宝塚舞踊会の客席に、先日のスカピン東宝楽で宝塚をご卒業された、ゆうほさとる氏がいらっしゃっていました。

まだ全っ然現役生じゃん!といった感じの、キリっとした美人さん。
ついこの間、緑の袴姿のゆうほ氏にお別れをした(行ってたんかいっ!)、そのことの方が嘘のように思えてきます。

ところで、舞踊会フィナーレ。下級生チームは5人ずつが組になって踊ったんですね。
もちろん毎年恒例の、普段化粧に緑の袴姿で。

二番目に登場した組の芯が、ドイちゃんでした。
あさとくんと踊った本編もそうでしたが、特にフィナーレのドイちゃんは立派だったのです。下級生を引き連れて、とても頼もしかったのです。

たしかに、他の4人はまだ新公学年。下級生チームといっても、ひとり研8のドイちゃんが頭抜けて出来上がっているのは、当然かもしれません。
だけどね。

あれだけ素顔が美少女な人なのに、男役としてはちょっと困っちゃうかもしれないぐらいの美少女なのに。
これが美少女に見えないのですよ。まったく見えないの。

普段化粧であるにもかかわらず、凛と踊るドイちゃんは、完璧に美青年なの。

ゼロ番に立つ彼は、化粧にも衣装にも助けらることのない中で、己の踊りの技術と、そして男役として身につけた美しい型と。
それのみで勝負して。

その勝負に勝っているの。

ただもう、かっこよかったです。一人の男役として、かっこよかったです。

まゆうたんかあわあいいィィ!……とか言えない。あんな顔見ちゃうと。
彼がここまで研鑽を積んできた芸、その道のりに、思いを馳せずにはいられませんでした。

劇場のどこかにいるポットさん、今のドイちゃんの顔見てますよね。はっきり見てますよね。

ねぇ、メルシエ。あなたといつも行動を共にしていた、あのクーポーだよ。
クーポー頼もしいよね!すっげーかっこいいよね!
ポットさんに駆け寄って、肩を揺すって訊きたかった。

そうか。メルシエはずっとクーポーのことを見守ってくれてるんだね。そのために今日来たんだよね。

メルシエは革命政府軍を引退しちゃったけど、今日のクーポーの姿を見て、後をお前に任せたことは間違いじゃなかったって、安堵の胸を撫で下ろしたに違いないさ。

メルシエ、ここに来てくれてありがとう。
今日のあなたに会えたことは。

私にとって、とても嬉しいことでした。

なあんて勝手に妄想入られても、ゆうほ氏もドイちゃんも、むしろ迷惑と言うしかないかもしれないが(笑)。

ジュンタ@革命政府軍こそ正義だぜィ派(え?)

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