彼の横顔が好き。
決して高すぎない鼻と、ツンと尖った顎。
そして、彼が眼を伏せると。
それだけで、そこは舞台の一場面となる。

彼はほんとうに綺麗な人だ。
だが彼の価値は、美貌よりも、その光にある。

彼の光。

どんな舞台でも、彼はその光を存分に放っている。
透きとおった、美しい光。
熱ではなく、光。
ダイヤモンドのような、硬質の光。

その光に、私は喜んでひれ伏そう。
彼の光に、こうべを垂れよう。

ここは、美しい光に満ちた場所。
彼の美しい光に満ちた。
ひたすらに美しい場所。


どこのお茶会でもファンからの質問コーナーってあると思うんだけど、大和茶は珍しいことに質問の紙を全部籠に入れてそのままタニぃに渡すんですよね。

二つ折りにされたその質問の紙を、タニぃが細いしなやかな指で引く。ゆっくりと開けて、視線を落とす。
紙に目を通しながらちょっと難しい顔をして考えこんだり、ふっと笑ったりして、おもむろに質問を読み始める。

この一連の動作が、まるで舞台の一場面みたいなんですよ。
もー、すっごい美しいの。それで、ぐあんぐあん発光してるの。
お茶会という舞台でも、やっぱりタニぃは正しく大和悠河だから。

なかには、首を傾げたまま答えを出さず、無言で籠に戻される紙もあったりして。
私の質問じゃありませんようにって、祈り入っちゃうもん。
だって、自分の質問が読まれるってことは。

タニぃの唇が、自分の書いた言葉そのままに動くってことなんだもの。

崩壊。

タニぃが質問を選んで、タニぃが質問を読んで、タニぃが質問に答える。
タニぃの声だけえんえんえんえん聞いていられるの。

崩壊。

この方法だと質問の誘導もないし、タニぃの答えに突っ込みも入らないから、それ以上話が広がらないっていうのはあるかな?
タニぃの天然、もとい「ネ申」発言に上手く突っ込みが入れば、それはそれでおもしろいとは思いますが。

私?どっちがいーかって?

タニぃの声、いっぱい聞いてるほーがいー(笑)。

お茶会に来るファンなんてそんな煮えた人ばっかだから、いーんじゃないですか?

今回のお茶会では、お歌のプレゼントはありませんでした。
舞台でたくさん歌ってくれてるから、いーです。それで満足です。
私はコーラスでも、タニぃの声聞き分けられますよっ(だって、たまにみんなとズレてるしぃ)。


あなたの声が聞こえるだけで。
いや、あなたがそこにいてくれるだけで
私はしあわせだから。
それだけでいい。
それだけで、私はしあわせだから。


あ〜あ。ムラ行きたい……。タニぃに会いたい……(煮え煮え)。
4月22日(土)、大和悠河お茶会にいってまいりました。
場所は梅田のリッツ・カールトン大阪。もー、すげかった。足を踏み入れるのも恐れ多いよーな、ゴージャスなホテルっす。
エレベーターに、トイレに、貧乏人の私ゃーびびりまくり。付添い人?の緑野さん、kineさんからも「こりゃーこのホテル、経験しとく価値がある」と仰っていただきましたわ、ええ。

お待ちかねのタニぃはサン・ジョルディの仮面派手派手バージョンでの登場!殆ど怪しい仮面舞踏会の体。でもってスペインちっくに黒のスーツ、手には赤い薔薇!とか、それぐらいは覚えておりますが。
えーと、あとは詳しく報告されているサイトもいろいろあるかと思いますので、興味のあるかたはそちらをググってみてください(不親切)。私はタニぃのお顔を見ているだけでしあわせでしあわせで、細かいことは忘れてしまいました(頭悪っ)。

タニぃのお茶会といえば、「ネ申」発言ですね。
天然か、はたまた「ネ申」か。いえ、やはり「ネ申」なのですよ(真顔)。
そんな大和悠河の私テキ「ネ申」発言で、思い出せるものを挙げてみます。

まず最初にお断りしておきますが、質問の紙を開ける細い指に。組んだ長い足に。気高く美しい横顔に。くしゃっと笑うピュアな表情に。
そんなタニぃのすべてに私がぶっ壊れていたのは、言うまでもありませんことよ(ぽっ)。
ほっんと、すげー破壊力なのようナマタニオカさん。

では、大和会名物?質問コーナーより、ドゾ。

・今回の舞台の見どころは何処ですか?

「開会式ですね(きっぱり)」

ええっ。開会式なんだ。は、早っ。
物語のテーマとは、殆ど関係ないしぃ。
もう、そう言い切っちゃうタニぃが好きっ。

だって、この物語の後半って、戦争だか愛だか主題がブレてくるもんね。ヴィセントだって勝手に怒鳴ったりキレたり、なんだか度量狭いもんね。
そのあたりを考慮した、深い深い発言ではないですか。
開会式こそ、彼のかっこよさをいちばんアピールできるところ。
たしかにそーなんですよ。すばらしい。マジ、すばらしいっ。

・ヴィセントとジョルジュは、いつ親友になったんですか?

「そう、分かんないですよね。いつなんでしょう?(首かしげ)
……あれはね、ハリウッドで映画撮ってますよね。舞台には出てこないんですけど、それをジョルジュがずっと取材してたんですよ、たぶん。
そのとき親友になりました(にっこり)」

えええっ。ハリウッドから。は、早っ。
またもや言い切っちゃう、そんなタニぃが大好きっ。

私、「お前は写真を撮ってるだけだろ!」「所詮お前ら、ただの外国人なんだ!」って突如キレ出すヴィセントの台詞が、どーしても好きになれない。
そして、そのあとの「ジョルジュの子守唄」(「オスカルの子守唄」踏襲)と、「これからは俺も一緒に闘う」という彼の言葉を聞いて「カマラーダ」と認めるヴィセントの小ささに、ガクっとくる。
それにこれじゃあ、銃を持って一緒に闘うところからヴィセントとジョルジュの「親友」定義が始まる。そーゆーことにならないか?おかしいじゃん。
スペインに争いがおきた最初から、ジョルジュはカメラを通してヴィセントと同じものを見つめてきたのに。「ひとつの心」で固く結ばれていたはずなのに。

違ったんだよう!ハリウッド時代から親友だったのね。そこから紆余曲折(てか一方的にヴィセントがキレ出すだけ?)はあったものの、実はジョルジュが銃を持つ前から、闘いのずっと前から、ヴィセントは彼をカマラーダと認めてたんだ!(開眼)

あーーー、よーかったあ〜!っと。

・サン・ジョルディの日にちなんで。最近読んだ本を教えてください。

……長考。
……長考。
……えんえんえんえん、長考。

そして、おもむろに口を開く。

「最近読んだ本は、台本です(きっぱり)」

「てゆーか、何か面白い本ありますか?逆に教えてください。
あ、教えていただいたとしても」

「読むかどうかは、また別ですけどね(にっこり)」

またもや言い切っちゃう、そんなタニぃが大好きっ(リプライズ)。
本なんか一切読まなくていーから!そんなもん読まなくても、台本さえ表現してくれればいーから!頭と身体は別だから!

本能で役を創りあげる大和悠河ならではの、このすばらしい発言の数々!!

ドリーさんが、タニぃの芝居をこう言ったことがあるの。
「動物って、本能でなんでもやり遂げちゃうんだよね」
え。どっ、動物なんだ……。
でもこれ、役者にたいするすっごい誉め言葉だと受け止めております。
よく言うでしょ。「どんな名優も、動物と子どもには勝てない」って。
動物「で」子ども、だもんね大和悠河は。さらに「ネ申」だからね。
彼に勝てる者など、この世にいないということですね(だから真顔)。

なんかね、誉めてるんだか何なんだか、や、誉めてます誉めてますなんだけど。
一連の「ネ申」発言も、実はファンを楽しませようというリップサービス含む、もあるのではないかと。これはさらに真顔で強調。
この日も2回公演でぐったりのはずだし、しかも連日終演後も仕事だったりするみたいなんですよ。そんななかで急遽時間をつくってくれたタニぃに、心から感謝しています。
実際はすごく疲れていると思うの。それなのに嫌な顔ひとつ見せず私たちの前で笑ってくれる貴方に、アクセル全開でお話してくれる貴方に、ただただ頭が下がります。

しあわせでした。ほんとうにしあわせでした。

そう、ひたすらに。
タニちゃんラヴ(大崩壊)。
ぎんがみちゃんだよね?ね、これどー見てもぎんがみちゃんだって!

公式スターファイルが更新されました。
http://kageki.hankyu.co.jp/star/cosmos/cosmos_03.html

フォトアルバム。
1・ぎんがみちゃん(にしか見えません)。
星組85期、前回『ベルばら』では衛兵隊、新公は謎の男デュガゾン。その前の『長崎』では祭りの子どもから捕り手まで、新公は立さんの和泉屋庄兵衛。舞台では、たまに同期のまよっちに見えます……って、違うつーの!!
で、こーゆーのだけはポンポン出てくる私って、解任寸前でも星担なのよねえ。

2・『ネバセイ』マタドール。
実は『レヴュ伝』ミズの衣装らすぃ。そしてタニぃもおキニの衣装らすぃ。
私は民兵の地味な衣装のほーが、より大和悠河自身の派手さが引き立ってかっこいーと思うんだけど、やはりご本人は派手な衣装のほーが嬉すぃのだろーか。
でも、やっぱかっこいーけどな。マタドールって職業は大和悠河のためにあるんだって、この姿見て確信したもの(真顔)。

3・『ネバセイ』フィナーレアカレンジャーマタドール。
大階段からゴレンジャータニあひとも十七が降りてくるんだけど、彼らの衣装はみんな揃ってアカレンジャーなの(笑)。
でもねっ。大和悠河は元々アカレンジャーキャラなわけだから!
アカレンジャー中のアカレンジャーとして先頭で降りてくる、あそこのタニぃね!もう、めっちゃめちゃかっこいーんだからあ〜!(崩壊)

で、なんで1・だけぎんがみちゃんなん?(だから違)
それで、タニぃとぎんがみちゃんは被って、ぎんがみちゃんとまよっちは被るんだけど、タニぃとまよっちが被らないのは何故?(首かしげ)
宝塚歌劇音楽配信サービス「TCAミュージック」から、『不滅の恋人たちへ』主題歌「生きる喜び」が配信開始となりました。
http://www.tca-pictures.net/music/hot/index02.html

>今月は、大劇場公演最新作、中日劇場月組、バウホール2作品よりレアな音源をご用意しました!

(●▽●)<ボクのお歌がレアなんでつか?

さあ、みんなで視聴してみまそ。

♪生きる喜びあ〜ふ〜れ〜
  高鳴る胸は燃〜え〜て〜
  咲き誇るこの花の香に……

ふはっ。かなーり……キツ……や、その、アナタ今PCの音量下げませんでしたかっ?え?
し、失礼なっ!!なんてことをっ!

私?
そんな、アナタ。

さ、下げたわよっ。
映像の歌さえファンでもキツいのに(え?そーなんだ)、音楽配信ってえ!

でも、嬉すぃ(はあと)。¥150のしあわせ。タニぃ、愛してるわっ。

いいの。タニぃのお歌は、単体で聴くものぢゃないんですわっ。
総合力で勝負っす。
生の舞台なら、すげー上手く聴こえるのです。私はいつも「今日もオケが外れてるしぃ」と思ってますから!(私だけか?)

美しいヴィジュアルと大いなる暴走。これらがかけ合わさって、大和悠河のお歌はすべての人を惹きつける(断言)麻薬となるのです。
音楽配信、いーぢゃないの。あの光高速暴走ミュッセさまが、目の前に浮かんできますわっ(うっとり)。

あ、『不滅の恋人たちへ』の舞台観てないかた、お歌だけ聴くのは止めておいたほーがいーです。身体悪くしますよ(真顔)。
それでも、あなたがもしも。
そう、チャレンジャーなら。

ぜひ、ドゾ!

(●▽●)<ボクのお歌にメロメロでつよ!

でね。
ちょうどこの視聴部分の歌詞なんだけど、私が観た公演で、タニぃが間違えた回があったの。

♪燃える胸は燃〜え〜て〜(しかも字足らず)

連日毎公演、客席で己のワールドチェックに余念がなかったという太田センセが、この回の歌を聞いてタニぃに仰ったそーな。

それがタイトルっす。
(似たよーな言葉ばっか、お前の歌詞がややこしーんぢゃ!)(暴言)
えーと、誰が「下手そう」ですって?緑野さん、サトリちゃん(笑)。
http://diarynote.jp/d/22804/20060130

ししししし失礼な!タニぃのどこをどうとって「下手そう」などと!
ええ、ほんとに
>ジュンタン@爆裂タニぃファン、には悪いけど
ですわ。いえ、世の中のタニぃファンすべてを敵に回しますわよ。
もお、友だちがいのない人たちだこと、おほほほほほ。

「抱かれたい」男役。「抱かれたくない」男役。
>バトンは無理だよ、わたし友だち少ないから(笑)。
緑野さんが「友だち少ない」わけないんです。
こんなアホウなバトンに反応するアホウな友だちが少ない。いや、いないだろう、ってだけの話。
そして、他の人がスルーするであろうアホウなバトンに、唯一反応しそうなアホウとして、みんなの中で名前が挙がったのは私だった……らしい。
そして、このアホウの答えは決まっているの。

みんなが予想した私の答え。「抱かれたい」男役。
タニタニタニタニタニタニタニタニタニタニ!

こんなアホウに、誰もバトンは回さないでしょ(笑)。

アホウとして名前を挙げられていることなど露知らず、あの日記がアップされた次に緑野さんとお会いしたとき、真っ先に叫んぢゃったもん。
「ちょっとお、誰が『下手そう』なんですっ?!」
爆笑する緑野さんとkineさん。
「ほらあ、やっぱり反応してきたよ、ジュンタン」
いやその、だってタニぃファンとしてはですね、タニぃは下手そうだなんてそんな称号?はですね、えーとあのうそのう。
困りますっ!(きっぱり)

いや、いーんです、「下手」でも。
うーん、「下手」かもね。あ、あくまでも舞台のうえで大和悠河が創り出す幻想の人がですよ(当たり前です、誰もリアルタニの話とは言ってません)、上手そうか下手そうかって話をするとね、いやあ。「下手そう」な気も……するわ。

それがなんだと言うのでせう。愛こそすべてです。愛はすべてを凌駕するのです。
「下手」、それになにか問題が?(にっこり)

下手なくせにね、自分は上手いと信じてる男。
そんな俺ってイケてるぜ、ふっ、みたいな男。

……いやん、身悶えします。愛しいです。

それが自分の好きな男(役)であればなおさら、いえ、好きな男(役)であるからこそ。
そんな彼が、たまらなく愛しいのです。

そう、私の答え。「抱かれたい」男役。
タニタニタニタニタニタニタニタニタニタニ!
(予想を裏切らない真っ直ぐさですね)(にっこり)
理由は、私が好きだから。
ああ、愛あればこそ生きる喜び!ああ、愛あればこそ!愛ゆえに人は美しい!

ん?大嫌いな『ベルばら』、反吐が出そうなくらい聞き飽きた歌詞も、案外使えるわ(にっこり)。

と思いつつ。
「抱かれたくない」男役として私が思い浮かべた人、その理由は「下手そうだから」だったりするのですね。
あ、名前は伏せます。タニぃファンに下手そうとは言われたくないだろーし。
や、彼だってね、私からすれば「下手そうだから抱かれたくない」男役なんですけど、ファンはそんな彼が愛しいんだと思います。

てえ、渡されてもいないバトンを勝手に、かつ強引に奪いとる。
この暴走こそ、「暴走舞台人大和悠河」ファンクオリティでございますです、はい。
引き続き、大和悠河的人事論。

『DAYTIME HUSTLER』におけるトニー@タニを、緑野さんに否定された私は考えた。
トニーは美味しい役。それだけに、芝居が巧い人のトニーは、最初から結果は予想がつく。正しく美味しい、泣かせどころのあるトニーだ。
では、タニのトニーはどうなのか。
タニは引きだしに無い役を作りこんモノにするタイプの役者ではない。そして、タニの引きだしに、陰を必要とする黒いトニーは無い。となると、タニにトニーはこなせないことになる。それはあくまでも、そのまま普通に考えてだ。
しかしタニは、突如引きだしにないこともやってのけちゃったりする奇跡の人だ。
黒がハマる奇跡も起こしうる、それだけの妙なパワーを持った人なのだ。
いや、仮にだ。タニなりに作りこんだトニーの計算式が間違っていたとしても。白いトニーにしかならなかったとしても。想像もつかないようなトニーが飛び出したとしても。
引きだしに無い役に体当たりするタニは、それはそれは発光するの。これ、絶対だから。その光で、タニの創った役はすべて正解に変わる。
タニの暴走の価値は、そこにある。
きらきらと輝くタニのその姿こそが、すべてを凌駕する。
だから、トニー@タニもいけるんじゃないかと思うんですよ、緑野さん。

ただ。問題は、真ん中のかしちゃんも真っ白な人だということ。
ローリー先生@かしちゃんは、陰などみじんも感じない、白い、いい人だった。
かしちゃんは白くてきらきら。その横でタニもきらきらと白く発光しながら、どろどろの黒い役で暴走する。
この並びどうなんだ。これ、芝居としてどうなんだ。
真ん中も2番手も陰がない。これでは芝居が成立しないではないか。
だいたい、この並びだと、黒を黒として演じられないタニの暴走が浮いてしまう。
真ん中のかしちゃんは白で正しいのだから、2番手のタニに黒い役が似合わないことが、いちばんの問題ということなのだろうが。
いくら白いかしちゃんが正しくても、黒いタニが浮いたら芝居は壊れる。
『DAYTIME HUSTLER』のかしタニは想像でしかないが、これからこの2人はどの公演でも並ぶのだ。
宝塚の2番手に求められる色は、タニの色じゃないんだよ。だから暴走になるんだよ。
それでも、私はそんなタニの暴走をこよなく愛しているのだけれど、真ん中に真っ白なかしちゃんがくることは予想外だった。
宙組の新1,2番手は、2人して似合いすぎるくらい白が似合う人。被る、白が被る。
これではお互いの良さを殺しあってしまう。
そして、こういうとき損をするのは、トップよりも2番手と相場が決まっている。
タニが潰れる。
私は本気で心配したのだ。心配で心配で、その夜はなかなか寝つけなかった。
翌朝起きたら、ストレスのあまり、数時間にして唇の横にブツブツができていた。
マリー・アントワネットか、自分?
(や、一夜にして銀髪なんてかっこいーもんぢゃない、私はブツブツだからな)(かといって銀髪ぢゃ、現実にはもっとやばいが)

人事発表の5日後。ブツブツも治らないまま、緑野さん、緑野さんのまっつメイトさん、kineさんと、月組の東宝前楽をご一緒した。
そこで私は涙目で訴えたのだ。
「かしタニの並びはやばいです、やばいですって!」
kineさんはかしタニ賛成派。
「頭にお花咲かせてるよーな人、私好きですから」
私はさらに涙目になる。
「2人して頭にお花咲かせてどーすんですか!2人揃って白なんて!芝居が壊れますっ、タニが潰れますっ」

そのとき、緑野さんが言ったんだ。

「タニちゃんは何があっても潰れないよ。潰れるわけがない。タニちゃんはタニちゃんだもの」

え?え?え?
あ!あ!あ!(きらり!)
そーだよね、そーだよねーーーっ!!(にこにこにこにこっ!)

私が忘れてちゃダメぢゃん。

タニが潰れるわけないんだ!

色ではない2番手役を、光でこなしてきた人だ。それは、真ん中がリカちゃんだったからとか、たかちゃんだからとか、そんなことで乗りきってきたものではない。
タニがタニであるからだ。

そう、大和悠河が、常に大和悠河であるからだ。

真ん中の人と色が被る。恐れることなどない。

大和悠河は、常に大和悠河として、光り輝けることができる人なのだ。

あ。かしタニ、いけるかも。いや、いける、絶対いける。
だって、2人ともとにかく綺麗だし。白が被っても、真ん中のかしちゃんは正しいわけだし、タニは白く暴れるし。
きらきらと輝く、限りなく美しい1,2番手。これってすてき!すてきすぎるわっ!

それに、よくよく考えると。
かしちゃんの白は、アクのないすっきりした白。タニの白は、目に刺さりそうなとことん濃い白。白は白でも、被らない白かもしれない。
白が並ぶ。同じ白なのに、なにかが違う。
色が無いはずのこの色の、その並ぶ色味はどこか違っている。
こうなると、話は俄然おもしろくなってくる。
実際、ここまで美しく白くきらきらな1,2番手並びも、むしろ珍しいかもしれない。いまだかつてない新しさだ。きっと、新しいファンもたくさん付くだろう。

すっかり機嫌が直った、現金な私(笑)。
いやん、わくわく〜!どきどき〜!かしタニばんざ〜い!!
そして、緑野さんとkineさんと私は、かしタニ御披露目を見届けるべく、博多座での再会を固く誓ったのだった。てゆーか、その前に確実にムラか東宝で再会するって話だが(笑)。
や、機嫌は直ったが、ブツブツはすぐに治らない。ちっ。

貴城けいが貴城けいとして正しく機能し、大和悠河が大和悠河として正しく暴れてくれれば、宙組の未来は明るいのだ。

結論。宙組新1,2番手並びは。
貴城けい的にも、大和悠河的にも、そして宙組的にも。
すべてが正しく、最強に美しい。

12月21日。
この日、たかちゃんの事故があった。
私は『W-WING-』青年館千秋楽チケットを入手していた。
タカコンが観られなくなったことは残念だが、とにかくいちばん大事なのはたかちゃんの身体だ。
退団公演にも、今後の舞台生活にも、今後の人生にも。何の支障もありませんよう。
今はゆっくり休んでください。
たかちゃんの一日も早いご回復を、心からお祈り申し上げます。
20日に発表がある。
空席となる次期宙男1娘1と、花娘1について、ネットにそんな噂が流れだしたのはいつ頃だったろう。
といっても、何回もそんな噂で振り回されてきたのだ。今度こそ確実かどうかなんて、公式が出るまで分かりはしない。
それでも私はこの日、朝から胃が痛かった。

タニは?タニはどうなるんだろう。

人事の噂のひとつに、「タニが星に組替」というものがあった。
私、いちばん好きな組は星なんだよね。
宙は観てるとタニばっかになっちゃうからな。胸を張って「組として宙が好き」と言い切れない部分がある。
じゃあ、大好きな星組に大好きなタニはどうか。
だとね、嬉しいというより。
困るのよ、星組タニは。特出はいいの、組子は駄目。これは、自分勝手な感情で単にそれが嫌だから。
それにタニは、このままいつか白い宙組の白い王子さまとして、真ん中に立つべき人。だから、組替は駄目。これは、宝塚としてそれが正しいから。

もちろん、タニ宙組トップの噂もあった。でも私は、今この時期でなくていいと思っていた。
別に今のタニではトップになったら叩かれるからとか、もう少し時間をかけてからとか、そんなことは思っていない。
そんな話はもう何年も前から言われ続けているし、何年後でもタニはタニのままだ。
良くも悪くもタニでしかない。何年経っても大和悠河。変わりはしない。
今、トップになってもいい。だけど、何年か先でもいい。

今の劇団人事に「絶対」という言葉は、存在しないだろう。
それでもタニに関しては、私はかなり楽観視している。
大和悠河は何年か先だとしても、いつか必ず真ん中に立つ人だから。
というより、タニは真ん中にしか立てない人なのだ。いくら劇団が馬鹿でも、それくらいは分かっているはずだ。
最後は絶対にタニに相応しい場所……いや、本当はそれしか使いようがない真ん中に、タニを持ってくる日がくる。それは必ずだ。
だから、今でなくてもいい。瞳子ちゃんや、ミズや。上級生が順番を待っている間は、このままでいい。

それに、ニンじゃない2番手役に体当たりしながら悶えるタニに、私が悶えるんだもん。
2番手に求められる色は、本来のタニの色ではない。そしてタニは、暴走する。
それが仮に作品を壊しているとしても。
意外と不器用で、そして真っ直ぐなその姿は、器用に2番手を務める誰よりも(私には)魅力的だ。
もっとも私は、タニが作品を壊しているなんてぜーんぜん思っちゃいない。タニがタニである、その光こそが正解なのだから(イタいファンだからな)。
タニ自身がニンじゃないことに気づいていないらしいこと、その暴走っぷりも含め、ニンじゃないことがニンだという世にも珍しい2番手、大和悠河。

いつか必ず真ん中に立って、本来のタニである白い王子さまを演る日がくるのが明白である以上(私のなかでは明白なの)、今の場所のタニをもう少し観ていているのも楽しい。
きらきらと光りながら2番手役で暴走するタニには、全てを凌駕する強いパワーがあるのだ。この場所のタニが好き。
(あ、トップになったとしても好きだけどね、きっと)

だから、今回はこのまま宙2番手でいいと思っていた。
流れてくる噂の数々に、本当に気が揉めたんだ。
こっちがいくら気を揉んでも、劇団のなかではとっくに決まっていることではあるのだろうが。

神さま、タニちゃんをこのまま宙組にいさせてください。
トップはもう少し先でいいです。
いい大人が、お星さまにお祈り。いい大人が、その目はマジ。

人事第一報をメールで聞いたのは、夕方5時頃だった。
宙男1かし娘1るい。花娘1あやね。
真っ先に返信したのは、「組替は?」だ(笑)。
今のところ、発表は無いらしい。
ホッとしたのも束の間。

ちょっと待って、宙男1,2並びがかしタニ?!
これはまずいだろ、かなりヤバいだろ。
想像もしなかったかしちゃん宙トップという事態になって、あらたな心配が生まれてしまったではないか。

第一、トップがかしちゃんじゃダメだろ。
それじゃ、トップと2番手のカラーがかぶっちゃうよう。
私は「大和悠河というキャラクタを活かせるある種の方法」としてニンじゃない2番手は有効だと思ってるけど、それはトップをかしちゃんと認識しての意見じゃないよー。
と、緑野さんの言葉をタニ的にパクってみたりする(すみません)。
(元ネタはこちらhttp://diarynote.jp/d/22804/20051220

いや、本当に。
かしタニの並びはヤバいと思うんだ。

タニのニンじゃない2番手を安心して観ていられるのには、タニと色の被らない人、または薄くない人が真ん中にいる必要がある。
瞳子ちゃんでもいいし、ミズでもいい。
たかちゃんだって白いけど薄くはない。タニを受け止める濃い色は、内にあった。
かしちゃんは白くて、薄い。

かしちゃんが薄いっていうのは、悪い意味で言ってるんじゃないの。
白くて薄いアクの無さは、まさに真ん中の色だよね。
そんなかしちゃんは、トップが似合う人。
ただ、その横にこれまた白いタニが並ぶ。これだと被るよ。
かしちゃんがトップなら、2番手はタニじゃないほうがいい。
タニが2番手なら、トップはかしちゃんじゃないほうがいい。

あ、でも私はタニは白い、本当は真っ白しかできない人であるにしても、薄いとは思ってないけど。
天下の緑野さんに異議を唱えるのは、まったくもって恐れおおいのだが。
えーと。タニ、薄くないですよね?(真顔)

でも白だもの。2人とも基本が白なんだもの。

ついこの間観た『DAYTIME HUSTLER』を思い出してみた。
ひたすらいい人なローリー先生@かしちゃんが真ん中でしょ。
そして壮くんのトニーが……タニの役ですかっ。
うわ、絶対困るって、絶対ヤバいって!

トニーは美味しい役、でもタニちゃんにはハマらないよ。
前に緑野さんに、こう断言されてしまったけど。
そのときは反論したんだよ。
「タニが演れば、タニなりの味が出ますからっ。それで観客が引くことは、絶対に無いですっ!」って。

かしタニが現実味をおびてきた今、もう一度考えてみると。
……ヤバいかも。トニー@タニぃ。

文字数が半端になったので、いったん切ります。
(なんだよー少なすぎだよ、文字数!ブツブツブツ)
(その前に、文章を簡潔にまとめましょうね)
『DAYTIME HUSTLER』におけるかしタニ考は、また明日。

や、なんだかんだ言っても、私はトニー@タニぃもステキなはずだと思ってますけどね!(にっこり)
この日記の時間軸は狂っているので、今から書くのは2ヶ月近くも前のことなのだが。
その日は私は、東宝『炎にくちづけを』の新人公演を、ドリーさんと観に行った。
終演後、シャンテの前で立ち話をしていた私たちの前に、突然。

タニが現れた。

いや、突然などではないのだけれど。
新公の終演後すぐ上級生が出てくるのは当然のことで、私たちの前には会の人もスタンバイしていた。その時間にタニが出てきても、驚くことではない。

でも。
突然、だったのだ。
何も考えていなかった私のなかでは、突然。
タニが現れたのだ。

心の準備がないときに突然タニを見るのは、全く以て身体によくない。
タニが美しすぎて、可愛いすぎて。
息も止まりそうになるから。

タニはほんとうに美しい人だ。
よく、みんなで言い合うけれど。
舞台ではたいして綺麗に見えないじぇんぬさんでも入り出を見るとすごく綺麗よね、
私たちとは種類の違う生き物なのよね、なんて言うけれど。
それでも、普段化粧のタニの美しさは、別格だ。
サングラスもかけずナチュラルメイクのタニは、壮絶なまでに美しい。

ありえない。人間じゃない。リアル妖精。

こんなに綺麗なんだから、テレビの人でも充分通用するよな。
それだったら、タニももっと楽に生きられたかもしれない。
ただ綺麗な顔で立っていればいいんだもの。
お歌がどうとか、色気がどうとか、余計なことを言われずに済む。

私は思わず、ドリーさんに訴えたんだよ。
「ねえ、タニはあれだけ綺麗なんだから、タレントさんになればよかったのにね。男役を選んだばっかりに、苦労も多いしさ。テレビの人だったら、今頃もっと楽にスターさんになってたんじゃないの?」

「そうかな?私はこう思うよ」
そして、ドリーさんはにっこり笑って言ったのだ。

「タニちゃん、宝塚に入ってくれて、ありがとう」

その言葉に、私は本気で涙ぐんでしまった。
タニ、ありがとう。宝塚に入ってくれて、ありがとう。
そうだよ、ドリーさんの言うとおりだよ。
一瞬でも、「タレントのほうが」なんて思った自分を恥じたし、すんなりそう言ってのけたドリーさんをすごい人だと思った。

男役の大和悠河に足りないものはなんだろう。
きらきらで健康的なアイドルオーラはタニ最大の魅力だが、それは諸刃の剣で、時に男役としての色気に欠けるという泣きどころにもなる。
タニ自身は解っちゃいないのかもしれない。
舞台では、勘違いしたような恍惚の表情を浮かべているときがあるもの。
暴走タニ。
自分の色をいまひとつ解らずに、どんどん暴走していくタニ。
大人。色気。フェロモン。苦悩。耽美。
果敢に挑み、暴走する。結果、舞台をかなり微妙なものにしてしまうことすらある。

だが、その暴走こそ大和悠河だと、私は思っている。
タニが自分を解っていたら、ただのアイドルな男役で終わってしまう。
さっさとトップになって、さっさと退めて、「ああ、宝塚時代は綺麗なトップさんだったね」なんて言われながら、テレビに顔を見せていたかもしれない。
いや、中学生のタニが自分を解っていたら、そもそも最初から宝塚なんて遠回りをせず、すぐにでもタレントになっていたかもしれない。

困る。それは困るんだよ!
タニのいない宝塚なんか、今の私には考えられないって!

アイドルの色を生かせば、もっと簡単に生きられただろう。
それを解らずに暴走しはじめたタニは、暴走ゆえの違う魅力を持つことになったのだ。

どんなに暴走しても、タニ自身が発光体だから。
タニの光は、半端ではない。タニが常人とは違うのは、放つ光の量だ。
顔だけならテレビの人でいいのだが、タニが舞台人として抜きん出ていられるのは、圧倒的なその光があるからだ。
並みではない光ゆえに、間違っていても結果が出てしまうことが、ままある。
いや、勘違いな暴走と掛け合わさってこそ、タニの光はタニにしか成しえない色をもって、さらに輝くのだ。
計算しつくした人には決して出すことができない、想像もつかないようなところに、結果は出てくる。
もともと色気を持つ男役には、むしろ出せない。あの摩訶不思議な、宇宙の彼方レベルの耽美は。
それが、タニだ。

綺麗なだけの人なら、宝塚にだって他にもいる。
その人たちがそれだけで終わってしまって、タニがそれだけに終わらないのは、光の量の差、そしてタニが暴走し続けているからだ。
間違いとも言えるその暴走こそがタニの武器となって輝く、おそらく本人も意図しないところで。

単に美しいから、タニが好きなんじゃない。
美しいのに勘違いな暴走をはじめて、その暴走ゆえ微妙でもあるのだけれど、なのに光と暴走の化学反応が、結果としてそれを正解としてしまう。

そんなタニの底知れなさが、私をとらえて離さない。

だから、タニがタニを解っていないことは、舞台人大和悠河の魅力に繋がる。
そう考えているのだが。

それでも、突然目の前に現れたタニの美貌に、私はつい思ってしまったのだ。
こんなに綺麗ならば、テレビの人になったほうが、よほど楽だったろうにと。
ドリーさんの言葉がなければ、そのときの思いはそれで終わっていたかもしれない。
ドリーさん、ありがとう。
だって、タニが宝塚にいてくれていちばん幸せなのは、他でもない。
世界中の誰よりも、この私なのだから。

そして、タニへ。
宝塚に入ってくれて、ありがとう。
ここにいてくれて、ありがとう。
大和悠河でいてくれて、ありがとう。

間違っていても結果が出てしまうことが、ままある。
なんて言ってしまったけれど。
あなたは必ず、常に正解を出せる人になる。
あなたの持つ光には、それだけのパワーがある。
あなたの暴走という名の努力には、それだけの価値がある。

だから、大和悠河から目が離せない。

そして私は、大和悠河を愛し続ける。
「で、タニちゃんバウの集合日はいつなんですか?」
そう聞かれて、私は答えることができなかった。

韓国から帰ってきたサトリちゃんを囲み、kineさんと私で食事をしたときのことだ。
元星担で……『龍星』を見逃したサトリちゃん、韓国に行かなかったことで凹んでいるkineさん、タニオカ祭り大開催中で資格剥奪寸前の私と、各々の理由で星担自粛中の「単に星組が好きな人」たちの話題は、当然のように2日後に控えた星組『ベルばら』集合日に集中した。
配役はどうなるんだろう、まさか退団者出ないよね、そんな話をあれこれ言い合ったあとにされた質問である。

たぶん、どこかで見た。でも、忘れている。
だって、タニの主役は決まっている。そして、この公演で退めることは、まず無い。
主演者がタニだと、いつもの集合日に対する思いと、こうも違ってくる。

集合日は12月1日だった。こんな覚えやすい日ひちすら記憶できなかったのだから、よほど気に留めていなかったのだろう。
配役が発表された。当たり前だが、タニは主役のミュッセだ。
他の退団者もいなかった。
そのまんまの結果。

それでも、私にしては珍しく、配役と解説を穴のあくほど眺めた。
いつもは解説なんか読むよりも、まず舞台を観ればいいと思っているのだが、今回の公演は別だ。
ポスターの「美少年」が、いったいどうなるのかということは、とにかく気になる。

情熱的な恋、大人の愛、ニヒルな眼差し、勝手気ままな生活に明け暮れながら伊達男ぶりを発揮……。
これらのキーワードが、タニの引きだしに存在するのだろうか。
持ち味に無い役を、技量でこなす役者ではない。
タニのことをそう思っているこちらとしては、かなり不安が募ってくる。

それでも、真ん中に立つタニは、絶対に何かを見せてくれるはずだ。
それが何かは、まだ分からないけれど。
真ん中のタニが放つ何かを、私は見たい。

今。
今の大和悠河で見たい。

タニは下級生の頃から抜擢を受け、順風満帆にスター街道を突き進んできた人だ。
若くて可愛くて、きらきらのアイドルオーラを撒き散らす人。
実力のある上級生を押しのけ、早くからいろんな場所で使われてきた人。
その光で、それだけで、その場所にいるのだと一目で解る人。

そのまま簡単にスターさんになるかと思いきや。
いつの頃からだろう、タニはだんだん……なんだか妙になってきた。
自分の持つアイドルオーラを殺し、違う色を出そうとムキになっているようでもあったし、そもそも自分の色が解っているのかさえ疑問に思えたりもした。

進もうとする方向は間違っているのかもしれないが、そんなタニを見るのは楽しかった。
真っ直ぐで、一生懸命で。
光だけで平然と舞台に立っているようで、その裏で実はいつも愚直に役に取り組み、自分を変えようと必死なのだろう。
可愛いタニちゃんから抜け出そうと悪あがきしているかのようなタニ。
そして、大人の自分を上手く出せていると思い込んでいるかのようなタニ。
ただのきらきらアイドルだった頃より、ずっとずっとおもしろいじゃないか。

パリアは、タニの悪あがきがもたらした奇跡だ。
別に、突然芝居が上手くなったとは、全く思わないのだが。
偶然とか、事故とか。そんな類の物だったのかもしれない。
タニの真っ直ぐな心と、パリアの真っ直ぐな祈りが、呼び合った。
そのとき、タニの引きだしにはない部分の、骨太な、胸板の厚い男が生まれたのだ。
パリアは、可愛いタニちゃんでも、大人になりきれないタニちゃんでもなかった。
パリアは……大和悠河は、真の男だった。
奇跡は起きた。

確かな技術で役を物にするのも才能だろうが、奇跡を起こせる力を持てることは、それ以上の才能だ。
計算は出来ても、なにかが足りない人もいる。計算以上の物は出せない。
計算は間違っていても正解して、それ以上の物を見せてしまえる人がいるのだ。
タニのきらきらの光は少しも翳ることなく、確かな答えを得て、強く、より強く輝く。

だから、大和悠河は、最強なのだ。

最強の男が見せてくれる、最強の伊達男。
いや、また計算間違っちゃうかもしれないけど。
それでも、計算する過程こそは、奇跡への布石だ。
たとえ正しい方程式を知らなかったとしても、その愚直な努力は正解に辿り着く。
出てきた答えと、持てる光とが、とてつもない化学反応をおこす。
もう、タニに勝てる者は、誰もいない。
タニは、そういう人だ。

……そもそもタニは、計算なんか全く出来ないのかもしれない。

だけど、あなたは奇跡を起こせる人だ。
だから、あなたを見ていたい。

そして、あなたの光にいちばん似合う場所。
それは、真ん中なのだ。
真ん中のあなたは、必ず奇跡を起こす。そう、必ず。

大和悠河を見つめていたい。
どんな表情も、どんな動きも。
少しも逃さず見つめ続けていたい。

あなたの奇跡を信じているから。
それをこの目で見届けるため。
私はあなたを、見つめ続ける。
えーと。
私の中で、宙組公演は終わってませんから。
第3景で止まっておりました『ネオ・ヴォヤージュ』、続きます(笑)。

第4景「ファイナル・ヴォヤージュ」。
フィナーレ、好き。
大好き。

タカタニデュエットダンスが好き。
大好きだから。

下手からタニが出てきて、タカちゃんと踊りだしたとき、最初は驚いた。

ここは、ガイチでしょ。
ガイチの退団公演で、トップは同期のタカちゃん。ここは2人に踊らせるべきでしょ。
私たちは、そーゆー愛を退団公演で観たいんだよ。
タニじゃ駄目じゃん。違うじゃん。
いくら私がタニ好きでも、違うと思う。
だから、不満だった。今でも、どっちを観たいかって聞かれれば、「ガイチ」って答える。

でも、タニなんだもの。じゃあ、タニで楽しむしかない。                                                         

そう思ったとき。
タニのきらめきに。
私の心、すべてを。もっていかれた。

タニが出てきた瞬間。
きらきらの。きらきらの。
光が、射す。
その輝ける美しさに。まばゆさに。
隣のたかちゃんすら、もう見えなくなる。

きらきらの美しい粒子だけを選んで。選びぬいて。
神が創られた。
この世でもっとも完璧な造形物。
この世でもっとも美しいひと。

大和悠河。

真っ直ぐな、その眼差し。歪めた、その唇。流れおちる、その汗。
襟を持つ気高い指先も。空を蹴るしなやかな爪先まで。
すべてが比類なく。
美しい。

奇跡のように、美しいあなたが今。
奇跡のように、ここにいてくれる。
奇跡のような、この幸せに。
息も止まるほどの、この幸せに。
ただただ。心震える。今。この幸せに。

う、「デュエット」ダンスの感想になってない。
や、たかちゃんも見てますよ。えーと。たまには……。
だってえ、フィナーレの燕尾。
タニ、さいこーにかっこいーんだもん!
こーゆー、男役!みたいな顔で踊ってるタニが大好きです。

ここね。
ファンミや映像でもタニが繰り返し強調していた「スカっとさわやかに踊る」とこ。らしい。が。
タニオカさん、「スカっとさわやか」か?
眉間に皺よせて、苦悩する男演ってるよーに見えますが?
もし、タニ本人が「さわやかを表現しきってる」と信じてるなら。
たぶん、違うと思う。

でも、すべて正解だから!タニのきらめきには、それだけの力があるから!(力説)
あの美しい姿を前にして、どんな理屈が通用しますか?

あ、パレードの笑顔もね、好き!大好き!!だあいすきい!!!
こーゆータニは可愛くて、すげータニらしくて、好き。
最強の笑顔だと、しみじみ思います。
階段降りの爆裂歌唱?
は?何か問題が?(にっこり)

はっじめてのっ、ネオっ・ヴォヤージュっ!!たっびにでるっ、ネオっ・ヴォヤージュっ!!

なんて男らしー歌声なんでしょーねっ!(真顔)

目線も上手いのお。
オペラ越しだと、絶対私見てるって確信しますもん。
2階立ち見でも、そー思うから!(真顔)

ああ、今日もタニオカさんが、私を見つめてくれた。
うう、私に手を振ってくれてる。
あう〜、幸せ〜。(めろり〜ん)(てかお前、ほんと幸せなやつだな)

最初はめちゃめちゃ文句言ってたくせにね。
このショー、けっこー楽しんじゃった自分が恐い。
タニオカさんの場面については、微妙なとこもかなーりあるんだけど。
ほら、彼はその存在で、すべてを正解に変えちゃうから。
批判しよーがないのよ!(真顔)

結論。ひたすらに、タニちゃんラヴ。

(ジュンタ@タニオカ祭り爆走中)
東宝では月組始まってますが。いまだ、宙組引きずってるんで。
今から語ろー、『ネオ・ヴォヤージュ』!(笑)

なんてゆーんだろ、盛り上がりに欠けるつーか、暗いつーか。
オーソドックスな宝塚のショーってわけじゃない。
暗い……たぶん耽美な線狙ってると思われる場面。
それがことごとく、しかも微妙にずれてるよーな気持ちの悪さ。
いかにも、おぢさんが創りました、みたいな。

第1景「ニュー・ヴォヤージュ」。
開演前の舞台に「船首に人魚像のある船」が現れる。これでもう、萎えます。
えーと、これ人魚なのか?
気色悪いんだけど。
小学校のグラウンドにあった、トーテムポールにしか見えないんだけど(あ、今の小学校にもそんな物があるかは知りませんが)。

私の心は息絶えた。愛ゆえにお前を沈めて愛した。

恐いよお、呪いだ呪い。
なんだか心が冷えてゆく。
それでも、セイレーン@ハナちゃんと海賊@たかちゃんのデュエットダンスは美しく、物語の始まりを感じさせてくれるのだが。
たかちゃんの衣装、かっこ悪くないですか。
形悪い、特にズボン変。鬘も変。
微妙だ。

セイレーンの歌声で、眠っていた海賊たちが目覚める。
夢を求めて立ち上がる。

う。
海賊のなかに子どもが混ざってる。
そう、タニオカさんだ。
微妙だ。

ああ、パリア@タニオカさんは世界いち、オ・ト・コ!なのに。
どーしてショーになったとたん、こーもオトコ度が下がってしまうんだろー?
セイレーンを誘惑してる(つもりの)タニオカさん。
処女の顔になりきった、百戦錬磨の女に。
経験豊富な顔を繕った、キヨラカな男が。
愛を囁く。

あれ?
タニオカさん、完璧に振り回されてるし。
タニオカさん本人は、あまり振り回されてる自覚ないみたいだし。

や、好きですよ。そんなタニがね、好きなんだもん。
好きだけど、このダンス。
微妙だ。

ライトが明るくなり、激しいリズムが鳴る。
氷の世界が熱帯に変わる。男たちは生きる力を取り戻す。
故郷カリブの歌を、生きる喜びを、歌い踊る。
ここ好きい!大好きい!
パァーっと華やかになって。みんなの笑顔が眩しくて。
(はっきり言えよ、タニの笑顔が眩しーんだろ?はい、そーです、ごめんなさい)

なのに、何で最後。

私は忘れない。愛のとき。ひゅ〜う、ひゅるるる〜、ひゅるひゅる〜……。

セイレーンの呪いですか?
海賊たちを呪って、再び氷の世界に閉じ込めちゃううんだよね?

どーしてもそーとしか思えないの、ここ。
実は、海賊たちはセイレーンに祝福されて旅立つ……らしーんだけど。
心も凍るこの場面に祝福を見出そーと、すげー努力しました。
しかしながら、何回観ても。

祝福を感じることはできませんでした。

恐いよお、呪いだ呪い。セイレーンが呪ってるよお。
どーしてこんなに盛り下がった終わりかたなんだろーか。

第2景「リバー・ランズ・フリー」。
最初が問題?の「ハロウィン・マジック」。
や、ハロウィンマン@タニは、ほんとーに魅力的です。好きです。
でも、11/14に書いたけど、場面的にはどーなの?ここ。
ダークに持っていきたいの?何が言いたいの?
微妙だ。

ここからが、ひたすらタップ。
全4景のうち、ほぼ丸々1景がタップというのは、いくらなんでも長いだろ。
まず最初に、ラヴァーマン@たかちゃんのサンドタップ。
スーツ姿のたかちゃん、それはそれはかっこいーです。
だけど、このサンドタップがすげー中途半端。
前方席だと、たかちゃんの足元の砂が散るのが判る。きれー!
かっこいー!ここからっ!

ってとこで、サンドタップ終了。は?
うそーん!その砂場は、歌ういづみちゃんのお立ち台?に変わっちゃうのよ。
こんなんだったら、やんないほーがマシな気がする。

その代わりだかなんだか、ふつーのタップはやたら長い。
音もいまひとつ揃ってないし、えんえんえんえんと、しかもラインダンスまでタップにする理由が解りません。
『ソウル・オブ・シバ!!』みたいな使いかただったら、タップもスパイスになってかっこいーと思うんだけど。
ここまでやられたら、飽きますって。

ただ、リピートかけりゃ、タップ長いのは了解済みだから。
いちばん、「ワン・ツー!」「ショータイム!」なのも、この場面なの。
そのうちに、だんだん楽しくなってきました。
明るいみんなの顔が好き。
(はっきり言えよ、タニの顔観てりゃ楽しーんだろ?はい、そーです、ごめんなさい)

第3景「フォルテシモ!」。
「海の上のピアニスト」てゆー副題がついてる、恐ろしく長く、恐ろしく微妙な場面です。
まず、セットが微妙。
耽美(に、したさそー)な場面に、あのとほほな音符と、とほほなピアノはありえないだろ。
そして照明も微妙。そしてなによりも。

タニオカさんが微妙。

耽美(に、したさそー)な場面に、あのとほほなタニオカさんの顔はありえないだろ。

銀橋にピンスポ。
ぐあばっ!と起き上がる、記憶を失くしたピアノマン@タニオカさん。
苦悩に満ちてるらしーその顔は、具合が悪くなった急病人のよーだ。
と、やにわに。
劇場を揺るがす声で歌いだす。

ごごはどごおおーー?ぼぐはだでえええーー?
失くじだものざええ、解だないいいいーー!

や、マジで。
アンタ、だで?てか、誰?

私はタニの歌もぜーんぜん許容範囲内です、イタいタニオカファンですから。
にしても、ここであの音痴は致命的。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

さて。
船上のラウンジとやらで、ピアノ魔@ガイチに翻弄されるピアノマン。
思い出の女たちが、次々と彼の前に現れる。

ああ、そんなとーっても嬉しそーな顔で。
にこにこきらきら笑わないでくれ、タニよ。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

にこにこきらきら笑った、そのすぐあとで。
口を尖らせ、右眉をピクピクさせ、顔ぢゅうを歪めて悶えまくるタニオカさん。
渾身の力で振りまくのは。
毒。
らしい……。………。
何故か赤面してしまう私。
悶えまくりながら、「ぎぐえあああ!」「うおえわあああ!」とか叫ぶタニオカさん。

ああ、一生懸命大人の男ぶってるときに。
そんな子どもみたいな声出さないでくれ、タニよ。
耽美(に、したさそー)な場面、ぶち壊し。

でも。
苦悩に満ちるピアノマン@タニオカさんの姿が、仮に。
場面として全面的に間違っていたとしてもですね。

好き。大好き。

翻弄されるピアノマン@タニオカさんの毒が、たとえ。
どれだけ間違っていたとしてもですね。

真っ白な衣装に身を包み。
顔を歪めるタニオカさんの。

すべてが。
美しい。

即ちそれで。

正解に変わるのです。

ピアノが燃え上がり、船は炎に包まれる。
再び記憶を失い、倒れこむピアノマン。

白目剥いてセリ下がっていくタニ。
かなり、イッちゃってます。
空を掴む指先にいたるまで、イッちゃってます。

いーの。まるっとOK。
全部、アリです(理性大崩壊)。

で、第4景。
と思ったのですが、文字数が足りないよーです。

フィナーレ、好きだわ。

ええ。タカタニがね(にっこり)。

では。
タニオカ偏愛に満ちた『ネオ・ヴォヤージュ』語りは、まだまだ続く(にっこり)。
ニーズもないのに、書き続けますわ(にっこり、にっこり)。

(ジュンタ@タニオカ祭り大続行中)
11月19日、この日は『不滅の恋人たちへ』前売開始日……そう、そして公演ポスターの発売日でありますっ!(鼻息っ!)
公式で見るだけでうっとり〜なタニオカさんのあの画像のポスターですよ、ポスター!
デッカいタニオカさんですよっ!!
喜び勇んでキャトルレーヴに駆けつけましたっ!

……てのは、半分嘘ですが。
この日はkineさんが帰省されておりまして、サトリちゃんの帰朝報告会を兼ね、3人で食事の約束をしたんです。待ち合わせ場所にキャトルを指定なさったのは、kineさんだもーん。

しかしキャトルに着いた私は、お2人への挨拶もそこそこに、『不滅』のポスターの前ででれんでれん。

いやん、タニオカさんが。
私を。
見つめているっ!(鼻息っ!)

(てゆーか、カメラ目線なだけだから。落ちつけよ、自分)
なぜか、横に立つkineさんをバシバシ叩きだす私。手が止まらん。
買うわっ!ええ、もちろん2枚!1枚は部屋に貼って、1枚は保存用よっ!

「すみません、『不滅の恋人たちへ』のポスターくださいっ。えーと、2枚ねっ!!」
「はい。あ、……あちらの大きさでよろしいですか?」

キャトルのおねいさんが、展示してあるポスターを指す。
もちろんそれは、いわゆるポスターサイズ。

「えええ?!もっとデッカいサイズがあるんですかっ!!(鼻息っ!)(大こーふん!)
じゃあ、デカいほーのを2枚っ!!!」

「……いえ、あの。もっと小さいサイズなら。ございますが」

生温く微笑むおねいさん。

そ、そーだよね。ポスターだもんな。あはは……はは。

ポスター2本抱えて日比谷から帰ってまいりましたが。
あらためて広げてみると、ポスターったらデカいんですってば。
(これよりデカいのを買う気になってたくせに)
どこに貼るんだ、これ?

困ってたら、ドリーさんからアドバイスいただきました。

>ポスター貼る場所がないときは天井に。
>タニオカさんを見つめながら眠りにつくのですわ♪

だめ、だめっ!
タニオカさんを見つめていたら、一晩中まんじりともできませんわっ!(鼻息っ!)
それに違う、違うの。

タニオカさん、が。
私、を。
見つめているのですわ……!(にっこり)

にしても、この写真。
殆ど顔描いてないよね、タニ。すげー自信。
ほっんと綺麗なのよお〜!(めろり〜ん)
つーかさあ……。美「少年」としか言いよーがないんだけど。
だっ、大丈夫なんか?

>19世紀フランス文学界に実在した女流作家ジョルジュ・サンド、伊達男アルフレッド・ド・ミュッセの情熱的な恋をモデルに、大人の愛の物語を描く。

つまり。
「伊達男」の「情熱的な恋」で、「大人の愛の物語」……なっ、なんだよね?!

>パリの名門校に進学したミュッセは、やがて文壇に颯爽と登場し、その上品な容姿、ダンディな服装、ニヒルな眼差しは、女性の心を揺さぶるには充分だった。

「上品な容姿」うん、いーよ。
「ダンディな服装」う、うん、まあいーや。
「ニヒルな眼差し」え、えーと。あのう……。

>しかし彼は愛していた女性の裏切り以来、女性を蔑視するようになり、勝手気ままな生活に明け暮れながら、その伊達男ぶりを発揮していた。

「女性を蔑視する」「勝手気ままな」「伊達男」のタニオカ……。

う。
なんかすげー心配。
空回りするタニが目に浮かぶよーな……や、気のせい、気のせい。

いえ。
いいの、大丈夫。
いまや、どんなタニオカさんでも。

愛せます。

ええ、きっと!(にっこり)

緑野さん、「み」さん、ありがとうございます。
お2人の愛あって、タニオカさんの伊達男っぷりを観にいけます。
伊達タニ〜!大人タニ〜!(崩壊)

てゆーか、早くもタニギレなのよお。タニに会いたいの。会いたいの。
会いたいんだよおおおおお!!!!!(大崩壊)

さてと。
タニバウ遠征の裏番組『ベルばら』、1回くらいは観ておくべきですかね?
(これでも贔屓組は星と、まだ言い張る。や、星担改め「単に星組が好きな人」なんですけどね。て、kineさんの真似してみる)

(ジュンタ@タニオカ祭り改め、伊達タニ祭り大開催中)
『ネオ・ヴォヤージュ』ハロウィン・マジック。

あの場面、タニファンには人気あるみたい。舞台写真も、真っ先に売り切れてたし。
でも、私は単純に好きと言いきるのには、ちょっと抵抗があるんですね。

ダークなセット(でも、しょぼい)に、ダークなメロディ。
ハロウィンマンが、子どもたちを闇に誘う。
一転して明るいリズムに乗せて、ハロウィンマンの世界に引き込んでいく。そしていつのまにか、子どもたちは闇に飲み込まれ……。
童話の世界の裏にある毒気、明るさの奥にある残酷さ。そーゆー場面ですよね?

でも。
登場するハロウィンマンは、妖しさを漂わせて……ないしぃ。
音楽はダークで、タニ本人も妖しさ全開気分みたいだけど(妖しくありませんって)。
明るいメロディになると、そこはもー、タニオカワールド!
どの子どもよりも、可愛いの。すげー可愛い。明るく楽しそーに、子どもと一緒になって遊んでます。
タニにしか出せない魅力、めちゃめちゃキュートなハロウィンマン!
やっぱ好き!大好き!……だけど。
毒は、ない。

だいたいね、タニに半ズボン穿かせて、毒も何も要求するほーが間違ってる!演出家のコンセプトが解らん。
タニが悪いんじゃない。
ただ単純に「タニちゃん、可愛い〜!」ってうっとりするには、あまりにも中途半端すぎる場面展開に、どーにも釈然としない思いが残るんですよね。
とか言ってても、踊ってるタニにめろり〜ん、暗転前の特大ウインクにでろり〜ん、なんだけどね(笑)。
それでいーんだろーか……。……。

て、思ってた筈なのに。千秋楽で。
後ろ向きにスタンバイするハロウィンマン。
「闇に生きていけるか」
振り向くと。
衣装一面にパンプキンのアップリケをペッタペタくっつけて、右肩にはパンプキン人形、左手にパンプキンのパペット、右手は緑の怪獣?のパペット。
客席がどよめいた、その瞬間の。

タニの、ちょー嬉しそーーーな顔!!!

全身の血が、どあどあどあどあ〜と駆け巡りました。
(たぶん客席で「うーーー」と声を漏らした。あぶない奴)

そして。
パペットを得意げにぴょこぴょこ動かしながら、一緒にぴょんぴょん飛び跳ねるタニに。
誰よりも楽しそーに、何よりも幸せそーに、ぴっかぴかの笑顔を振り撒くタニに。

全身の血が、ぼこぼこぼこぼこ煮えたぎりました。

きらきら、きらきら輝いてるんだもん、タニ。
太陽なの!
世界最強だってば、あの笑顔!
他のとこで何がどー間違っていよーと、タニはあれでいーんだ……。

場面コンセプトなど、もー、どーでもいー。

私は、ただ単純に、ハロウィンマンが大好きと言いきっちゃいますっ!

パンプキンのパペットは、ハロウィンの日も左手につけてたの。
そのあとのトークショーで、「袖に入ったら進行のお兄さんに『左手のパペットと一緒に、(手袋だけの)右手も動いてたよ』って注意されちゃって。私、不器用なんだあ。左手だけ動かそーとしても、右手がつられちゃうんですう、あっははは〜」って、豪快に笑ってた。
あ、それで楽は両手にパペットなのね。
思う存分、両手ぴょこぴょこ動かしてたもんね(笑)。

結論。ハロウィンマン@タニオカさんの笑顔は、世界を救う。
(ジュンタ@引き続きタニオカ祭り大開催中)
ハロウィンに、ハロウィンマンに会いにゆけ!

10/31ハロウィン当日、東宝終演後にファンミーティング(てゆー名のトークショー)が、MXTV主催で行なわれました。 ゲストはタニねっ!
もー、月末に仕事休むの、どれだけ苦労したかって!
全部、パリアのせいです(きっぱり)。

最初に、緞帳をスクリーンにして「カフェ・ブレイク」タニの回を上映。
ま、画面大きくて楽しーけど。これ、家で暗記するほど見てるしな。と思ってたら、後半は記憶に薄い。
……あ、ショーの話題になるから、DVD止めちゃうんだった(笑)。そして、『炎にくちづけを』に戻して繰り返し見てるのだっ。
タニさえ克服すりゃ『ネオ・ヴォヤージュ』も楽しいぞ、などと大口叩いてはみても。
やっぱ、このショー基本的に好きじゃないんだよう。

映像のあとは、いよいよタニオカさん登場〜!MCは久路あかりさん。
銀橋の前に座ってくれるんだよお。近い、タニが近い、目の前だっ!(ハァハァ)
ね、パリアだと思ってるから「可愛い!」じゃなくて「かっこいー!」って言いたいじゃん。なのに。
タニオカさんったら。
ハーフパンツ穿いてきたんですねえ。
半ズボンですよ、半ズボン!
「(●▽●)かっこいーでつか?」
あんまり似合いすぎて、とほほ。
そう、『ネオ』のハロウィンの衣装を意識して、半ズボン……や、ハーフパンツにしたんだって。
真っ白のスーツ、ハーフパンツで真っ白のロングブーツ!
すげー……可愛いっ!!(結局、「可愛い」なのか)

とにかく、ほんとにほんとにすっげーーー可愛いのおおお!
お肌も透き通るよーに白く、つるんつるん。
言うまでもなく、ちょー小顔。足、長ーーーっ!で、細っ!
人間じゃない、たぶん妖精だ、絶対に妖精ですって、ええ。

「ちわー、大和悠河でえす!」
さばさば喋りだすタニ。
顔は可愛いが、喋りは男らしー(めろり〜ん)。
とにかく、みんなを楽しませよーといっしょーけんめー喋ってくれるの。それがめっちゃ伝わってきた。
うっすら汗まで掻いちゃって。
なんて、なんて!
真っ直ぐな人なのおおお!(でろり〜ん)(汗ばむタニに崩壊寸前)

その喋りね、なんかやたら擬音が多い。
たとえば、今回のパリア。

「最初にガッ!みたいな、死ぬ時ガツン!!っていって、お客さんにガガガ!!!って!」

身振り手振りで熱弁をふるわれるも、まったく意味不明。
あのお……長嶋監督ですか?(もちろん長嶋さんの生トークなど聞いたことはない)

本能なんだ。
パリア@タニは本能なんだ。
だから本人も「ガッ!ガツン!!ガガガ!!!」としか言いよーがないの。
思った通りよ!タニ自身がパリアなんだわっ!(思考回路崩壊)

「親友であるマンリーコのために命を落としても構わない、それぐらい彼を思ってるんですね」って、それ違うから!
そんなレベルじゃないから!
パリアの死は、人類レベルだから!
パリアこそ、ジーザスだから!

ジーザスは磔にされた時、己のことなど考えなかった。
ただ弱い者を哀しみ、赦し、救いを祈った。
そして彼は、神となった。
ほら!パリアだって、本人は分かっちゃーいない!
パリアは……いえ、タニオカさんはネ申なんです!(きっぱり!)(思考回路大崩壊)

「死ぬところでは……」
え、何、なに?教えて、パリア!
私の心を直撃する、あの場面で貴方は?!

「モヘモヘ」

……は???

「えーと、このモヘモヘ(と、素のサラサラヘアを指す。て今、モヘモヘぢゃないしぃ)も、ちゃんと綺麗に影に映るよーに気をつけてまあす!」て……。………。

でもね。
好きな台詞を聞かれて、「ジーザスって誰だ?」のくだりを素のタニオカ声でサラっと言ってくれたのっ。
もー、ここ一連の台詞は、私テキ「詔」だからっ!!
私は客席で、パリアの影のごとく崩れ落ちたのだった……。

ショーのたかちゃんとのデュエットダンス。
「スカっとさわやかに!を表現してます」
えええ?
あれは「スカっとさわやか」が演出家の意図なのか?
てか、タニ自身「スカっとさわやか」には見えないぞ?!
(スカっとさわやかにやりとげてくれれば、あんな微妙感はないと思うの)
(でも、いまやその微妙感すら愛しいの)

太田先生と木村先生の物真似もご披露くださって……が、元が分からんから、似てるのかどーかも全然分からん。
だけどね。
顔を真っ赤にして必死に真似するタニは、ひたすら健気で。ひたすら可愛いくて(どきどき〜)。
あかりさんによると、太田先生はかなり似ていて(楽屋で上級生相手に闇連したらしい)、木村先生は全然似てないそーだ。

なんで太田先生かてゆーと、来年のバウね。
「大人の恋のお話です!大人の!大人の!大人の!大人の恋!」と、声を大にして主張するタニオカさん。
たたたたたっタニオカ主演の「大人の恋?!」と私は大爆笑、いえ大感激!(てーことにしとく)
正月がどーした!這ってでもバウに行くぞおおお!と決意あらたにいたしましたっ!!
で、家帰って公式開けたら、ちゃんと書いてあった。

>19世紀フランス文学界に実在した女流作家ジョルジュ・サンド、伊達男アルフレッド・ド・ミュッセの情熱的な恋をモデルに、大人の愛の物語を描く。

なんだ、みんな知ってたのか。
で、何?伊達男て!
口尖らせて、右眉ピクつかせて。
「(●▽●)えっへん!伊達男でつ!ボクにピッタリでつね」
きゃああああ!恥ずかしいーーーっ!!
……絶対バウ行こーっと!!

他には、青年館『THE LAST PARTY』の話。
「同じメンバーで1年後に東京に行けて、ほんとーに嬉しーです」て!
相手役、月に嫁入りしたやん!どー考えても変わるやん!それくらい、ここにいる皆が知ってるつーの!

えーと、天然ですか?
それともやっぱり、ネ申ですか?

はい。
確実にネ申ですねっ!(きっぱり!)

最後に抽選会。色紙とか(目の前でサインしてくれるの)、サイン入りポスターとか。
焦りましたよ、当たったらどーしよーかと。
こんな汚い私ごときが、あの美しいかたから手渡しで物をいただくなどと!めっそーもない!

ええ、心配には及ばず。カスリもしませんでしたわ。

色紙はいただけませんでしたが。
ただただ。
タニオカさんからいっぱい、いっぱい、いっぱい幸せをいただいて、帰路につきました。

結論。私はそーとーな勢いでタニオカさんにやられているらしー。
こっ、こんな筈ではっ!!

あ、出まで見ちゃいました。
でね。でね。

ぴっかぴかに光る電飾パンプキンを胸にくっつけて出てきたの、タニオカさん!
素顔のリアルハロウィンマン!
あーーー、もー駄目!素敵すぎ!(めろめろ〜めろめろ〜)

カボチャがあんなに似合う人を、私は他に知りません(きっぱり)。

……壊れました。
タニちゃあああん、好きだあああああああっーーーーー!

(ジュンタ@タニオカ祭り大開催中につき、日記をバナナ色に染めてみました)
えーーと。
明日は誕生日なんです、私。

あのお。
今まで閉鎖的な場所(笑)で細々と日記を書いていたのですが、
思いきって表に出てみることにしました。
最初から狙ったわけじゃないんだけど、ちょーど誕生日なんで。
明日から、偏りまくった愛を叫んでみよーかと思う。

そう。
こっちにくるとき。
HOTEL DOLLYな皆さまから、たくさんのお力をいただきました。

ほんとーに、ほんとーに。
ありがとーございます。幸せです。

出会いって、うれしい。
ひとって、すてきだ。

で。
日記の名前。

「強いぞ!」

見ただけで、すぐ意味が解った貴方。
……たぶん、同志です。よろしくねっ!(ぺこり)

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