大ちゃんのこと好き勝手に書いてしまったけどhttp://juntan.diarynote.jp/201204180800013068/、あれはあくまでもあの役に対してわたしが思わされたことであって、大ちゃんファンのかたが「ああいう大ちゃんを観られて嬉しい!」って思っていらっしゃるならそれでいいんですよね。
いまや「景子たん信者」みたいになってるわたしですが、(バウだったら昔から外れはない人だって思ってたものの、大劇では)え?ってこと多かったよ(笑)。とにかく、クラシコにガツンとやられてすっかり傾倒してしまったのですが(単純)、パラプリなんか完璧に怒ってたし。あれをアテ書きって言うつもりなら許さないからっ!って勢いで。
特にラルフ@みっちゃんの描かれかたにすごく納得がいかなかったんだけど、結局、最後にはラルフのかわいさにメロメロになってたからなあ←
最初は散々文句言ってたくせに、パラプリは「ラルフくん日記」の体だもん当時の俺(苦笑)。
ファンにとってよければそれがいちばんなんだと思います、役も、作品も。

だからいいんだけど……にしても壊れてますよね、この話(素)。
原田くん得意の「エピソードの羅列」。まあこれはいつものこととして、そのエピを投げっぱなしで全部放置してるから、物語が全然つながってない。それで辻褄が合わなくなって(というより合わせる気ないよね?)、人格破壊が起こってくる。
まあ基本、主演のエピばっかなので(他まで到底、手が回らないわけだ)、結果としてロナウド@大空さんがほんとうに大変なことになってるのですよ。
それをつなげているのが、大空祐飛のスター力です。考えて観ちゃダメ、ロナウド、人としてやばいから!

大空さんのかっこよさを堪能する。それでいい。

でも、恋人のはずのジュディ@すみ花ちゃん(先生!相変わらずいつ恋がはじまったのか分かりません!)(なのに急に「俺って実は貧しい移民!」と重大なことをあっさりコクりはじめるロナウドって一体)(←すみません最初「詐欺師!」と書いたら、そうは言ってないとご指摘いただきました)の放置と、信頼しているはずの弟分ニック@みっちゃんの放置と、何度も回想しているぐらい今の彼の礎となっているはずの幼い頃の友人ロイ@りんきらちゃんの放置は……ちょっとないわーー。

全部放置して、スキップして逃げてる場合じゃないだろう!
人として、それ違うだろう!
残されたジュディは?スポンサーが消えたら、ジーグフェルド・フォーリーズだってやっていけなくなる。ジーグフェルド@ともちんや下で働いてる子たちだって大変だろうけど、それは詐欺師の面の行動だから仕方ないのだとしても、本名の部分で愛していたはずのジュディはどうなるの?
一度は正義感でオーディションを蹴ったぐらい真っ直ぐな彼女が、このスキャンダルで苦しい境地に立たされるであろうことは容易に想像が付くけど、もうどうでもいいの?一緒に連れていかないの?
ニックは?警察に引っ張られても「口を割らなかった」弟分のニックは?自分だけ逃げて、長年の大切な仲間であるはずの弟分は置いてっちゃうの?刑事が自分のところに来た以上、「実は口を割った」裏切り者認定?
いや、原田くん全く考えてなさそう←

自分が突然いなくなることによって傷付くであろう大切な(はずの)人たちのことは、どうやらロナウドの頭には無いようなのです。じゃなくて原田くんの頭に無いんだと思います。
考えた末にそうなったらまだしも(それも困るけど)、考えてない、ただの放置の結果がこれらの現象を巻き起こしている、としかわたしには思えないのです。

それとも、詐欺師だから。自分以外の人間は、愛している(はずの)女も、信頼している(はずの)男も、騙すのが詐欺師。

……なの…?

せめて、ラストは。なんとかならないのか、とは思います。とは。


だけど、薔薇の花束を抱える大空さんの美しささえあれば、ほんとうにそれでいいのかもしれないな。

すべてが、それで救われるのだから。


所詮、部外者の戯言だしね……部外者、になっちゃったんだよなあ、わたし。淋しいけど。

二番手である(はずの)(それさえ「はずの」、ってどうなの)アーサー@凰稀さんも、刑事として詐欺師を追い詰める上で、もっとロナウドとがっつり対峙するようなとこあってもいいと思うの。表面で、だけなんだもの。あれではもったいないよ……。

なのに雷萌え(だけ)してる原田自重。

せっかくのジュディとアーサーの幼馴染設定も、「その事実」がそこにあるだけ。ロナウドも交えての関係をもうちょっと掘り下げるだけで、違ってくると思うんだけどなあ。

バウの大きさなら、そんな脚本の薄さも目に付かない、付かなかったのかもしれない。大きい箱で同じことやるから、薄っっすーーくなってしまうんだと思うの。一杯のコップに入った色水をそのまま大きなバケツに移そうとしたら、水で薄めて容積増やすしかない、みたいな。
放置されてる部分でいちいち話がブツ切れるから、どうにも気になるんだもの(苦笑)。と、そこでいちいち、ん?って我に返っちゃう。演ってるほうも大変だと思いますが、わたしも大変←


もちろんタカラヅカは人を、スターを、夢を魅せるところです。物語なんて二の次でいいんだと思う。
だから、そんな夢を魅させる部分を生徒の力(だけ)に担わせてるのは、タカラヅカとしてある種アリなのかもしれない。
それでもここまで頼りっぱなしって、やはり脚本家の仕事としてはなんか違うんじゃないかって思っちゃうんですよね。

原田くん、大空さんに足向けて寝られないよほんと。


ていうかね。

主人公、ロナウド。稀代の詐欺師。
で、ロナウド(少年時代)@もんち、そしてロイ@りんきらちゃん、ロイ(少年時代)@じゅまちゃん、って配役が出てましたよね。
後日。相関図に、ロイ(暴漢)ってなってるの見て唖然。

(苦笑)

これだけで先の展開、読めるやん!安いんだよ!


原田くんとわたしは、ほんとうに気が合わないみたいですね(笑顔)。

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