東宝の千秋楽アドリブは、オーランジュ@蘭とむちゃん以外にもあった。
ジャスティン@大和さんが会社を辞めるらしいという噂になり、心配する社員たち。
社員@りさちゃん、ジャスティンに「お辞めになるって本当ですか?」が、「今 日 で 辞めるって本当ですか?」、ええ本当です。
そして、りさちゃん自身も最後のご挨拶で言っていたように「私も辞めるのになぁ」(笑)。
実はこの調査会社は「今日でお辞めになる」人がたくさんいたのだ。社長のジャスティン、秘書のモニーク@あすちゃん、社員りさちゃん、かなちん、らびちゃん、さっくん。
りさちゃんのアドリブは大ウケ、客席からは拍手が起こった。

もうひとつ、フランシス@みっちゃんの♪ほーみーたい♪
東宝中盤頃からかな、ここのフランシスくんは日替わりバージョンになっていった。コブシまわしたり、ファルセットだったり。
だからこれは千秋楽アドリブというより、千秋楽特別バージョン?(笑)
♪ほーみーたぁぁぁい~~ あーあーあー(ファルセット)♪、ここまでは既出パターンだったけど、この先♪はぁぁーーあああ~~ん♪と、さらに音階を上げてきた。
なにがおもしろかったって、それを聞いてるまさこちゃん(notエストール)の顔が!
「うわあああみちこさん(notフランシス)すごおおおおおおい!」口ぽかーんと開けて、ただのまさこちゃんと成り果てていた(笑)。

この♪ほーみーたい♪の笑いで客席を煙に巻いていたけど、実はこのあとの♪祝杯をーーあげよう!♪の「よう!」のフランシスがめちゃめちゃかっこいいのだ。両手をスっと開いて、キメ目線になるあの顔!
最初の笑いとのギャップが効いてて、あれはみっちゃんの計算なのかな?ここの顔がとにかく好きだった。

大劇から東宝でいちばん人格変貌を遂げたのは、クリストフ@えりこちゃんかもしれない。
最初の頃は、この事態にどう対処していいか分からない、それで泣く泣く調査会社に助けを求めに来たような、気の小さな人だったと思う。
東宝に来てから、クリストフはやたらアクティブになっていった。あれだけアクティブな人なら、自分で調査でもなんでもやって問題解決しちゃいそうな?いや、やるだけのことはやってみたけど会計士の立場では限界があり、最後の手段でジャスティンの元に駆け込んだのかもしれないな。
芝居が変わりはじめた当初は「あれ?えりこちゃん台詞飛んだ?」と思うことがあった。じゃなくて「溜めて」たのよね。気合いが入って間がどんどん長くなっていったから、一瞬飛んだのかと何度思ったことか(笑)。
「たかが一度特許の申請を却下されたぐらいでえっ、なぜあれほど急激に倒産してしまったのかあっ!」バッシーン!!憤懣やるかたない思いで、自らの腿を激しく打つクリストフ。いやキミそんな人じゃなかったよね?(笑)
で、千秋楽。「たかが一度特許の申請を却下されたぐらいでえっ、なぜあれほど急激に倒産してえっ!」バッシーン!、「しまったのかあっっ!!」バッシーン!!出たあああっ腿打ち往復バージョン(笑)。ほんといつからそんな人に?そんなクリストフはすごくおもしろかった。


究極の千秋楽アドリブというのがあった。って、私の中でだけだけど。
ラストシーン。港。別れ。
「会社、よろしく頼みます」とジャスティン、そのとき。

ぐいーーーんと盆が回り、それに乗ってゆうひちゃん登場。
「完全に立場が逆転したわけだ!」

それだけ言って、そのまま360度盆回りで退場。
なあんてね。さすがになかったわ(あるわけないから)。

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