カーテンコールは三回あった。以下、ご挨拶はスカステ頼みで(笑)。

一回目。
轟さん。
「黎明の風、Passion愛の旅。このすばらしい作品を、専科の汝鳥さん、そしてこの今の宙組のメンバーと創りあげることができたましたのは、私の大切な宝物です。
本当にありがとうございました」
轟さんは「この今の宙組のメンバー」である、退団する三名に目をやりながら、そう言った。
そんな轟さんに、まりえさんが、そしてみきちゃん、ちゃみがニコニコしながら頭を下げる。

「では、大和くん!」

そう振られて「はい!」と、いいお返事をする大和くん(笑)。

「本当に充実した日々を過ごすことができました」
大和さんは、ここでも「充実した日々」という言葉を繰り返し使った。

「皆さまには沢山の応援と温かい拍手を本当にありがとうございました。
明日からも気合いを入れて頑張ります!
本日は本当にありがとうございました」

二回目。
大和さん。
「皆さま、温かい拍手をありがとうございます。
まりえさん、そしてみきちゃん、そしてちゃみさん!」
大和さんは勢い余って下級生のちゃみを「さん」付けで呼んでしまい、自分で「ぶっ!」と吹いた(笑)。
ちゃみの顔を見ながら照れ笑いする大和さん、うわうわうわわ!と何故かしきりにペコペコ謝るちゃみ。(間違えたのはちゃみではありません)
ちゃみも、いい思い出になったんじゃないかなあ。

「(あらためて)ちゃみさん!(笑)
(三人に)これからも宙組を見守っていてください。
そして皆さまも、これからもよろしくお願いいたします」

「それでは轟さん、お願いします!」

「皆さま、お忘れ物がございませんよう。また、お化粧直しをお忘れになりませんよう。
どうぞ主題歌を口ずさみながらお帰りくださいませ。
本日はご観劇、本当にありがとうございました」
やっと若干の轟節が。あ、童謡は歌わなかったけど(笑)。

三回目。
轟さん、大和さん、退団者三名が舞台上に。
一礼のあと、まりえさんが大和さんのピンマイクに口を寄せて「宙組集合~~!」
組子たちが全員並ぶ。

轟さんの「せーの!」で、「ありがとうございました!」
これは多分、轟さん、大和さん、退団者三名で。マイクが入っている轟さんと大和さんの声しか、聞き取れなかったのだが。

大和さんは終始ニコニコしていた。
本当に充実した毎日だったのだと思う。
明日からまりえさんはいなくなる。その淋しさも不安も、もちろんあるだろう。
しかし、それを乗り越えて頑張っていけるこれからの宙組を確信し、そして自らも主演男役としてのさらなる自負を持てた。そんな公演だったのではないだろうか。
一宙組ファンの、これは勝手な見方でしかないのだが。
充実感溢れる彼の笑顔を見ながら、私はそんなことを思っていた。

いい千秋楽でした。

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