2回目のカーテンコール。
ゆうひちゃんを真ん中に、ケイさんとまうちゃんが立っていた。

「何か言いたいことは?」
ゆうひちゃんは自分のヘッドマイクを、最初にまうちゃんのほうへ。

「ほんとうにしあわせです!」
まうちゃんは晴れやかな笑顔で、そう言いきった。

次は、ケイさんのほうへ。
ケイさんは、ゆうひちゃんのマイクに顔を寄せる。
で、ゆうひちゃんの顔に近づきすぎて、すわロシア式かと(笑)。
それに照れて噴いて、一瞬その顔を離すケイさん。

それから。
男役萬あきらの、ゾクっとするような色っぽい声で、ゆうひちゃんの耳元にこう囁いた。
「誰がHappy?」

そして。
ニコっと笑って、ステキに言い放った。
「私がHappy!」と。

誰がHappy?私がHappy!
ケイさんの、男役40年の答え。

それが、「私がHappy!」

ケイさん、まうちゃん、ご卒業おめでとうございます。


最初のご挨拶の前に。
ゆうひちゃんが泣いていた。

泣いているように見えた、いや、泣いていたのだろう。

あんなに目を瞬かせているゆうひちゃんを、私ははじめて見た。

涙が頬を伝う前に、指で目尻をそっと拭っていた。

あんなゆうひちゃんを、私ははじめて見た。

ご自分とすみ花ちゃんの大劇お披露。2人が組替で来て、はじめての全員揃っての宙組公演。
そして、ケイさんを見送れたことは、ゆうひちゃんの言ったとおりに宙組の宝であり、宙組ファンの宝でもある。

たいせつな、たいせつな公演となった『カサブランカ』。
それは組子にも、私たちファンにも。

ゆうひちゃん、トップお披露目公演千秋楽おめでとうございます。
ゆうひちゃんの(広い?笑)背中を見ながら、組子はほんとうに大きくなりました。


宙組担は、ゆうひちゃんの宙組に、ついてゆきます。
これからも。

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