2012年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<4月~7月・宙組『華やかなりし日々』『クライマックス』、5月~8月・星組『メモリアル・アゲイン(仮題)』『Celebrity』>(2011/11/18)

http://kageki.hankyu.co.jp/news/detail/54c47ddf3a9814981099b7fe423dc7fe.html


11月18日(金)、2012年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

宙組
■主演・・・(宙組)大空祐飛、野々すみ花

◆宝塚大劇場:2012年4月13日(金)~5月14日(月)
一般前売:2012年3月10日(土)
◆東京宝塚劇場:2012年6月1日(金)~7月1日(日)
一般前売:2012年4月29日(日)

ミュージカル
『華やかなりし日々』
作・演出/原田 諒

「狂騒の時代」と称された1920年代のニューヨークを舞台に、ヨーロッパから渡ってきた移民の青年の愛と野望の軌跡をドラマティックに描いたミュージカル。貧しい移民街からのし上がり稀代の詐欺師となって巨万の富を築いた男は、ショー・ビジネスの世界を次なる標的とし、劇場を手に入れようと画策するが……。大空祐飛が謎を秘めた詐欺師に扮し、独自のダンディズムと哀愁を十二分に魅せます。また、かつて一世を風靡した“ジーグフェルド・フォーリーズ”の豪華絢爛なレビューシーンも、見どころの一つです。尚、この作品は演出家・原田諒の宝塚大劇場デビュー作となります。

グランド・ショー
『クライマックス』
-Cry‐Max-
作・演出/三木章雄

“ショーはクライマックスの連続がふさわしい”―そんな思いを込め、華やかにバラエティ豊かに展開するショー。大空祐飛の魅力をあらゆる角度から引き出し、充実期にある男役の魅力をマックスでお届けします。また、この作品は第98期初舞台生のお披露目公演となります。

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バウのポスター画像が出たと思ったら、午後に2012年1作目の本公演ラインアップが発表されました。
担テキに、宙だけ触れておきます。

ピュアファンのかたにしてみたら、気が気ではないタイトル、なのかもしれませんが。
わたし、このタイトルを見たとき、真顔で思ったんですよ。
「ああ、野球もクライマックスシリーズのあとに、日本シリーズがあるもんね」

実際、大空さんの前にフラグなど無意味です。このタイトルに意味があるのかないのか、なにかの発表があるのかないのか、クライマックスシリーズのあとに日本シリーズが待っているのかいないのか、そんなことはそのときになってみないと分からない。
だからこの話はおしまい。

で、原田くん来た……。
わたしが原田くんに欠けていると思っているのは、パッションです。
破綻はない、小奇麗にまとまった作風。だけどそこには、「熱さ」が足りない。
何を訴えたいのか、それがいまひとつ伝わってこない。もっと言えば、何が叫びたくて演出家になったんですか?(素)
脳内から溢れ出るものを、外に出さずには生きてはいけない。だから、それを表現する。
クリエイターってそういうものだと思うんです。表現は必然、です。
それが見えないのが原田くん。
デビュー作である『Je Chante』を死ぬほど観た(笑)わたしの原田感です。
いや悪くはないのかもしれない。でも、新人のうちからなんだこれ……て脱力したのはたしか。もっとめちゃめちゃでもいい、俺これ叫びたいっっ!!!みたいなのが欲しいじゃないですか。特に新人作家であれば。
生徒が魅力的だから舞台は成り立ってます。カチャの魅力はすごく生きていた。
だけど、じゃあ原田くんの描きたかったことはなんだろうって考えても、分からないのですよ(笑)。
仲間内では「伝記」って言ってました。偉人の生き方を教科書のようになぞり書きしてる、みたいな。
二作目である『ニジンスキー』に於いても、その点は変わらなかったと思います。

わたし、破壊的なものが好きなので(笑)。

もっと叫ぼうよっっ!!!!!!

まあわたしのシュミはどうでもいいんですけど←

細かい演出の手法は、(嫌味じゃなく)綺麗な部分、巧いと唸らされる部分もあるんです。だからなおのこと、あのパッションの無さがほんとうに勿体ないの。でも、パッションってある種の「才能」、天性だからなあ(笑)。後付けでは無理よね。

逆に言うと、大空祐飛の魅力は、嘘偽りなく「十二分に魅せ」てもらえるんじゃないかと思っています。そういう、生徒がいくらでも味を付けられる作風が売りなのかもしれない。その点はすごく楽しみです。

まあ、パッションは置いておいたとしても、なんせ役が無い。
(伝記の)主人公の何年にもわたる人生をなぞっているので、かかわる人が少なくなってくるんですよね。一生を通じてかかわり合う人なんて、誰でもそういるものじゃあない。
『Je Chante』で言うと登場人物は、主人公、初恋の人でのちに再会したヒロイン、以上(え)。
1幕歌手デビューのときの相棒は2幕ほぼ居ないし、2幕で敵役となる二番手(目)は1幕の出番は一言(笑)(いや正確には二言ですけど)(どっちでもいいよ!)

バウ作品でさえ、下級生に仕事を与えられなかった作家です。
すみません80余人の大劇場書けるんでしょうか。か。か。かかか……か。
ものっそ不安。

しかも今回は「伝記」じゃないんですよね。完全オリゾナルになるのかな。
なら少しは役があるだろう……でも。となると。

え。書けるの?(素)

が、ここに「手」があるのですよ。

>また、かつて一世を風靡した“ジーグフェルド・フォーリーズ”の豪華絢爛なレビューシーンも、見どころの一つです。

はい、レビューの男、レビューの女、来たーーー!
少なくとも「出番」はあるか。『Je Chante』もレビューシーンは綺麗でしたよ、ええ。
組子がきちんと「芝居」をさせてもらえるのか一抹の不安は残りますが、次回バウの『ロバート・キャパ』を経てからの公演ということもあり、期待するしかないですね。

ちなみに『Je Chante』→『ロバート・キャパ』→(『華やかなりし日々』?)組。
美風・風莉・春風・鳳樹・綾瀬・百千・松風・星吹・桜音・星月・桜木・涼華

以外といるのね。殆ど役あった人いないけど(苦笑)。
二番手のみーちゃん、1幕の相棒いっちゃん、(きちんと描かれているとは到底思えないけど)ここまでは「役」としても、あおいちゃんは(役としての)出番は最後だけ、ちやちゃんですらまともな出番はなく、他の下級生は全員モブ……。これ、「バウ作品」だったんだけど。
楽しそうでしたけどね、ミュジカルナンバーを歌い踊る彼らは。でも「役」で考えたら、酷い話だったから。

『キャパ』、そして『華やかなりし』では頼みますよーーー。


三木先生は、宙組久しぶりですね。

>“ショーはクライマックスの連続がふさわしい”

自虐か(笑)。
いや、そんな三木ショー、わたしは嫌いじゃないですが。
てゆかショーが連続で来たーーーーーー!!
もうこれだけで嬉しいっ。

ショーがあるってほんとうにいいわ。本公演3連続でショーって、ほんとうに宙組は久しぶりで、大和時代以来。
ショーを我らに!やったーーー!

宙の初舞台公演は『薔薇雨』以来。
あのとき初舞台生だった95期が既に活躍している今を思うと、感慨深いものがありますね……。


なんにせよ、しあわせな公演になりますよう。

今の公演、相当しあわせだからな(笑)。うふふふふふふ。

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