初日の段階で挙げた変更点。

>・ボーイ長リチャード@みーちゃん、酔ったイヴェットがグラスを倒したときの台詞(そこか?)
「すみません、失礼しました」→「ごめんなさい、失礼し……」

>って、みーちゃんが初日に言い間違えてただけだったらどうしよ?(そんなオチ?)

えーと。
そんなオチでした(爆)。翌日から「すみません」に戻ってたぞ(笑)。

リチャードはクラブで働くボーイ長である。部下のボーイを四人抱えている。
長である彼は職業人に徹し、酔ったイヴェット@ウメに対しても慇懃な物腰は崩さない。
実は後方に回ったときは「やれやれ」みたいな表情をのぞかせていたりもして、それどころかイヴェットがいなくなったとたん「悲惨すぎますでしょう!」「社交界の薔薇、今じゃ枯れて地に落ちてバラバラ!」などと、とんでもないことを口走っているわけなのだが(いや大声で歌ってるのが正解)、あくまでもイヴェットの前で見せているのはプロの顔。そんな様子は、おくびにも出さない。

運ばれた水のグラスを倒したのは、もちろんイヴェットだ。それに対して、即座に「すみません」と頭を下げるリチャード。それが彼の仕事なのだから。
彼は酒に酔って荒れるイヴェットを毎晩のように見てきた、そして、そうやって毎晩のようにプロであり続けた。

イヴェットは、そんなリチャードに絶大な信頼を寄せている。とにかく「リチャード、リチャード」と、常に名指し。
ジャスティン@大和さんと再会したときの、「何もかも……リチャード」などは、イヴェットの中に於けるリチャードという人の重要性を考えるとき、大きなポイントとなる。
昔、自分の方から逃げ出した恋人と再会したイヴェット。恋人に投げかけた「何もかも……」という言葉を呑み、「リチャード」と呼ぶことでその先を誤魔化し、そこからまた逃げ出す。
そう、ここで「リチャード」なのだ。他の誰でもない、「リチャード」でなくては駄目なのだ。

そのリチャードの「すみません」が「ごめんなさい」だと、二人の関係性が変わってくる。今までのプロのボーイ長と貴族の客から、もう一歩踏み込んだ関係性が臭ってくるではないか。少なくとも私は、そう捉えた。
リチャードとイヴェットの間に、いったい何があったのだろうと。東宝稽古期間中に(笑)。
これは怪しい。何かあったに違いない。
考えた。
大真面目にいろいろ考えた。

……あれ?あれれ??
……違ったみたい。みーちゃんかわゆ~(そこか?)

ところで、「何もかも……リチャード」なのだが。

イヴェットが呼んでも、リチャードは応えない。絶対に応えられない。

なんせ、このときは50秒の究極早替わり中で、そんな言葉に応えている暇などないのだから。ああ忙しいったら。
しかもリチャードは、イヴェットの恋人だった、若き日のジャスティンに変身するという(え?)

ここでイヴェットが「リチャード」と呼ぶ度に、「いや無理!リチャード袖で着替えてますって」と呟く私がいます(素)。

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