メッセージ@『黎明の風/Passion愛の旅』東宝千秋楽・その6
2008年5月24日 宙組なにに驚いたかって、副組長としてのご挨拶、そして退団者が大階段を降りてきて最後の幕が下りるまでの間、すっしーが泣かなかったことにだ。
いつの千秋楽の誰の退団でも、真っ先に涙を流しはじめてボロボロに崩れてしまうことで有名な(だよね?)あのすっしーが、最後まで涙を堪えていたのだ。
大劇場楽もそうだったのだが、さすがに東宝楽は無理なんじゃないかって思っていたんだけど。
今公演のお礼、特出してくださった専科さんへの感謝の言葉、組替で来るせいこちゃんの紹介。
そして今後の宙組のスケジュール。
梅芸での大和さん主演『雨に唄えば』、バウでのちぎちゃん、ちーちゃん主演『殉情』、ともちゃんのパリ祭。
次に宙組生全員が揃う『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』の大劇場、東宝。
すっしーはこれらを澱みなく言葉にして、「どれもお見逃しありませんよう、よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
ここから退団者の経歴紹介とメッセージ、すっしーからの贈る言葉。
ちゃみ。「全員の息を合わせて、はじける笑顔で踊るロケットが大好きでした。最後の公演までロケットを踊ることができてしあわせです。大好きな宙組で歩いてこられたことが、私の宝物です」
好きなお役に、新公やバウのお役の他に『竜馬伝』の刺客を挙げていた。一人で竜馬と中岡を暗殺する、責任あるお役だった。
「いつもどんなときでも笑顔で皆を和ませてくれていたちゃみ。最近ではどの公演でも、ちゃみならでは表現で舞台を楽しんでいました」
みきちゃん。「すべての役が私を悩ませ、そして成長させてくれました。歌うことがなによりも好きな私の声が、お客さまの心にいつまでも響き続けてくれますように」
すべての公演、すべてのお役に思い入れがあり、その集大成のブギの女と憧れのエトワール、しあわせな時間だったと。
「みきは物知りで、喋り出したら止まらないお話好きな子でした。その歌声は私たちの心にいつまでも響き続けてくれることでしょう」
まりえさん。「芝居達者な上級生に囲まれて育った月組時代、今もご一緒させていただいている轟さんをはじめとする仲間たちとの思い出がいっぱいある雪組時代、そして宙組でもいろいろな役に出会い、私が目指していた男役像を、この手に掴むことができました」
宙組組長として大切な勉強の時間を過ごさせてもらったこと、そして出会ったすべての人たちに感謝の気持ちでいっぱいだということ。
「いつも愛情いっぱいで組子を守ってくださったまりえさん。私たちにとって、とても大きな存在でした。ご卒業は淋しいですが、出会えたこと、同じ時代を歩いてこられたことがなによりしあわせだと感じています。まりえさんが築きあげられた宙組を、私たちはしっかり受け継いで皆で頑張っていきたいと思います」
「まりえさん、ありがとうございました」
すっしーは最後に、深々と頭を下げた。
しつこく言うが。
すっしーは最後まで泣かなかった。涙を堪えていた。
つとめて感情を抑え、淡々と。だがそれだけに、すっしーのひと言ひと言に籠められた深い愛惜の念が、胸に響いてきた。
泣かないすっしーに、こっちが泣かされてしまったではないか。
いつの千秋楽の誰の退団でも、真っ先に涙を流しはじめてボロボロに崩れてしまうことで有名な(だよね?)あのすっしーが、最後まで涙を堪えていたのだ。
大劇場楽もそうだったのだが、さすがに東宝楽は無理なんじゃないかって思っていたんだけど。
今公演のお礼、特出してくださった専科さんへの感謝の言葉、組替で来るせいこちゃんの紹介。
そして今後の宙組のスケジュール。
梅芸での大和さん主演『雨に唄えば』、バウでのちぎちゃん、ちーちゃん主演『殉情』、ともちゃんのパリ祭。
次に宙組生全員が揃う『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』の大劇場、東宝。
すっしーはこれらを澱みなく言葉にして、「どれもお見逃しありませんよう、よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
ここから退団者の経歴紹介とメッセージ、すっしーからの贈る言葉。
ちゃみ。「全員の息を合わせて、はじける笑顔で踊るロケットが大好きでした。最後の公演までロケットを踊ることができてしあわせです。大好きな宙組で歩いてこられたことが、私の宝物です」
好きなお役に、新公やバウのお役の他に『竜馬伝』の刺客を挙げていた。一人で竜馬と中岡を暗殺する、責任あるお役だった。
「いつもどんなときでも笑顔で皆を和ませてくれていたちゃみ。最近ではどの公演でも、ちゃみならでは表現で舞台を楽しんでいました」
みきちゃん。「すべての役が私を悩ませ、そして成長させてくれました。歌うことがなによりも好きな私の声が、お客さまの心にいつまでも響き続けてくれますように」
すべての公演、すべてのお役に思い入れがあり、その集大成のブギの女と憧れのエトワール、しあわせな時間だったと。
「みきは物知りで、喋り出したら止まらないお話好きな子でした。その歌声は私たちの心にいつまでも響き続けてくれることでしょう」
まりえさん。「芝居達者な上級生に囲まれて育った月組時代、今もご一緒させていただいている轟さんをはじめとする仲間たちとの思い出がいっぱいある雪組時代、そして宙組でもいろいろな役に出会い、私が目指していた男役像を、この手に掴むことができました」
宙組組長として大切な勉強の時間を過ごさせてもらったこと、そして出会ったすべての人たちに感謝の気持ちでいっぱいだということ。
「いつも愛情いっぱいで組子を守ってくださったまりえさん。私たちにとって、とても大きな存在でした。ご卒業は淋しいですが、出会えたこと、同じ時代を歩いてこられたことがなによりしあわせだと感じています。まりえさんが築きあげられた宙組を、私たちはしっかり受け継いで皆で頑張っていきたいと思います」
「まりえさん、ありがとうございました」
すっしーは最後に、深々と頭を下げた。
しつこく言うが。
すっしーは最後まで泣かなかった。涙を堪えていた。
つとめて感情を抑え、淡々と。だがそれだけに、すっしーのひと言ひと言に籠められた深い愛惜の念が、胸に響いてきた。
泣かないすっしーに、こっちが泣かされてしまったではないか。
コメント