あの橋をふっ飛ばせ!@「トークスペシャル in 東京」宙組
2011年2月8日 宙組宙組東宝千秋楽から1週間ちょっと。
あの日の舞台を言葉にしようと何度か思ったのですが……難しいですね。
ロバートとマリア。ロバートとアグスティン。パブロとゲリラたち。
いろんなものの関係性に、はじめて(え)納得がいったというか。
だって、分からなかったんだもの。ずっと。
それを力技でねじ伏せて(え)くれたのが、宙組の熱。だと思う。
実は、ほんとうの意味でこの物語に泣いたのは(え)ムラ前楽と東宝大楽の2回だけかもしれません(えええ)。
結論から言えば、そらぐみだいすき。
てゆうことです。
では、トークスペシャルの話を少し(え)(どんな時系列だよ?)
「トークスペシャル in 東京」宙組・鳳翔大、美影凛、澄輝さやと編にいってまいしました。
「大ちゃん、いい人だなあ……」
これが終演後の、いちばんの思い。
いやとにかく大ちゃんはずっと喋ってるんですよ。
しかもその話は、センテンスがやったら長いの。えんえんえんえん句点のない、で、話してるうちにどんどんどんどん主題からずれていって(笑)どこへ到着するのやら。
だけど、その喋りは「俺がこの場を盛り上げてやる!」って気概に、すごく溢れているの。
りんちゃん、あっきーが比較的おとなしいほうでしょ。彼らを一生懸命、大ちゃんが語ったりしちゃうんですよ。
相手に振る、相手を補足する、というよりは、「オレ様が(お客様に)こいつらを分からせてやるぜ!」みたいな。
たとえば、りんちゃんが「大さんにアドバイスされた一言が嬉しかった」って言います。
そのアドバイスというのは、「こういう場面では、もっと押しを出したほうがいいよ」という言葉だったそうなのですが。
大ちゃんは、なぜ自分がそう言ったのか、それは下手な言い方をすると「りんちゃんは押しが弱い」になっちゃいますよね。
じゃなくて「りんちゃんは大和なでしこタイプの、男役に寄り添い、男役のあとを付いてきてくれるような理想的な娘役さんで!」
まずは「みかげりん」を語りだすほうしょうだい。
みかげりんがいかに上品でたおやかな宝塚の娘役らしい人であるか、「自分が宝塚ファンだったので、こういうタイプの娘役さんが大好きで!」「えーと、ですから宝塚にとって、男役にとって、理想的な娘役さんというものは!」「あ、自分は最初、娘役志望でして(笑)」「男役に寄り添い、大和なでしこであってこそ、娘役であり!」「つまりえーと宝塚の娘役というものは!」
次に「宝塚に於ける娘役の理想論」を語りだすほうしょうだい。
え。そこ?(笑)
「宙組の娘役さんは個性の強い人も多いので!」「あ、いや!それはそれでとても良いことであり!」「でもえーと大和なでしこタイプの娘役も宝塚にとって大事で!」「だけど、ときと場合によっては押したほうがいいよ、って話を!」「ほんとりんちゃんは大和なでしこタイプなので、個性の強い娘役の中に入ったときに、その!」「あ、でも!りんちゃんみたいな娘役は宝塚にとって理想的で!」「あ、でも!個性のある娘役さんも良いんですが!」「りんちゃんは大和なでしこタイプですが!」「だから宝塚の娘役とはこういった大和なでしこのように寄り添う人が理想的であり!」「えーと、ただ!押しを出していったほうがいい場合もあるんじゃないかと!」「そういった話を!」
なんだか「大和なでしこ」という言葉をものすごい回数、聞いた気がいたします。
あ、この「」内はあくまでもジュンタさんが受け取ったニュアンスです(え)実際の大ちゃんの正確な言い回しとは違うと思ってください(え)ジュンタさんのイメージとしてはこゆ感じだった、と(すすすみません)。
誠実な人だなあ、って思った。
爆走トークでありながらも、人を傷つけない言葉を選んで選んで、話してるんですよね。
あっきーに対してももちろんそうだし、「オレ様」の話もガンガンしてくれたし(笑)、とにかく大ちゃんの愛に触れられた1時間ちょっと、でした。
1時間ちょっと。
ええ。トークスペシャルなのに押したんですよ(笑)。
あの、仕切りの名人竹下典子でさえも、大ちゃんのトークを止めることはできなかったという。
あんなに「切るタイミング」を見計らって焦りまくる竹下さんを、はじめて見たような。
だって、句点がないんだもの大ちゃんの話!句点さえあれば竹下さんは話を切れるのに(笑)。
それほどまでに大ちゃんはサービス精神旺盛に、客席を盛り上げ、下級生を盛り上げ、一生懸命お話ししてくれたんです。
そのことに、すごく感動した。大げさじゃなく、ちょっと涙が出そうになるぐらいに。
りんちゃんもあっきーもそんな大ちゃんをにこにこと見つめていて、大ちゃんはそんな2人をにっこりと見つめ返して、3人の仲の良さもすごく感じさせてくれて。
りんちゃんは大ちゃんが言うとおりの大和なでしこで(笑)控えめで、でも役づくりなどではしっかりとした考えを聞かせてくれたし、あっきーも決して自分から率先して話を進めていくタイプではないのですが(最下でしたしね)、随分と頼もしい男役になってきたことが伝わってくる面を見せてくれたし。
楽しい楽しい1時間ちょっと、でした。
というような話で終演後も友と盛り上がり、遅い時間に帰宅しました。
ふと、メッセージカードをまだ見ていないことに気が付いたのです。ええ、最後に大ちゃん、りんちゃん、あっきーたちから手渡ししてもらったカードを。
美しい3人の並びにくらくらきて、もうそれだけで満足しちゃってたのよね。
封筒を開けると、橋。が、目に飛び込んできたんですよ。
カードの面積の半分近くを占める、巨大な「橋」が。
デカっ!
この画風……むしろ芸風(笑)は、鳳翔大画伯で間違いないですね。
そう。
最初はそれを、橋だと思った。
だが、よく見るとそれは、橋。ではない。
メビウスの輪?(素)
どこか捻じれている、でも必ず元に戻る。戻ってしまう。
かも、しれない。
え。どことどこがどこでどう繋がってるんだこれ?
しかも、どっちが手前でどっちが奥か、見れば見るほど分からなくなってくる。
遠近法という概念を打ち破る、その斬新な構図。
騙し絵?きっと騙し絵だよねこれ?(素)
だいいち、仮にこれを「橋」だとしても。そもそもこれには渡るところが。
……無い。
あの橋を、ふっ飛ばす以前に。
渡れない。
凡人には、こんな不思議な絵は、とてもじゃないが描くことはできない。
と、鳳翔大の底知れぬ偉大さに、打ちのめされたわたしだったのだが。
次に、あることに気づいた。
このカード、大ちゃんのメッセージしか書かれてないじゃん!
ふつートクスペのメッセージカードって、出演の3人がそれぞれに一言ずつ書いてるよね?
それが、当然のように大ちゃん1人の筆跡で書かれてあった。
その、あまりの当然感に、今まで3人でメッセージって思ってたのが自分の勘違い?と一瞬疑ってしまったぐらい。
「本日はトークショーにお越しいただきありがとうございます。
素敵なひとときになりますように…」
ここまでは、まだいいとしよう。
「大・あっきー・りん」
全部、大ちゃんの字やんw
ちょwww大wwwwww
すべてを「オレ様」大様が仕上げきったカードの。
余白。としか言いようのない部分に、りんちゃんとあっきーのサインだけは入れられていた。
いくらなんでもまさかこれは大ちゃん筆ではないだろう。
たぶん?
大ちゃん。
頼もしい上級生として、終始トークをリードしてくれた、誠実で優しい大ちゃん。
じゃなくて。実はただの。
……出たがり?(首をかしげてみる)
あの日の舞台を言葉にしようと何度か思ったのですが……難しいですね。
ロバートとマリア。ロバートとアグスティン。パブロとゲリラたち。
いろんなものの関係性に、はじめて(え)納得がいったというか。
だって、分からなかったんだもの。ずっと。
それを力技でねじ伏せて(え)くれたのが、宙組の熱。だと思う。
実は、ほんとうの意味でこの物語に泣いたのは(え)ムラ前楽と東宝大楽の2回だけかもしれません(えええ)。
結論から言えば、そらぐみだいすき。
てゆうことです。
では、トークスペシャルの話を少し(え)(どんな時系列だよ?)
「トークスペシャル in 東京」宙組・鳳翔大、美影凛、澄輝さやと編にいってまいしました。
「大ちゃん、いい人だなあ……」
これが終演後の、いちばんの思い。
いやとにかく大ちゃんはずっと喋ってるんですよ。
しかもその話は、センテンスがやったら長いの。えんえんえんえん句点のない、で、話してるうちにどんどんどんどん主題からずれていって(笑)どこへ到着するのやら。
だけど、その喋りは「俺がこの場を盛り上げてやる!」って気概に、すごく溢れているの。
りんちゃん、あっきーが比較的おとなしいほうでしょ。彼らを一生懸命、大ちゃんが語ったりしちゃうんですよ。
相手に振る、相手を補足する、というよりは、「オレ様が(お客様に)こいつらを分からせてやるぜ!」みたいな。
たとえば、りんちゃんが「大さんにアドバイスされた一言が嬉しかった」って言います。
そのアドバイスというのは、「こういう場面では、もっと押しを出したほうがいいよ」という言葉だったそうなのですが。
大ちゃんは、なぜ自分がそう言ったのか、それは下手な言い方をすると「りんちゃんは押しが弱い」になっちゃいますよね。
じゃなくて「りんちゃんは大和なでしこタイプの、男役に寄り添い、男役のあとを付いてきてくれるような理想的な娘役さんで!」
まずは「みかげりん」を語りだすほうしょうだい。
みかげりんがいかに上品でたおやかな宝塚の娘役らしい人であるか、「自分が宝塚ファンだったので、こういうタイプの娘役さんが大好きで!」「えーと、ですから宝塚にとって、男役にとって、理想的な娘役さんというものは!」「あ、自分は最初、娘役志望でして(笑)」「男役に寄り添い、大和なでしこであってこそ、娘役であり!」「つまりえーと宝塚の娘役というものは!」
次に「宝塚に於ける娘役の理想論」を語りだすほうしょうだい。
え。そこ?(笑)
「宙組の娘役さんは個性の強い人も多いので!」「あ、いや!それはそれでとても良いことであり!」「でもえーと大和なでしこタイプの娘役も宝塚にとって大事で!」「だけど、ときと場合によっては押したほうがいいよ、って話を!」「ほんとりんちゃんは大和なでしこタイプなので、個性の強い娘役の中に入ったときに、その!」「あ、でも!りんちゃんみたいな娘役は宝塚にとって理想的で!」「あ、でも!個性のある娘役さんも良いんですが!」「りんちゃんは大和なでしこタイプですが!」「だから宝塚の娘役とはこういった大和なでしこのように寄り添う人が理想的であり!」「えーと、ただ!押しを出していったほうがいい場合もあるんじゃないかと!」「そういった話を!」
なんだか「大和なでしこ」という言葉をものすごい回数、聞いた気がいたします。
あ、この「」内はあくまでもジュンタさんが受け取ったニュアンスです(え)実際の大ちゃんの正確な言い回しとは違うと思ってください(え)ジュンタさんのイメージとしてはこゆ感じだった、と(すすすみません)。
誠実な人だなあ、って思った。
爆走トークでありながらも、人を傷つけない言葉を選んで選んで、話してるんですよね。
あっきーに対してももちろんそうだし、「オレ様」の話もガンガンしてくれたし(笑)、とにかく大ちゃんの愛に触れられた1時間ちょっと、でした。
1時間ちょっと。
ええ。トークスペシャルなのに押したんですよ(笑)。
あの、仕切りの名人竹下典子でさえも、大ちゃんのトークを止めることはできなかったという。
あんなに「切るタイミング」を見計らって焦りまくる竹下さんを、はじめて見たような。
だって、句点がないんだもの大ちゃんの話!句点さえあれば竹下さんは話を切れるのに(笑)。
それほどまでに大ちゃんはサービス精神旺盛に、客席を盛り上げ、下級生を盛り上げ、一生懸命お話ししてくれたんです。
そのことに、すごく感動した。大げさじゃなく、ちょっと涙が出そうになるぐらいに。
りんちゃんもあっきーもそんな大ちゃんをにこにこと見つめていて、大ちゃんはそんな2人をにっこりと見つめ返して、3人の仲の良さもすごく感じさせてくれて。
りんちゃんは大ちゃんが言うとおりの大和なでしこで(笑)控えめで、でも役づくりなどではしっかりとした考えを聞かせてくれたし、あっきーも決して自分から率先して話を進めていくタイプではないのですが(最下でしたしね)、随分と頼もしい男役になってきたことが伝わってくる面を見せてくれたし。
楽しい楽しい1時間ちょっと、でした。
というような話で終演後も友と盛り上がり、遅い時間に帰宅しました。
ふと、メッセージカードをまだ見ていないことに気が付いたのです。ええ、最後に大ちゃん、りんちゃん、あっきーたちから手渡ししてもらったカードを。
美しい3人の並びにくらくらきて、もうそれだけで満足しちゃってたのよね。
封筒を開けると、橋。が、目に飛び込んできたんですよ。
カードの面積の半分近くを占める、巨大な「橋」が。
デカっ!
この画風……むしろ芸風(笑)は、鳳翔大画伯で間違いないですね。
そう。
最初はそれを、橋だと思った。
だが、よく見るとそれは、橋。ではない。
メビウスの輪?(素)
どこか捻じれている、でも必ず元に戻る。戻ってしまう。
かも、しれない。
え。どことどこがどこでどう繋がってるんだこれ?
しかも、どっちが手前でどっちが奥か、見れば見るほど分からなくなってくる。
遠近法という概念を打ち破る、その斬新な構図。
騙し絵?きっと騙し絵だよねこれ?(素)
だいいち、仮にこれを「橋」だとしても。そもそもこれには渡るところが。
……無い。
あの橋を、ふっ飛ばす以前に。
渡れない。
凡人には、こんな不思議な絵は、とてもじゃないが描くことはできない。
と、鳳翔大の底知れぬ偉大さに、打ちのめされたわたしだったのだが。
次に、あることに気づいた。
このカード、大ちゃんのメッセージしか書かれてないじゃん!
ふつートクスペのメッセージカードって、出演の3人がそれぞれに一言ずつ書いてるよね?
それが、当然のように大ちゃん1人の筆跡で書かれてあった。
その、あまりの当然感に、今まで3人でメッセージって思ってたのが自分の勘違い?と一瞬疑ってしまったぐらい。
「本日はトークショーにお越しいただきありがとうございます。
素敵なひとときになりますように…」
ここまでは、まだいいとしよう。
「大・あっきー・りん」
全部、大ちゃんの字やんw
ちょwww大wwwwww
すべてを「オレ様」大様が仕上げきったカードの。
余白。としか言いようのない部分に、りんちゃんとあっきーのサインだけは入れられていた。
いくらなんでもまさかこれは大ちゃん筆ではないだろう。
たぶん?
大ちゃん。
頼もしい上級生として、終始トークをリードしてくれた、誠実で優しい大ちゃん。
じゃなくて。実はただの。
……出たがり?(首をかしげてみる)
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