キング・グラント@大ちゃんは、マフィアのボスです。
5人の子分@いち、まっぷー、あい、さお、かけるを引きつれクラブの顔役として幅を利かせ、そこで歌うかわいい女の子ジュディ@すみ花ちゃんに目をつけ、その権力を利用して手を出す…出そうとする、かな。
よくある設定。ありがちな、どこかで観た、聞いた……のは、まだいい。まだ。
なんでキングは笑いを巻き起こしてるんだ、客席に。それも、出てくるたびに。

ちょw大wwwだから。
ちょw大wwwに、元々そういうふうに、書かれてるから。
としか言いようがないんだけど。

考えかたによっては、いかにも大ちゃんって役、なのかもしれません。
かっこつけてるけど実は、どじっ子ボスでえす☆(きらり~ん!)みたいな。

これってアテ書きなんですか。

ちょw大www
大ちゃんが大ちゃんであるゆえに愛される、そのキャラ。
ちょw大www
かっこいいのに、かっこつけてるのに、そしてちゃんとかっこついてるのに、どこかでときおり顔を覗かせる愛すべきキャラ、ちょw大www

大ちゃんはたしかに、ちょw大wwwかもしれない。いや、ちょw大wwwだよ(認めないで!)

でも、ちょw大wwwなところがちらっと顔を覗かせる(こともときおりある)のと、ちょw大wwwとして書くのは、根本的に違うと思うの。
わたしは、後者をアテ書きとは思わないの。
むしろ間違ってると思うの。作者が。

たとえば、クラシコのロレンツォ侯爵。
貴族然とした気品の中にある大ちゃんらしいあたたかみと優しさと、彼が持つその優しさゆえのせつなさと、さらにそのせつなさをも超えての男性としての懐の深さと……これがアテ書きってものじゃないですか?
もちろん大ちゃんのお芝居あってこそではあるものの、まさに大ちゃんらしさを引き出せるような役だったと思うの。

なにもかも飲み込んで妻の名を呼ぶ、「クラウディア……」
その一言に籠められた情に泣かされるのよ!

だけど、入り込みすぎた大ちゃんは、ときにうっとりと白目を剥くのよ(!)

「クラウ……ディ、アっ…ん(とろ~ん)(白目)」

これが、ちょw大wwwです。そしてこれは、間違っても芝居の流れを損なったりはしない。ちゃんと泣かせてくれる。
その上で若干名が客席で、ちょw大wwwってなるかもしれないけど(なるのか)、そんなところがとっても大ちゃんで、だからそれで誰も爆笑なんかしないよ。ときにちょっと「もう、大ちゃんかわいいなあ」って、にやりとすることがあったとしても(あるのか)(たまにある←)、そんなのは一部マニア(なのか)の中での話だよね。
ロレンツォは常に美しくかっこよくそこに在ったもの。

キングは、ちょw大wwwとして書かれているの。
それで客席の爆笑をさらっているの。
いや、大ちゃんかわいいんだよ。あの美しさとかっこよさで、なのに常にヌケてるから、そのギャップがかわいくてたしかにおもしろいんだよ。

でも、なんか違うんじゃないかなあ、大ちゃんを最初から、ちょw大wwwとして書くのは……って、わたしは思うんですよね。

それを原田くんが「アテ書き」と思っているのなら、わたしは疑問を呈したい。

だけど大ちゃん、すごいなあって思います。
昔の大ちゃんなら、敢えて「おもしろいことやろう!」として芝居したら、空回ってた気がするんですよね(すみません!)力ばっかり入っちゃってね。いや天然成分も大いにあるとはいえ(あるのか)、キングは求められてるキャラを分かっててやってるだろうから。

それがね……。
キングったら、すっごいおもしろいのです!

どじっ子大ちゃんはまじかわいくておもしろい。かっこいいけどおもしろい。
大事なことなので二回言いますが(もっと言ってるような)、とにかくマフィアスタイルがめちゃめちゃ美しくかっこいいわけで!あれだけ笑われていながら(笑われて、言うな)なんせ見た目の美しさがハンパなく、あれだけ笑われていながら(だからry)かっこよさには一点の曇りもないので、まあこういう役もありかなあ……と思わせられたりもするんだけど。
いつも貴族、いつも王子様…よりも、たまにはこんな違った面を出すということも、もしかしたら大事なのかもしれない。これも本気で思ったりも、する。

かっこよさが崩れないのは、今の大ちゃんの力量あってのものだと思います。
芝居の技量というよりも、男役力、スター力。
男役としての在りかたが分かっている。そして、自分の見せかたをすごく研究していて、それが役づくりに反映している。
暴走しているようで、実はそこをきっちり押さえているから、スターとしてのかっこよさを崩さずに客席を笑わせることができる。

大ちゃん成長したなあって思うし(偉そうだよ!)、そんな大ちゃんを観られて嬉しいし(だからナニモノよ?)、わたしも思いっきり笑えるんです。大ちゃんに楽しませてもらってるんです。

だからって、原田くんが客席の笑いを聞いて「俺のアテ書きすげー!」って言うんだったら、やっぱりそれは大きな間違いだと思うの。


ちょw大www、に(たまたま)なってしまうのが、ちょw大www、の真髄です。

ちょw大www、として(もともと)書くものでは、決してないはずです。


原田くんとわたしは、ほんとうに気が合わないみたいですね(笑顔)。

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