ちょっと待ったーーー!(byおおぞらさん)
キミ、まず正統派ではないんじゃ(笑)。

ウィズたからづか2011年11月号フェアリーインタビューに、みーちゃんが掲載されています。
http://with-takarazuka.com/fairy/2011/11/#000296
宙楽の前に、ちょっとこれのお話。

わたしは先に冊子を入手したのですが、最初に左頁の写真(ネット下の写真)の左手に噴いた。
なんですかこのおねいちゃんみたいな手は(笑)。

まあみーちゃんももちろん素はおねいちゃんなわけですが。
ご本人もお茶会で「(この写真が使われていて)びっくりした」ゆうてらっしゃいましたが。
いやかわいいけど。かわいいけどっ(笑)。

次に、タイトル「正統派の男役に意外性をプラスして」に首を傾げた。
正統派……なのか?
元々「正統派」ってカテゴリーには属さない人、な気がするんですが。

記事を読んでみると「目指している」って段階らしいから、で、そのうえで「意外性を持ち合わせていきたい」みたいだから、営業目標としてアリなのかなあ。



こういうインタビューを読むと、すごく不思議な気持ちになります。
なんかみーちゃん、真面目に考えてる人みたい(え)。

わたしねえ、春風弥里さんてとても「身体能力の高い役者」さんだと思ってるんです。
理屈は後づけな人だと。

身体能力が高い……考えなくても、身体が役の本質に近いものを捉えて、そこに動けてしまうというかね。
なにも考えずにそれなりの形に持っていける、逆に言うと最初はなにも考えてない(に近い)(おい)人だと思っています。
板の上に乗ってから、自分の演っていることの意味を考えてみる、みたいな。

いやそれなりに稽古中も考えてはいるんだろう、考えないで演ろうとしてるんじゃなく。
考えてるつもりでも、やはり頭脳派じゃない。頭脳派に見えるあの芝居は、感覚……勘、なんだと。
それでいて最初から「考えている」ように見えるから、この人ほんとすごい身体能力高いなあって思ってるんですが。

板の上に乗ってからの軌道修正っぷり……つまり実際に「やってみなきゃ分からない」状況から芝居って変わっていくものだと思うし、誰でもそうではあるだろうけど、みーちゃんのそれを見てると「みーちゃんて最初はなにも考えてなかったんじゃないか」って、よくよく思うのです(笑)。それぐらいみーちゃんの芝居って、初日と最後では別物なことが多いので。
最初からある程度の形になってるから変とは思わない、思わせない。でも、最終的に打ち出された役の形も見たときに、思い起こせば「あれ?あの最初の芝居って……??」、こうなります←

その辺も全部、天然だと思うんですよ(笑)。計算ではなく。
(ご本人は考えてるつもりでも、それとは別の部分で)最初からある程度の形を掴めてしまうのも、(無意識下に)その意味づけが後からどんどん加味されて役が膨らんでいくのも、(結果として)ともすれば初日と最後では別人になってしまうのも、天然ゆえ。
むしろ計算では、あんなことできない。勘、だと。

多分、ご本人はそんなこと微塵も思ってないんじゃ。さすがの天然さんというか。
と、インタビューでいろいろ語るみーちゃん(きっとドヤ顔←)が、とてもかわいかったのです。ふふふふ。

あなたは理屈の人じゃない。
ある種、天才なんです(え)。役者として、野生の天才なのだと。

コメント