宙組ムラ新公を、遠いこの地で想う。
2008年2月28日 宙組昨年、文化祭のときの話。
私は文化祭は観ずに、「なぜか文化祭の第3部だけ観ることになった」緑野さんを、約束の店で待っていた。
店に入ってくるなり、緑野さんは目をキラキラさせてこう言われた。
「鼻が好みの子がいた」
http://diarynote.jp/d/22804/20070217.html
緑野さんは、だいありーには比較的あっさりこの事を書かれているが、私は「その『鼻が好みの彼』がどんなに魅力的だったか」という話を、その場でえんえんえんえん聞かされている(笑)。
普通なら「ああ、目立つ子なんだな、スター候補生なのかもしれないな」と思って然りであるものの、なんせ見せてもらったプログラムの彼があまりにも「緑野さん好みの鼻」だったので、申し訳ないけど話半分に聞いていた。
芸で緑野さんの目を奪ったのか、鼻で緑野さんの目を奪ったのか(笑)、その段階では判断がつかなかったから。
この日から私たちの仲間うちでは、まだ音校生だった彼を「緑野さんの鼻の君」と呼んでいたのですよ。
さて、それから1ヶ月余。彼らの期が『さくらハンター』で初舞台を踏んだ。
「緑野さんの鼻の君」、彼は探さなくてもすぐ分かった。それは鼻で、ではない。
彼が初舞台生の中で、突出して光っていたからである。
あの文化祭の日に緑野さんの目を奪ったのは、彼の鼻ではなかった。
いや、鼻もだけど(笑)、つまりは彼の華だったのだ。
鼻の君。
蒼羽りくくんである。
りくくんは初舞台を終えて、宙組に配属になった。
……りく、恐ろしい子!
ここまで飛び抜けている研一さんを、久しぶりに観たように思う。
美貌だけで言えば、たとえば大和さんなども研一の頃から恐ろしく目立ちまくっていたものの、りくくんは華やかさもさることながら、男役的な立ち姿や所作の美しさからして既に研一の域じゃない。
『バレンシア』での軍服の着こなし、『FANTASISTA』での踊る身のこなし、半端ナイものを感じさせてくれた。
今回の公演では、ダンサーと路線系で固められた芝居のレクイエムやショーの8人口に、ただ1人研一で入っている。さらにフィナーレでは、ロケットを抜けて大階段燕尾メンバーに。
新公では研一にして、未来を担う若手ホープにアテガキされたような、ちぎちゃんのお役が来たわけで。
この宮川喜一郎、評判は上々のようだ。私の周りに聞く限りでは。
これからどんどんスターさんになっていくのであろう。りくくんは、確実に。
ということで、宙組『黎明の風』ムラ新人公演。
私は観てません、東宝で雪組新公観ておりました。ムラと東宝の新公日が被ってるから、これはもうどーしょもない。
宙組新公をムラの段階で観たかったけど、それをやると『君愛』新公捨てるしかないのでねえ。なんで被らせるかなあ、イクナイ。
主演、白洲次郎@大ちゃん。
本公演の初見で何を思ったかって、大ちゃんハードル高い~!ということ。
初日は轟さんでさえ、台詞を捉えあぐねて苦労されているように見えました。
初主演の大ちゃんが、どこまで持っていけるか。大ちゃん、勝負賭けろっ。
大ちゃんは長身でほんとうにキレイな、宝塚らしい華やかな容姿に恵まれた人で、単に技術的な面でまだまだなところがあるだけなんですよね。なにかをきっかけに絶対に変われる、ダイヤモンドの原石のような人だと思ってます。
だから今回の主演が、そのきっかけになることを祈っていました。
(それでも心配で、胃が痛くなる思いだったんだけど)(それも失礼な!)
周りの宙ファンに聞いた限りでは、好意的な感想が多かったです。歌は……で、台詞はカミカミだったらしい(笑)けど、そういう問題ではなく「主演」として舞台に存在できたのなら、成功と言えるのではないでしょうか。
舞台の鍵を握るのは、吉田茂@みーちゃんになってくると思いますが、みーちゃんは上手い人だし、今回の芝居でもその実力を見せつけてくれたと聞きました。
前回新公主演の次は、この作品で最も重要と言っても過言ではない汝鳥さんのお役。
みーちゃんに与えられる課題は常にレベルが高く、そして彼はそれに応えられるだけの力を持った人ですから。
白洲正子@アリスちゃんは、新公ヒロインも4回目。そして、なんといっても昨年の外部出演『ASU』が大きな経験となって、おおいなる進化を見せてくれたであろうと。
(あんなオイシいこと外で演ったら、宝塚に戻りたくなくなるんじゃないかって、そっちのほうが心配だった)(笑)
マッカーサー@ちーちゃんは、2回目になる大和さんのお役。
『竜馬伝』の中岡では、大和さんとまったく違う方向からアプローチを掛けてきて、それがちーちゃんの中岡として見事に成立していました。基本、大和さんの役づくりは他人が真似できる類のものではないのですが。
それだけに新公でお役が当たった人は、難しいとも言えるし、自分らしさを出せるとも言えるし。
今回も、ちーちゃんならではのマッカーサーだったようです。
オトコノコたち。まりえさんの近藤文男@カイちゃんや、すっしーさんのロビン@かっしぃは上級生の難しいお役に挑戦し、漢・蘭とむちゃんの辰美英次@カチャ子は華奢な外見に似合わず案外骨太なキャラを生かせそうだし、ともちゃん専科の体?グルーパー中佐@GOちゃん、みっちゃんのお役にこれも抜擢のブレストン大佐@あっきー、えりこちゃんのお衣装をどこまで詰めたんでそ?打田友彦@イチくん、まさこちゃんのラッセル少佐@トニカちゃんも気になるし、タマちゃんのテレビャンコ@じゅまちゃんは下級生ながら本公演でもいい味出してるし。
オンナノコたち。もう一人のヒロイン的なまさみちゃんのジーン@れーれ、歌あり芝居ありのあおいちゃんの難役東京ローズ@えりちゃんは本公演でも和子の代役で頑張ってますし、その吉田和子@たらちゃんは前回バウとは真逆のお役に取り組み、アリスちゃんのお役ポーラ@ちはなちゃんは前回新公全ツマルガリータでブレイクした感のある宙組超期待のかわいこたん。
なお、珠洲さんのお役新公情報ですが、翼賛会の男@こずちゃん、背広の男@ねおちゃんだったそうです。
ごずちゃんはともかく、ねおちゃんなら背広のサイズ直しはなくて済んだであろうかと。(ぼそっ)(余計なお世話)(あ、でもねおちゃん極細だからなあ)(ま、いっか)
観たい~~、早く新公観たい~~~!(や、ムラ新公終わったばっかだしっ)
とにかく、人から聞いた話だけでは分からないのでねえ。
良かったと聞いても悪かったと聞いても、それは自分の目ではないのだから。
東宝での本番、待ってます!(気が早ええ!)
「鼻の君」のついでに言うと、一昨年の文化祭で緑野さんが、すみれ売りでサトリちゃんが、宙組『ネバセイ』で踏んだ初舞台で私が目をつけたのが(笑)じゅまちゃんなんですよね。
新公もですが、本公でも前回『バレンシア』ではホルヘの部下ミゲル、バウ『ネバースリープ』『セカンドライフ』でも、達者な芝居でその存在感が光っておりました。
宙組若手、いろいろおもしろいですよお!
私は文化祭は観ずに、「なぜか文化祭の第3部だけ観ることになった」緑野さんを、約束の店で待っていた。
店に入ってくるなり、緑野さんは目をキラキラさせてこう言われた。
「鼻が好みの子がいた」
http://diarynote.jp/d/22804/20070217.html
緑野さんは、だいありーには比較的あっさりこの事を書かれているが、私は「その『鼻が好みの彼』がどんなに魅力的だったか」という話を、その場でえんえんえんえん聞かされている(笑)。
普通なら「ああ、目立つ子なんだな、スター候補生なのかもしれないな」と思って然りであるものの、なんせ見せてもらったプログラムの彼があまりにも「緑野さん好みの鼻」だったので、申し訳ないけど話半分に聞いていた。
芸で緑野さんの目を奪ったのか、鼻で緑野さんの目を奪ったのか(笑)、その段階では判断がつかなかったから。
この日から私たちの仲間うちでは、まだ音校生だった彼を「緑野さんの鼻の君」と呼んでいたのですよ。
さて、それから1ヶ月余。彼らの期が『さくらハンター』で初舞台を踏んだ。
「緑野さんの鼻の君」、彼は探さなくてもすぐ分かった。それは鼻で、ではない。
彼が初舞台生の中で、突出して光っていたからである。
あの文化祭の日に緑野さんの目を奪ったのは、彼の鼻ではなかった。
いや、鼻もだけど(笑)、つまりは彼の華だったのだ。
鼻の君。
蒼羽りくくんである。
りくくんは初舞台を終えて、宙組に配属になった。
……りく、恐ろしい子!
ここまで飛び抜けている研一さんを、久しぶりに観たように思う。
美貌だけで言えば、たとえば大和さんなども研一の頃から恐ろしく目立ちまくっていたものの、りくくんは華やかさもさることながら、男役的な立ち姿や所作の美しさからして既に研一の域じゃない。
『バレンシア』での軍服の着こなし、『FANTASISTA』での踊る身のこなし、半端ナイものを感じさせてくれた。
今回の公演では、ダンサーと路線系で固められた芝居のレクイエムやショーの8人口に、ただ1人研一で入っている。さらにフィナーレでは、ロケットを抜けて大階段燕尾メンバーに。
新公では研一にして、未来を担う若手ホープにアテガキされたような、ちぎちゃんのお役が来たわけで。
この宮川喜一郎、評判は上々のようだ。私の周りに聞く限りでは。
これからどんどんスターさんになっていくのであろう。りくくんは、確実に。
ということで、宙組『黎明の風』ムラ新人公演。
私は観てません、東宝で雪組新公観ておりました。ムラと東宝の新公日が被ってるから、これはもうどーしょもない。
宙組新公をムラの段階で観たかったけど、それをやると『君愛』新公捨てるしかないのでねえ。なんで被らせるかなあ、イクナイ。
主演、白洲次郎@大ちゃん。
本公演の初見で何を思ったかって、大ちゃんハードル高い~!ということ。
初日は轟さんでさえ、台詞を捉えあぐねて苦労されているように見えました。
初主演の大ちゃんが、どこまで持っていけるか。大ちゃん、勝負賭けろっ。
大ちゃんは長身でほんとうにキレイな、宝塚らしい華やかな容姿に恵まれた人で、単に技術的な面でまだまだなところがあるだけなんですよね。なにかをきっかけに絶対に変われる、ダイヤモンドの原石のような人だと思ってます。
だから今回の主演が、そのきっかけになることを祈っていました。
(それでも心配で、胃が痛くなる思いだったんだけど)(それも失礼な!)
周りの宙ファンに聞いた限りでは、好意的な感想が多かったです。歌は……で、台詞はカミカミだったらしい(笑)けど、そういう問題ではなく「主演」として舞台に存在できたのなら、成功と言えるのではないでしょうか。
舞台の鍵を握るのは、吉田茂@みーちゃんになってくると思いますが、みーちゃんは上手い人だし、今回の芝居でもその実力を見せつけてくれたと聞きました。
前回新公主演の次は、この作品で最も重要と言っても過言ではない汝鳥さんのお役。
みーちゃんに与えられる課題は常にレベルが高く、そして彼はそれに応えられるだけの力を持った人ですから。
白洲正子@アリスちゃんは、新公ヒロインも4回目。そして、なんといっても昨年の外部出演『ASU』が大きな経験となって、おおいなる進化を見せてくれたであろうと。
(あんなオイシいこと外で演ったら、宝塚に戻りたくなくなるんじゃないかって、そっちのほうが心配だった)(笑)
マッカーサー@ちーちゃんは、2回目になる大和さんのお役。
『竜馬伝』の中岡では、大和さんとまったく違う方向からアプローチを掛けてきて、それがちーちゃんの中岡として見事に成立していました。基本、大和さんの役づくりは他人が真似できる類のものではないのですが。
それだけに新公でお役が当たった人は、難しいとも言えるし、自分らしさを出せるとも言えるし。
今回も、ちーちゃんならではのマッカーサーだったようです。
オトコノコたち。まりえさんの近藤文男@カイちゃんや、すっしーさんのロビン@かっしぃは上級生の難しいお役に挑戦し、漢・蘭とむちゃんの辰美英次@カチャ子は華奢な外見に似合わず案外骨太なキャラを生かせそうだし、ともちゃん専科の体?グルーパー中佐@GOちゃん、みっちゃんのお役にこれも抜擢のブレストン大佐@あっきー、えりこちゃんのお衣装をどこまで詰めたんでそ?打田友彦@イチくん、まさこちゃんのラッセル少佐@トニカちゃんも気になるし、タマちゃんのテレビャンコ@じゅまちゃんは下級生ながら本公演でもいい味出してるし。
オンナノコたち。もう一人のヒロイン的なまさみちゃんのジーン@れーれ、歌あり芝居ありのあおいちゃんの難役東京ローズ@えりちゃんは本公演でも和子の代役で頑張ってますし、その吉田和子@たらちゃんは前回バウとは真逆のお役に取り組み、アリスちゃんのお役ポーラ@ちはなちゃんは前回新公全ツマルガリータでブレイクした感のある宙組超期待のかわいこたん。
なお、珠洲さんのお役新公情報ですが、翼賛会の男@こずちゃん、背広の男@ねおちゃんだったそうです。
ごずちゃんはともかく、ねおちゃんなら背広のサイズ直しはなくて済んだであろうかと。(ぼそっ)(余計なお世話)(あ、でもねおちゃん極細だからなあ)(ま、いっか)
観たい~~、早く新公観たい~~~!(や、ムラ新公終わったばっかだしっ)
とにかく、人から聞いた話だけでは分からないのでねえ。
良かったと聞いても悪かったと聞いても、それは自分の目ではないのだから。
東宝での本番、待ってます!(気が早ええ!)
「鼻の君」のついでに言うと、一昨年の文化祭で緑野さんが、すみれ売りでサトリちゃんが、宙組『ネバセイ』で踏んだ初舞台で私が目をつけたのが(笑)じゅまちゃんなんですよね。
新公もですが、本公でも前回『バレンシア』ではホルヘの部下ミゲル、バウ『ネバースリープ』『セカンドライフ』でも、達者な芝居でその存在感が光っておりました。
宙組若手、いろいろおもしろいですよお!
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