矜持@『カサブランカ』大劇場千秋楽
2009年12月11日 宙組ケイさんは大階段のパレードを、黒燕尾で降りてきた。
男役萬あきら、最後の衣装は黒燕尾。
この日のための黒燕尾。
矜持。
歩き続けた道への、自信と誇り。
ケイさん大劇場最後の黒燕尾は、凛として、たとえようもなく美しかった。
緑の袴に着替えて、最後の大階段を降りてきたケイさん。
同期のお花渡しが、東千晃さんだった。
年齢相応の落ち着きと美しさを持ってあらわれたメッチさん。トップ娘役をつとめられ、20代のうちに退団されたかと思う。
その間ずっと男役であり続けた、ケイさんの年月を思う。
簡単な話ではないはずだ。
「こんなにも宝塚を愛している」のだと。「幸せだ」と。
ケイさんは、そう言い切った。
なんて、なんて重みのある言葉なんだろう。
もう一人のご卒業は、まうちゃん。
ネバセイ初舞台の、宙担にとって思い入れある92期。
殉情で弾けていた姿が記憶に新しい。
今回、ムーア人の戦士に最下で入っているまうちゃん。
下手の奥で、しあわせそのものといった笑顔で、最後のフィナーレナンバーを踊っていた。
普段なら決して、笑顔だけで踊るナンバーではないはずだ。でも、この日のまうちゃんは、満面の笑顔だった。
それが意味するところは、大きいだろう。
まうちゃんの歩いた道は、ケイさんの何分の一でしかないかもしれない。
だが、まうちゃんの目も、その道を歩いてきた誇りと輝きに満ちていたことが、宙ファンとして嬉しかった。
ケイさん、まうちゃん、大劇場ご卒業おめでとうございます。
男役萬あきら、最後の衣装は黒燕尾。
この日のための黒燕尾。
矜持。
歩き続けた道への、自信と誇り。
ケイさん大劇場最後の黒燕尾は、凛として、たとえようもなく美しかった。
緑の袴に着替えて、最後の大階段を降りてきたケイさん。
同期のお花渡しが、東千晃さんだった。
年齢相応の落ち着きと美しさを持ってあらわれたメッチさん。トップ娘役をつとめられ、20代のうちに退団されたかと思う。
その間ずっと男役であり続けた、ケイさんの年月を思う。
簡単な話ではないはずだ。
「こんなにも宝塚を愛している」のだと。「幸せだ」と。
ケイさんは、そう言い切った。
なんて、なんて重みのある言葉なんだろう。
もう一人のご卒業は、まうちゃん。
ネバセイ初舞台の、宙担にとって思い入れある92期。
殉情で弾けていた姿が記憶に新しい。
今回、ムーア人の戦士に最下で入っているまうちゃん。
下手の奥で、しあわせそのものといった笑顔で、最後のフィナーレナンバーを踊っていた。
普段なら決して、笑顔だけで踊るナンバーではないはずだ。でも、この日のまうちゃんは、満面の笑顔だった。
それが意味するところは、大きいだろう。
まうちゃんの歩いた道は、ケイさんの何分の一でしかないかもしれない。
だが、まうちゃんの目も、その道を歩いてきた誇りと輝きに満ちていたことが、宙ファンとして嬉しかった。
ケイさん、まうちゃん、大劇場ご卒業おめでとうございます。
コメント