宙組大劇場公演が、あと2日で千秋楽を迎える。明日と、明後日と。

いや花組バウもだけど。これはサヨナラ公演じゃないから、うん。

宙組は、トップコンビをはじめとするご卒業のみんなと、組替えの二人を、大劇場から送り出す。


ここにきて、すごく堪えてます。
客席からお見送りはできません。わたしは隣のバウにいます。
いや、バウを選ばなかったからといって、わたしに大劇の客席に入れる幸運があったのかどうかはまた別として。

大好きな宙組の、ずっと見つめ続けてきたみんなの、ご卒業を、組替え最後の日を見送れないことが……ここにきて、しみじみ淋しい。


前に、今回の作品、芝居に対してうーん…どうなのかなあ……って話だけ書いて、そのまま終わってることが気になってます。
いや今でもいろいろ思わなくもない、部分はある。作品に対しては。


ただね。いつだったかな……。
たまたま、紅い薔薇を抱えて劇場に入ってくる、そして立ち止まっていとおしそうに舞台を見つめるゆうひちゃんが、よく見えるお席で観られたときがあって。そのとき

うわああああ、って。
堰を切ったように、涙が止まらなくなった。

ただもう、わけも分からないほどに泣いてしまったのです。

ゆうひちゃんがほんとうに美しかった。
歩いてくるさまも、舞台を見つめる万感の眼差しも、そのあと見せる背中も、ほんとうにほんとうになにもかもが美しかった。

歩いていくあとが、光の軌道となって客席を満たす、あの感覚。


作品がどうとか、キャラがこうとか。
なんかそんなのもうどうでもいいじゃん、みたいな。

あのときに劇場を支配するものって、もう理屈じゃない。


淋しいとか、哀しいとかではなく。
大空祐飛の美しさと、彼女が纏う静謐な光に、ただもう涙を止めることができなくて。


それから、どの場面でも、かわいい宙組の子たちががんばっていて。
温かな空気で、劇場が満ちていて。


それがすべてだよなあ、って、そんな結論。


やはりわたしは宙組が大好きです。愛しいです。


サヨナラショー、かあ。なにをやるんだろう。

気になる……。


わたしが宙担を名乗ってからはじめて、宙組千秋楽を観ないことになるんですよね。
あ、たかハナサヨナラのときはさすがに前楽(とパレード見学←)しか観られなかったけど。
他は観てきたので、自分がずっと見つめてきたつもりの生徒さんたちを、自分なりに客席でお見送りすることができた。

なのになあ。今回だってすごく思い入れのあるみんななのになあ。

なんで楽が重なるかなあ……だからあくまでもわたしに大劇場の客席に入れる幸運があったのかどうかはまた別として、なんだけど。

そもそも同じ日なのがつらいのよ……。


ご卒業のみんなに、組替えのみんなに、宙組と宙組ファンのみんなにとって。

しあわせな、最高にしあわせな一日となりますよう。

隣から、それを祈っています。


あと2日しかない。でも。
まだ2日もある。

楽しんでいきましょう!大劇も、バウもね^^

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