろうと。
あれ、「婦女子」なんですね。最初、素で分からなかったわ。(だって「婦女子」なんて言葉、普段使わないもんね)
とにかく「白洲次郎、かっこいいぞっ!」(by正子)、とことんそれを描いたお話です。そして文字通り轟さんがかっこいい、実にかっこいい。
その中でも彼と吉田茂の愛に焦点をあててえんえんえんえん描かれているので、他の役が無いに等しい。轟さんも汝鳥さんもすばらしいのですが、組ファンとしてそこに不満はあります。
開演前にプログラムを舐めるようにチェックしていまして(私テキには珍しい)(なんせ香盤に役が少ないことにショックを受けていたので)、翼賛会の男@珠洲さん、翼賛会の女@えっちゃんって見つけたのですね。
いやん、すずえつ?バレンシアのエル・パティオ、フリオ@珠洲さん、マヌエラ@えっちゃんふたたび?!
いきなり居酒屋で翼賛フラメンコ(どんなだよ?)とか踊っちゃうのかしらあ、いやんいやあん!なんてことはまったくありませんでした、はい。がっくし。
でもオットセイだのタツノオトシゴだの言うともえちゃんはめっさかあわあいかったですけど、いやんいやあん!(結局それか?)(そうです)(翼賛会の男@珠洲さんは、ともえちゃん認定)(すげー分かりづらいってば)(いいのっ!)
役名あっても、ちゃんと背景が描かれている人が殆どいないんですよね。逆に言うと、これからいくらでも組子たちが埋めてくれるであろうと。埋める余地は、たくさんありますから。
イケメン米兵’S@みー、大、ちー、カチャとか、無駄に(笑)美味しいです。
酔っぱらい@きみちゃんも目立つしアドリブ効きそうだし美味しいんですが(しかも上手いっ)(袖で一杯ひっかけてるとしか思えん)、惜しむらくはそれがきみちゃんの出番の最後だということ(byティリアン)。
背広の男@珠洲さんとビジネスガール@桜子ちゃんもかあわあいいカップルで、花道で腕なんか組んじゃっていやんいやあん!つかあたし桜子ちゃんになりたいのおいやんいやあん!なんですが、惜しむらくはそれが珠洲さんの出番の最後だということ(byギルダ)。
そんなん多いんだよなあ。
秘書@あすちゃんは、完璧なるあのスタイルを生かし、さらにしっかりあすちゃんしていて(笑)すばらしい。
比重が軽いことに関しては怒り心頭ではありますが、マッカーサーは美しいです。大和さんはなんてったって美しいの。これは常に絶対的ではありますが、今回は演技が空回りしていない!えええ、んな画期的な!
空回りは彼の魅力のひとつでもあるので私はそれを決して否定しないのですが、マッカーサーは落ち着いた大人の男として美しかったのです。
あんまりリアルに昭和天皇のお名前なんて出されると、ちょっと萎えるんですけどね。これはもちろん大和さんのせいじゃない、石田先生にね。
石田先生は真摯な気持ちで書かれていると思われるのですが、この時代を宝塚で見せることの難しさも、所々で感じました。
白洲正子もあまり見せ場らしい部分がなくて、もったいないかなあ。おそらくウメちゃんにアテガキされたであろうはっちゃけた女性を、代役のたっちんがよくぞこの短期間で、と泣けるぐらいに仕上げてきておりましたが。
最後の銀橋で涙を流しながら歌うたっちんに、こっちが泣かされましたって。
本来、たっちんの柄ではない役だと思うんですね。でも、たっちんのすごいところは、それをたしかな技術でモノにしてしまえるところ。しみじみ上手い人だと思います。
えりちゃんが代役に入った吉田和子のほうが、たっちんの柄だったのかもしれません。これもえりちゃんが、緊張しながらも難なくこなしておりました。えりちゃん自身も、こういう静かに秘めたものがあるようなお役が似合う人ですよね。
近藤文男@まりえさんに対する餞の言葉は、初見の感想では「いらん!」ですね。ああいうとってつけたような言葉って、私は拒絶反応がおきてしまいます。
ただ、本当にまりえさんとお別れしなくてはならない東宝楽が近づいてきたら、また思いも変わってくるかもしれません。
宮川喜一郎に対する若手スターに向けたとも取れなくない言葉に関しては、心底「いらん!」と思っています。言われるちぎちゃんが、いい迷惑じゃんか。
ただ、ちぎちゃんスキーとしては彼のお顔を見ているうちに、また思いも変わってくるかもしれません。(そんなてきとーな!)
ブギの女@いづみちゃんはガンガン歌を聞かせてくれるのが嬉しい。地声で歌うことって、あんまり宝塚の娘役では無いですし。
東宝楽まで、思いっきり歌いまくってください。
ただ、どうなんだろう。東京ローズ@あおいちゃんの背景がある程度描かれているだけに、いづみちゃんとあおいちゃんが逆でもよかったのではという気もします。
あおいちゃんはステキです、なんの文句もないんですが、主に歌だけに近いお役でいづみちゃんが最後なことは、ちょっと残念かもしれません。
幕切れ、「平和への祈り」の大合唱は感動的で、なのになぜ石田先生はテレビャンコ@タマちゃんと熊澤天皇@夏くんに、ああいうことをするかなあ。あのセンスが理解不能です。
それでも、やはりこの大合唱は胸に迫るものがあります。(ただ、組子半分しか出ていませんけどねっ、ちっ)
日本の未来を担うはずの若者たちが、戦争の局面で次々と命を落としてゆく。そのレクイエムダンスである「群青」、なんか前評判では泣ける場面らしいと聞いたんですけど。
……はい?
思わずここは新宿コマかと(素)。ビクリーツしました、石田先生ってば。
タルい、タルいよ盆回り……(なんせ地元東宝では舞台機構ド派手に使いまくりのエル・アルコン)(あの盆が同じスピードで回っているとは到底信じられない)
お衣装のセンスからしてどうなんだ?ジャージですか、ツナギですか、昭和のアイドルですか?みたいな。
や、踊っているのが宝塚の男役だから、なんだかんだ言ってもステキです、ステキなんですけど。
で。
年末に、本当に新宿コマで戦時中のお話を演るんですが。ええ、かし子ちゃんたちOGさん公演ですね。
日本兵とかレクイエムダンサーという名のリアル男子にあれ踊られたら……。
私は確実に目を逸らします。
ま、まさかだよな。はははっ。
って話自体が逸れましたが、こんなところで。
政治、経済、言論の全ては、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)のダグラス・マッカーサー元帥の手に委ねられる事となる。
外務大臣・吉田茂や終戦連絡中央事務局(CLO)の職員たちは、疲弊した国民たちを目にし、日本の未来を憂うのだった。以上第1場A、プログラムより。
このCLO職員の中に、宮川喜一郎@ちぎちゃんや珠洲さんがいるんですね。で、なんか知らんけど、ちぎちゃんと珠洲さんはずっと並んでるの。ずっと。
ずっと。
おそらく、それは私のために……。(だからいつもながら絶対違)
そこへ一人の男が登場する。彼の名は白洲次郎。
彼が決め台詞言った、はいっ!ここで。
すずちぎはお互いを見つめあい、そして力強く頷きあう。
いったい、これはなんのサービスなんだろう?(首かしげ)
この公演、通えるわねっ!(開始から5分強)(早っ)
あ、私は腐女子ではないので、彼らをホモ認定しているわけではありません。便宜上「すずちぎ」とか「しいちぐ」とか使いますけど、not掛け算です。単なるユニット煮えだと考えてください。(それもなんか違うんじゃね?)
「すずちぎ」の一番の利点は、ひとつのオペラで二人を撮れることですから。上手と下手に分かれちゃったら、どっちも観たいから困るもん。
だって私にはあたしの王子もあたしの天使もたくさんいるのですから、たとえばあたしの王子とあたしの天使が並んでくれたらそれだけですごおく嬉しいわけです、さらにあたしの王子とあたしの天使が見つめあい頷きあってくれたりしたらそりゃあもおゴォゴォ煮えちゃうのです。いやんいやあん!
初日を観て、未見の友人に「どうだった?」と聞かれたら、私はこう答えてました。
「女子目線から言わせると、ホモの物語だった」
腐女子目線にどう映ったのかは分かりません、なんせ私は根っからのヲトメなものですから、その女子目線から言わせると「白洲次郎と吉田茂の愛の物語」に見えたということです。
サンフランシスコ講和条約が無事成立し、涙を拭う吉田茂@汝鳥さん。
その肩を白洲次郎@轟さんが優しく叩き、彼を背中から強く抱きしめ……そして正面から向きあった二人は、そのまま甘い口づけを交わし……あれ?そんなことはしてなかったっけ?
まあ、イメージから言うとこんなカンジですね(真顔)。
ああ、新公が楽しみです~~~(煮)。
大ちゃん。初主演おめでとう!
そして、みーちゃん!初ヒロインおめでとう!!
自分は腐女子ではないとはいえ、ヅカ友の半数を腐女子が占めていることもあって、「腐女子」という言葉自体は耳慣れております。
にしても舞台上で「腐女子、腐女子」という台詞が飛び交っているものですから、なんなんだろうと。
あれ、「婦女子」なんですね。最初、素で分からなかったわ。(だって「婦女子」なんて言葉、普段使わないもんね)
とにかく「白洲次郎、かっこいいぞっ!」(by正子)、とことんそれを描いたお話です。そして文字通り轟さんがかっこいい、実にかっこいい。
その中でも彼と吉田茂の愛に焦点をあててえんえんえんえん描かれているので、他の役が無いに等しい。轟さんも汝鳥さんもすばらしいのですが、組ファンとしてそこに不満はあります。
開演前にプログラムを舐めるようにチェックしていまして(私テキには珍しい)(なんせ香盤に役が少ないことにショックを受けていたので)、翼賛会の男@珠洲さん、翼賛会の女@えっちゃんって見つけたのですね。
いやん、すずえつ?バレンシアのエル・パティオ、フリオ@珠洲さん、マヌエラ@えっちゃんふたたび?!
いきなり居酒屋で翼賛フラメンコ(どんなだよ?)とか踊っちゃうのかしらあ、いやんいやあん!なんてことはまったくありませんでした、はい。がっくし。
でもオットセイだのタツノオトシゴだの言うともえちゃんはめっさかあわあいかったですけど、いやんいやあん!(結局それか?)(そうです)(翼賛会の男@珠洲さんは、ともえちゃん認定)(すげー分かりづらいってば)(いいのっ!)
役名あっても、ちゃんと背景が描かれている人が殆どいないんですよね。逆に言うと、これからいくらでも組子たちが埋めてくれるであろうと。埋める余地は、たくさんありますから。
イケメン米兵’S@みー、大、ちー、カチャとか、無駄に(笑)美味しいです。
酔っぱらい@きみちゃんも目立つしアドリブ効きそうだし美味しいんですが(しかも上手いっ)(袖で一杯ひっかけてるとしか思えん)、惜しむらくはそれがきみちゃんの出番の最後だということ(byティリアン)。
背広の男@珠洲さんとビジネスガール@桜子ちゃんもかあわあいいカップルで、花道で腕なんか組んじゃっていやんいやあん!つかあたし桜子ちゃんになりたいのおいやんいやあん!なんですが、惜しむらくはそれが珠洲さんの出番の最後だということ(byギルダ)。
そんなん多いんだよなあ。
秘書@あすちゃんは、完璧なるあのスタイルを生かし、さらにしっかりあすちゃんしていて(笑)すばらしい。
比重が軽いことに関しては怒り心頭ではありますが、マッカーサーは美しいです。大和さんはなんてったって美しいの。これは常に絶対的ではありますが、今回は演技が空回りしていない!えええ、んな画期的な!
空回りは彼の魅力のひとつでもあるので私はそれを決して否定しないのですが、マッカーサーは落ち着いた大人の男として美しかったのです。
あんまりリアルに昭和天皇のお名前なんて出されると、ちょっと萎えるんですけどね。これはもちろん大和さんのせいじゃない、石田先生にね。
石田先生は真摯な気持ちで書かれていると思われるのですが、この時代を宝塚で見せることの難しさも、所々で感じました。
白洲正子もあまり見せ場らしい部分がなくて、もったいないかなあ。おそらくウメちゃんにアテガキされたであろうはっちゃけた女性を、代役のたっちんがよくぞこの短期間で、と泣けるぐらいに仕上げてきておりましたが。
最後の銀橋で涙を流しながら歌うたっちんに、こっちが泣かされましたって。
本来、たっちんの柄ではない役だと思うんですね。でも、たっちんのすごいところは、それをたしかな技術でモノにしてしまえるところ。しみじみ上手い人だと思います。
えりちゃんが代役に入った吉田和子のほうが、たっちんの柄だったのかもしれません。これもえりちゃんが、緊張しながらも難なくこなしておりました。えりちゃん自身も、こういう静かに秘めたものがあるようなお役が似合う人ですよね。
近藤文男@まりえさんに対する餞の言葉は、初見の感想では「いらん!」ですね。ああいうとってつけたような言葉って、私は拒絶反応がおきてしまいます。
ただ、本当にまりえさんとお別れしなくてはならない東宝楽が近づいてきたら、また思いも変わってくるかもしれません。
宮川喜一郎に対する若手スターに向けたとも取れなくない言葉に関しては、心底「いらん!」と思っています。言われるちぎちゃんが、いい迷惑じゃんか。
ただ、ちぎちゃんスキーとしては彼のお顔を見ているうちに、また思いも変わってくるかもしれません。(そんなてきとーな!)
ブギの女@いづみちゃんはガンガン歌を聞かせてくれるのが嬉しい。地声で歌うことって、あんまり宝塚の娘役では無いですし。
東宝楽まで、思いっきり歌いまくってください。
ただ、どうなんだろう。東京ローズ@あおいちゃんの背景がある程度描かれているだけに、いづみちゃんとあおいちゃんが逆でもよかったのではという気もします。
あおいちゃんはステキです、なんの文句もないんですが、主に歌だけに近いお役でいづみちゃんが最後なことは、ちょっと残念かもしれません。
幕切れ、「平和への祈り」の大合唱は感動的で、なのになぜ石田先生はテレビャンコ@タマちゃんと熊澤天皇@夏くんに、ああいうことをするかなあ。あのセンスが理解不能です。
それでも、やはりこの大合唱は胸に迫るものがあります。(ただ、組子半分しか出ていませんけどねっ、ちっ)
日本の未来を担うはずの若者たちが、戦争の局面で次々と命を落としてゆく。そのレクイエムダンスである「群青」、なんか前評判では泣ける場面らしいと聞いたんですけど。
……はい?
思わずここは新宿コマかと(素)。ビクリーツしました、石田先生ってば。
タルい、タルいよ盆回り……(なんせ地元東宝では舞台機構ド派手に使いまくりのエル・アルコン)(あの盆が同じスピードで回っているとは到底信じられない)
お衣装のセンスからしてどうなんだ?ジャージですか、ツナギですか、昭和のアイドルですか?みたいな。
や、踊っているのが宝塚の男役だから、なんだかんだ言ってもステキです、ステキなんですけど。
で。
年末に、本当に新宿コマで戦時中のお話を演るんですが。ええ、かし子ちゃんたちOGさん公演ですね。
日本兵とかレクイエムダンサーという名のリアル男子にあれ踊られたら……。
私は確実に目を逸らします。
ま、まさかだよな。はははっ。
って話自体が逸れましたが、こんなところで。
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