「あなたが捕まった記事を、5回も読んだ」

ナチスの収容所から奇跡の生還を果たした男、ヴィクター・ラズロ@蘭とむちゃん。反ナチス運動のカリスマ的指導者であり、その名は世界中に、そして勿論ここカサブランカで活動するレジスタンスたちの間にも知れわたっている。

彼の活動に共鳴し、彼に憧れ、彼を尊敬して止まない人物がいる。
カサブランカの若きレジスタンス、バーガー@大ちゃん。
我々の生きる地、カサブランカに着いたラズロを歓迎する、と。
壮絶な逮捕劇の記事を自分は読んだ。それに憤り、その奇跡の生還にどれだけ感銘を受けたか。
あなたこそ我々の指導者である。仲間たちを勇気づけて欲しい。

バーガーは誇りを持って、熱く語る。

「あなたが捕まった記事を、5回も読んだ(鼻息っ)」

5回も。

5回、も。

も?


5回読む程度のことって、感動した範疇には入らないよね?(素)


子どもの頃、大好きだったお話。大人になってからでも、感動した文章。
何回読みましたか?

人ってそういうものは、繰り返し繰り返し読み続けるのだとばかり思ってました。

5回も、て。

それは私の人生観を変えるほどの、驚愕発言でした。


しかもそれを言う大ちゃんは(バーガーです)ちょー得意げ。
鼻の穴を膨らませ、「5回も!(キラキラキラキラキラキラ)」

大ちゃんにとって「記事を5回も読む」とは、最大級の賛辞なのだ。
嘘偽りなく。

大ちゃんは誇りを持って、熱く語る。

「あなたが捕まった記事を、5回も読んだ(鼻息っっっ)」

もんのすごいツボるんですけど、この言葉を口にする大ちゃん(バーガーです)。



むかしむかし。
あーるという、かいとうるぱんをだいざいにしたおしばいがありました。
そのときしゅやくだったのは、やはりうつくしくてキラキラキラキラした人でした。

「わたしはこどものころ、かいとうるぱんのおはなしがだいすきでした。
だから、かいとうるぱんのほんを2回もよみました。
おおきくなって、かいとうるぱんのやくをえんじられて、とってもうれしいです(キラキラキラキラ)」

かいとうるぱんのほんを2回もよみました。

2回も。

も。

そのうつくしいひとは、うつくしいひとみをキラキラキラキラかがやかせながら、そんなことをいってくれました。
わたしは、そんなかれがだいすきでした。


なんか似てね?
かいとうるぱんだった人と、バーガーの、ものの考え方って(笑)。

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